DENON &
Marantz
(D&M)
白河工場見学
(福島県 新白河駅)
2015年
10月某日に、
デノン、マランツ製品を製造している
福島県にある白河工場の
工場見学をさせて頂きました。
高品質が要求される
デノン、マランツ製品の
高品位モデルの数々は、
日本用モデルだけでなく、
海外向け製品も含まれ、
世界の各協力工場の
マザー工場である
創業32年を誇る、
白河工場にて製造されています。
敷地面積87,000平方メートルを超える
福島県の白河工場。
日本国内生産ならではの、
高精度・高品質な製造工程の数々。
独自の手法を盛り込んだ
創意工夫がされ、
工程も年々、改善されています。
白河工場のスタッフ全員が、
高品位な日本生産のプロ意識を持って、
オーディオ/シアター製品の数々を
お客様に安心して、ご使用頂ける様、
品質管理を限りなく高めています。
独自のノウハウが含まれる
撮影禁止エリアもありますので、
工場内の一部を、ご紹介致します。
<白河工場内>
工場内を見学中は、
静電気帯電防止の
専用作業着を装着します。
デジタル基板等、
専用機械による、自動組み立て。
機械による高速作業で、
数百点のパーツを数分で取り付ける
表面実装工程。
自動取り付け機械にセットする
小さなパーツ郡。
取り付けパーツの
種類やサイズによっては、
精度を高める為に、
取り付けスピード等も、調整されています。
クリームはんだ印刷により、
パーツ取り付け後は、
基板毎、素早く実装完了。
組み上がった基板は、
機械だけの判断検査でなく、
人の手と目による、
精密検査も行われています。
その機械や、パーツ類も
品質維持の為、
温度・湿度・静電管理・塵埃対策、等
日々、
確認・管理がされています。
<参考パーツ>
<アナログ・カートリッジ>
アナログ・レコード用の
カートリッジ製造は、
機械では出来ない繊細な作業な為、
ひとつの工程技術を
習得するのに、各3〜5年はかかります。
製造に使用される
その銅線は、髪の毛よりも細く、
触っても、その感触が感じられない程。
その銅線の、はんだ処理にも
細すぎるので、溶けない様に
高い技術が要求されます。
長年の経験を積んだ、
限られた職人の手によって、
精巧なカートリッジが完成しています。
<テスト・ルーム>
ピュアオーディオ、
ホームシアター製品の
簡易テスト用に、
それぞれ、試聴ルームも備えられています。
<製造されてきた、歴代の名機達>
工場内には、
オーディオの歴史を物語る、
歴代の名機の数々も、
飾られています。
<震災を乗り越えて>
2011年、
3月11日の東日本大震災において、
福島県の白河工場も被災し、
操業停止を余儀なくされていました。
しかし、
お客様の暖かいご支援と、
従業員の情熱により、
数か月後には、無事復旧を果たし、
これを機に、さらなる改善もされ、
製造業務を再開しています。
製造エリア以外の一部では、
現在でも、床が大きく傾いている等、
当時の名残が残っている所もあります。
<メイド ・ イン ・ 白河>
主な、日本向けの白河生産モデル
(2015年時)
<Marantz 製品>
プレーヤー
SA-11S3、 SA-14S1
アンプ
PM-11S3、 PM-14S1
ネットワーク・プレーヤー
NA-11S1
AVプリアンプ
AV8802A
<DENON 製品>
プレーヤー
DCD-SX1、 DCD-SX11、 DCD-1650RE
アンプ
PMA-SX1、 PMA-SX11、 PMA-2000RE
AVアンプ
AVR-X7200WA
アナログ・カートリッジ
DL-301/2、DL-103、DL103R、DL102、DL110
DENON、Marantz 製品
展示・体験試聴中!