NIRO1000
AMPRIFICATION ENGINES

2nd Secret

画期的なヒートシンクデザイン

ヒートシンクは音質にどういった影響を与えるのでしょうか。

一般的なアンプのヒートシンクは大きな長方形をしています。トランジスターで発生した熱は直近の放熱フィンで直ちに放射されますが、遠くの放熱フィンまでは熱が横方向に移動して、それから放熱フィンで放射されます。そのため、放熱フィンは十分に部材を厚くしなければなりませんでした。

PE heatsink

NIRO1000 Power Engine のヒートシンクは理想に近い形で構成されています。プッシュプルペアーを構成する二つのトランジスターを限りなく近づけ、その周りに円周放射状に放熱フィンを配置したため、発生した熱が直ちに全ての放熱フィンから放射されます。このヒートシンクは、4つのプッシュプルペアーを合わせるとちょうど円形の形状になりました。



PE gold plate

また、ヒートシンクは、高周波結合器によりセンタースリーブに取付けられています。この高周波結合器は、導電性のある非磁性体の特殊金メッキ合金でできています。さらに詳しくヒートシンクを観察していただくとわかりますが、プッシュプルペアーを構成するヒートシンク・ブロックの放熱フィン1本ずつの長さが異なり、これがスピーカー等からの音圧による共振を防いでいるのです。また、放熱フィンの上下に設けた3mm厚のut-resonans-plateによって完全にダンプされ、大きな音圧にさらされている状態でも、あらゆる帯域で一切共振を起こさないように設計されています。