ESOTERIC
展示・体験試聴中
フラッグシップモデル
Grandioso
壮大な・堂々とした
SACD/CD
トランスポート Grandioso P1X SE
モノラル D/A
コンバーター Grandioso
D1X SE
SACD/CD プレーヤー Grandioso K1X SE
外部強化電源ユニット Grandioso
PS1
プリアンプ Grandioso
C1X
プリアンプ Grandioso
C1X solo
モノラル パワーアンプ Grandioso
M1X
モノラル パワーアンプ Grandioso
M1
マスタークロック ジェネレーター Grandioso G1X
SACD/CDトランスポート
Grandioso P1X SE
希望小売価格:4,290,000円/税込
デジタル再生の高音質化の最大の鍵はクロック回路にあるといっても過言ではありません。
ESOTERICは従来、汎用モジュールとしてパッケージ化されていたクリスタル発振回路にフォーカスを絞り、
フラグシップ・マスタークロック・ジェネレーター Grandioso G1X 用に
独自のマニュファクチュール・クロックモジュール「 Master Sound Discrete Clock 」 を完成させました。
このディスクリート回路の設計思想をデジタルプレーヤーの内蔵クロックに適用したのが、
SE モデルで採用された 「 Master Sound Discrete Clock for Digital Player 」です。
大型の水晶発振子など、厳選したディスクリート部品を使った独自の回路設計により、
汎用型のクロックでは実現できない、細部に至るまで
ESOTERIC の思想を反映させた高音質を実現しています。
また、外部マスタークロックジェネレーターGrandioso G1Xと接続し、
内部回路をさらに高精度な10MHzクロックに同期させることで音質をアップグレードすることも可能です。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」は、
中心周波数精度が厳格に±0.5ppm以内という素晴らしいパフォーマンスを誇ります。
しかし、ハイエンドオーディオにおいて、音質の優劣は、
時に数値化することが極めて困難な様々なファクターによって成り立っています。
ESOTERICのクロック回路は、素晴らしい精度が出ればそれで開発終了、という訳ではありません。
むしろ、基本性能を確定した後が、真の開発スタートです。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」で目指した音質は、
Artificial(人工的)なところを一切排除した、生々しい臨場感と、スリリングなダイナミクス、
一音一音に、より「音楽」らしい肌合いを与えるオーガニックなテクスチャーです。
エンジニアの理想を実現するため、ディスクリート設計の利点を生かして、
様々な回路パターンとパーツの組み合わせを試し、膨大な時間を掛けて試聴を繰り返して完成度を高めました。
クリスタル発振子は、振動することでクロック信号を生成するため、
マテリアルの物理特性と音質には深い相関関係があります。
サイズの大きいクリスタルは振動自体が大きく、
回路上の抵抗が大きくても発振余裕度が高く、振動が安定します。
原料となる水晶をゆっくり長い時間を掛けて成長させ、
理想的な電気物理特性を備えた大型クリスタル発振子をセレクトしました。
ESOTERICはプリント基板の製造も自社ファクトリー内で行います。
医療機関の手術室と同等クラスのクリーンルームにて、
基板へのパーツ実装は窒素炉を使って無酸素状態で行われ、
医療・計測機器や航空宇宙機器と同様の品質管理のもとに生産されています。
回路基板の銅箔、コネクターには金メッキを採用し、
トラック・パターンも最良の音質となる経路を複数の候補から選び、
アールの付け方など、細部にも徹底したこだわりを注ぎました。
SEモデルの主要なアップグレードポイントは、
さらに音質の要となるメカニカルハードウェアの変更も数点含まれています。
スパイクと受皿が一体となった、ESOTERIC独自のピンポイントフットは、
ピンポイントフット本体をボトムシャーシにねじ止めせず、
設置時にシャーシの自重で支えられる新しいフットに交換いたします。
広い面積を誇るボトムシャーシにピンポイントフット本体を
ねじ止めすることで生じる応力の集中を避けることで、より開放的なサウンドが生まれます。
そして情熱の全てを結集して完成したフラッグシップ、Grandioso。
P1X/D1Xは、威風堂々たる4筐体からなる
ESOTERIC最上級のデジタルソース システムです。
最新型のP1Xは、
新開発のスーパーオーディオCDトランスポート・メカニズム 『VRDS-ATLAS』を搭載。
独自のデジタル伝送『ES-LINK』はバージョン5に進化し、電源部も 大幅に強化。
その他クロック、シャーシの改良などで、音質面で磨きがかかり、
新時代に相応しい
進化を遂げています。
◆.
