ESOTERIC テクノロジー
MADE IN JAPAN
培ってきた高度な技術を結集し、独自のメカトロニクス技術を昇華
VRDS
左側 : 2003年に登場したメカニズム「VRDS-NEO」
右側 : 完全新規設計プラットフォームの「VRDS-ATLAS」
Discrete DAC
完全自社設計のディスクリートDAC、
それが『Master Sound Discrete DAC』です。
従来の36bitから大きく進化した64bitの高解像力を備え、
DSD22.5MHzやPCM768kHzの再生をはじめとする、
最新のテクノロジーに対応。
全ての処理を自社製FPGAアルゴリズムで行い、
汎用DAC ICを使わないディスクリート回路設計により、
細部に至るまでESOTERICの思想が貫徹されています。
64bitは36bitの約2億6800万倍の
驚異的な高解像度となります。
64bitの高解像度、圧倒的なパフォーマンス。
しかしスペックだけで
このDACの本質を語ることはできません。
『Master Sound Discrete DAC』が目指す真のゴール。
それは音楽の「躍動感」や、
「エネルギー」の完全なる再現です。
音楽とは、演奏家がパッセージに込めた情熱であり、
それは瞬間的・爆発的なエネルギーに他なりません。
アナログ信号の最上流であるDACにおいて、
集積チップよりも更にハイグレードなパーツ、
贅沢な物量を投入して、
よりパワフルなDACが創れないものか。
そんな想いが、ディスクリートDACに結実しました。
集積回路では表現できない大きな世界を伝えたい…
ESOTERICのトップエンジニアチームが、
プライドを賭して完成させた、まさに渾身のサウンドです。
ディスクリート構成ならではの贅沢な物量投入は、
その基板レイアウトで一目瞭然です。
信号伝達が等距離になるよう、
32組の回路エレメント
(回路エレメント8つ1組で1つのDACを構成し、
このDACをチャンネルあたり4回路で構成)を、
2つの円形状にならべて配置。
一つ一つのエレメントは、抵抗、ロジックIC、
電源回路などすべての構成部品を
32回路分独立させています。
32回路分が独立した贅沢な電源は、
音楽のエネルギーを余さずピュアに出力します。
また抵抗は、測定器などで使用される
超高精度部品をさらに選別することで公差を極小とし、
デジタル処理の精度を極限まで高めています。
部品の公差が演算精度に直結する
ディスクリートDACにおいては、
電子基板の製造にも
高度なノウハウと品質管理が求められます。
ESOTERICの自社ファクトリーは、
病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで、
無酸素炉でハンダ付けを行うなど、
世界有数の基板マウント技術を誇ります。
オーディオ、医療・航空宇宙・防衛関連の
電子基板製造で培った技術が
『Master Sound Discrete DAC』の高品質を支えています。
モノラル D/A コンバーター Grandioso D1X
ES-LINK
Analog
ESOTERIC独自の伝送方式
「ES-LINK Analog」は、
ハイスピードで強力な電流供給能力を誇る
送り手側のHCLDバッファー回路の
高性能を生かした電流伝送方式により、
信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、
信号をピュアに力強く伝送することが可能。
対応機器との接続により、
システムのポテンシャルを最大限に発揮する
アナログオーディオ伝送の理想的な方式です。
※接続ケーブルは一般的な
バランスケーブル(端子形状:XLR)ですが、
独自伝送方式のため、対応する機器以外では
ご使用できません。
ES-LINK
Digital
ES-LINKは、
HDMIケーブルを使って超広帯域デジタル伝送を行う
ESOTERIC独自のデジタルインターフェースです。
Grandioso P1X/D1Xでは、バージョンが「5」となり、
D1X側で受けられる信号は、
更にワイドレンジに進化しました
(最大:DSD 22.5 MHz、PCM 768
kHz/48bit)。
HDMIの複線構造を生かし、
「オーディオデータ」、「LRクロック」、「ビットクロック」
それぞれの信号をフルバランス方式で伝送。
通常のデジタル伝送と異なり、
送り手側での信号変調と受け手側での
復調のプロセスを必要とせず、DAC側の
デジタル処理負荷を大幅に軽減することで、
ピュアで理想的なデジタル伝送が可能としました。
プリアンプ
ESOTERICが求めるプリアンプのあるべき姿
ピュアな音質と自在な使い易さ。
この二つの課題を両立するため、
新たに独自の回路構成のアッテネーターモジュール
「Ultra Fidelity Attenuator UFA-1792」を開発。
固定抵抗の切り替えによる
メカニカルなアッテネーター回路が持つ
ダイレクトでピュア音質と、
可変抵抗によるアッテネーター回路が持つ
忠実かつ自在な音量調整という
二つの特長を併せ持つUFA-1792を、
ESOTERICのアイデンティティでもある
デュアルモノ、フルバランス回路に搭載。
刷新されたクアッド回路はオーディオ信号の
左右、正負の独立性を極めて高い次元で実現し、
UFA-1792による優れた音質と
0.1dB ×
1,000ステップという非常に滑らかかつ
正確な音量調整によって、全ての音領域が
スイートスポットといえるプリアンプがここに完成しました。
出力アンプおよび入力アンプには
モジュール化した新開発の
ディスクリート・アンプモジュール
「Integrated Discrete-Amplifier Module IDMー01」を採用。
回路を構成するパーツを自由に選定可能な
ディスクリート構成と最短距離で回路を構成できる
モジュールのそれぞれの利点を兼ね備え、
今後のESOTERICアンプの中軸となるアンプモジュールとして、
一貫したESOTERICの
ダイナミックかつ繊細な音を提供します。
確実にパワーアンプをドライブ。
入出力のバッファー回路の直近には
EDLC(Electric Double-layer Capacitor)アレイによる
安定化電源を搭載。
高い瞬発力と揺るぎない低域を可能とし、
プリアンプとパワーアンプ間で
音楽のダイナミズムを残すことなく伝え切り、
息を呑むほどのリアリティーで再現します。
さらに、ES-LINK Analog出力を搭載し、
Grandioso M1とES-LINK Analogに対応した
Xエディションのパワーアンプを
バイアンプ接続することも可能です。
電源別筐体型 プリアンプ Grandioso C1X
パワーアンプ
スピーカーのインピーダンスは、
再生する周波数の変化に伴って、めまぐるしく変化しています。
打楽器の衝撃と直後の静寂、連続する重低音など、
インピーダンスが急激に下降し、
ほとんど無負荷に近い状況が生まれることも珍しくありません。
こうした負荷状況の激変に対して、
つねにリニアに追随する電流供給能力がなければ、
音楽のダイナミクスを表現し切ることはできません。
Grandioso M1Xには、
パワーアンプ素子にエソテリック独自の
世界初※スーパージャンクション・バイポーラトランジスタ
「ESOTERIC SJ-BJT01」を搭載。
高耐圧と低オン抵抗を両立させた素子は、
大電流はもとより小電流でもスムーズに流れ、
繊細な信号からエネルギッシュな信号まで、
自然に再生することが出来ます。
※2020年8月に新日本無線・山梨大学より発表され、
「ISPSD2020」にて学術発表された
最新のトランジスタ技術を導入しました。
8Ω負荷時300Wから2Ω負荷時1,200Wまで、
理論値どおりのパワーリニアリティ
電圧増幅段、電流増幅段に
それぞれ専用トロイダルコアトランスを搭載
電流増幅段はコアサイズ3,000VA超の
大型ESOTERICカスタムトロイダルコアトランスを搭載
電流増幅段の電源部には、
60,000uFの大容量を誇る新規カスタムコンデンサを搭載
モノラル パワーアンプ Grandioso M1X
プリメインアンプ
音質の優れたディスクリートパーツは
年々入手が難しくなりつつあります。
自社一貫生産にこだわるESOTERICは、
ブランドのプライドをかけ、
新日本無線(株)とのコラボレーションにより、
厳しい音質基準と性能を満たす
自社専用MOSFETデバイスの開発に着手。
2年あまりの歳月を費やし、
ブランド初の自社専用MOSFETとなる
ESOTERIC MODEL200を完成させました。
ESOTERIC MODEL200は、
次世代のパワーデバイスと評価の高いハイテク素材、
シリコンカーバイド(SiC)を使った
パワーアンプ出力段専用MOSFETデバイスです。
一般的なシリコンデバイスと比較して、
低容量・低損失のため、
瞬間最大150A、連続78Aという
驚異的な電流許容特性をベンチマーク。
立ち上がりの早い大電流を自在に制御できるため、
低域の駆動能力に優れ、力強い音楽再生を支えます。
また、トランジェントレスポンス(過渡応答特性)が
大幅に改善されたことにより、高域も付帯音が極めて少なく、
どこまでも伸びやかで瑞々しい表現力を誇ります。
刻々と変化する音楽のダイナミクスに、
力強く、そして柔軟に、極めて自然に追随する、
まさにフラッグシップに相応しい
理想的なMOSFETデバイスです。
インテグレーテッドアンプ Grandioso F1
究極のサウンドを聴く