VRDSテクノロジー
ディスクを同径のターンテーブルにクランプして回転させ、 ディスク自身の回転振動やメカニズムの不要振動を徹底して排除します。 また、タ ーンテーブルでディスクの反りを矯正することで光学ピックアップとディスクピット面の相対光軸精度を大幅に向上させ、サーボ電流を極小化。 これらにより、ディスク読み取りエラーの大幅な減少と優れた音質を実現します。 ◆. NEOからATLASへ 『VRDS-ATLAS』は、VRDS史上最も静かで、
エレガント。
◆.
VRDS史上最高の剛性&
重量級コンストラクション
剛性と力強い音色を両立するSS400スティール製フレーム、ブリッジは大型化し、従来比127%(メカ単体6.6kg、ベース 部含め13.5kg)の重量級コンストラクションを 実現。 音質に悪影響を及ぼすあらゆる振動を極限まで減衰させています。 ターンテーブルは、 音質に定評のあるジュラルミン素材を採用。 スムーズな回転をつかさどるスピンドル軸受けには、新設計のスティールボールによる点接触の スラスト軸受けを採用。 摩擦や回転ノイズを極限まで抑える設計としました。 ◆.ワイド&低重心設計がもたらす振動の最適なコントロール
同時にターンテーブルの駆動方式を見直し、モーターを従来のブリッジ最上部からターンテーブル下側に移動することで、 振動が地面にアースされるまでの経路を大幅に短縮化。 機械的ノイズを圧倒的に低減することに成功しました。 ◆.
エレガントなトレーの機構動作
トレーは最も 共振が少ない形状にデザインされ、スムーズな開閉、驚くほど遊びの少ない精密なロックをサポー トします。 さらに特殊な振動吸収素材で音楽再生時のトレーの共振を最小限に防ぎます。 ◆.広帯域伝送を可能にする 最新鋭「ES-LINK5」
P1X/D1Xでは、バー ジョンが「5」となり、更にワイドレンジに進化しました(最大:DSD22.5MHz、PCM768kHz/48 bit)。 HDMIの複線構造を生かし、「オーディオデータ」、「LRクロック」、「ビットクロック」のそれぞれの信号をフルバランス方式で伝送。 通常のデ ジタル伝送と異なり、送り手側での信号変調と受け手側での復調のプロセスを必要とせず、 DAC側のデジタル処理負荷を大幅に軽減することで、ピュアで理想的なデジタル伝送が可能になりました。 ◆.メインユニット/電源ユニットの2シャーシ構成 P1Xは、フラッグシップモデル伝統の本体と電源部を分離した2シャーシ構成を採用。
各回路(サーボ回路、ドライブメカ駆動回路、デジタル出力回路、クロック 回路)へクリーンでパワフルな電源を供給します。 ◆. 更に進化した電源部 ローフィードバックDCレギュレーター
フ ィードバック量の低減で、瑞々しいエネルギー感と開放感溢れるサウンドを獲得し、高音質に更なる磨きがかかりました。 ◆. EDLCスーパーキャパシターを各部に採用
システムで 使用するEDLCは、P1Xが合計38本 (合計容量 1,400,000μF=1.4F)。 電源の容量を最大化することで、低域の解像度などに目覚ましい音質 向上を遂げています。 ※EDLC (Electric Double-Layer Capacitor): 主に電気自動車産業向けに次世代のパワーデバイスとして開発されたコンデンサ ーで、その驚異的な大容量が注目されている最新技術です。 ◆. Grandioso Custom VCXO II 搭載
従来のデバイスから内部回路パターンや使用部品を変更し、更に音質を吟味して開発され、音質向上に大きく貢献しています。 また、従来通り、マスタークロックジェネレーターGrandioso G1と接続することで、さらなる高音質再生を追及することもできます。 ◆. マルチレイヤー構造のシャーシを採用
電源トランスとその他のコンポーネントをそれぞれ別のレイヤーに固定し、立体配置することで、各コンポーネントの相互干渉を防いでいます。 また、剛性の高い重量級肉厚アルミパネル・エンクロージャー、ESOTERIC独自のピンポイントフット(特許第4075477号、第3778108 号)により、微小振動を極小としています。 ◆. セミフローティング構造のトップパネル
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モノーラルD/Aコンバーター
Grandioso D1X SE
希望小売価格:4,290,000円/税込
デジタル再生の高音質化の最大の鍵はクロック回路にあるといっても過言ではありません。
ESOTERICは従来、汎用モジュールとしてパッケージ化されていたクリスタル発振回路にフォーカスを絞り、
フラグシップ・マスタークロック・ジェネレーター Grandioso G1X 用に
独自のマニュファクチュール・クロックモジュール「 Master Sound Discrete Clock 」 を完成させました。
このディスクリート回路の設計思想をデジタルプレーヤーの内蔵クロックに適用したのが、
SE モデルで採用された 「 Master Sound Discrete Clock for Digital Player 」です。
大型の水晶発振子など、厳選したディスクリート部品を使った独自の回路設計により、
汎用型のクロックでは実現できない、細部に至るまで
ESOTERIC の思想を反映させた高音質を実現しています。
また、外部マスタークロックジェネレーターGrandioso G1Xと接続し、
内部回路をさらに高精度な10MHzクロックに同期させることで音質をアップグレードすることも可能です。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」は、
中心周波数精度が厳格に±0.5ppm以内という素晴らしいパフォーマンスを誇ります。
しかし、ハイエンドオーディオにおいて、音質の優劣は、
時に数値化することが極めて困難な様々なファクターによって成り立っています。
ESOTERICのクロック回路は、素晴らしい精度が出ればそれで開発終了、という訳ではありません。
むしろ、基本性能を確定した後が、真の開発スタートです。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」で目指した音質は、
Artificial(人工的)なところを一切排除した、生々しい臨場感と、スリリングなダイナミクス、
一音一音に、より「音楽」らしい肌合いを与えるオーガニックなテクスチャーです。
エンジニアの理想を実現するため、ディスクリート設計の利点を生かして、
様々な回路パターンとパーツの組み合わせを試し、膨大な時間を掛けて試聴を繰り返して完成度を高めました。
クリスタル発振子は、振動することでクロック信号を生成するため、
マテリアルの物理特性と音質には深い相関関係があります。
サイズの大きいクリスタルは振動自体が大きく、
回路上の抵抗が大きくても発振余裕度が高く、振動が安定します。
原料となる水晶をゆっくり長い時間を掛けて成長させ、
理想的な電気物理特性を備えた大型クリスタル発振子をセレクトしました。
ESOTERICはプリント基板の製造も自社ファクトリー内で行います。
医療機関の手術室と同等クラスのクリーンルームにて、
基板へのパーツ実装は窒素炉を使って無酸素状態で行われ、
医療・計測機器や航空宇宙機器と同様の品質管理のもとに生産されています。
回路基板の銅箔、コネクターには金メッキを採用し、
トラック・パターンも最良の音質となる経路を複数の候補から選び、
アールの付け方など、細部にも徹底したこだわりを注ぎました。
オリジナルマスター・サウンドを目指した完全自社設計ディス クリート DAC、
それが「 Master Sound Discrete DAC 」です。
自社製 FPGA アルゴリズム とディスクリート回路設計により、細部まで ESOTERIC の思想が貫徹されています。
このオリジナリティーに溢れた新しい DAC プラットフォームは、
Grandioso D1X に初めて搭載され、音楽の躍動感やエネルギーを余すところなく表現するサウンドにより、
ディスクリート DAC の潮流に新しいマイルストーンを打ち立てました。
Grandioso D1X SE 、 K1X SE においては、 FPGA アルゴリズムや DAC の回路設計はそのままに、
ESOTERIC オリジナルの増幅モジュール IDM 01 をはじめ、
アナ ログフィルターの抵抗やコンデンサーなど、
アナログ回路のディスクリートパーツをブラッシュアップすることで、
より生々しいライブ感、聴感上のダイナミクス向上、
よりオーガニックなテクスチャーを備えた、更にハイレベルの音質を目指しました。
今回SEモデル用DACアナログ回路のディスクリートパーツ選定にあたり、
Grandioso D1X、K1Xのオリジナルモデルが登場した時期にはまだ存在していなかった
ESOTERIC独自のモジュールを採用しました。
2020年に登場したGrandioso C1Xは、増幅回路の心臓部にESOTERICのために
特別に開発されたアンプモジュール「IDM-01」を採用しました。
IDM-01は、素材や回路パターン、レイアウトまで全てを吟味することで、
アンプをディスクリート回路で構成するのと同じようにESOTERICのサウンド・フィロソフィーを徹底させるとともに、
集積回路の利点を生かした極めて短い信号経路により、
音楽の躍動をダイナミックかつ繊細に増幅することができます。
このIDM-01をはじめ、アナログフィルターの抵抗やコンデンサーなど、
アナログ部のパーツ選定を吟味し、試聴を繰り返すことで、
更に高いレベルの音質を追求したのがSEモデルです。
SEモデルの主要なアップグレードポイントは、
新しいディスクリート・クロック「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」の搭載、
「Master Sound Discrete DAC」のアナログ回路のアップグレードです。
そして、さらに音質の要となるメカニカルハードウェアの変更も数点含まれています。
スパイクと受皿が一体となった、ESOTERIC独自のピンポイントフットは、
ピンポイントフット本体をボトムシャーシにねじ止めせず、
設置時にシャーシの自重で支えられる新しいフットに交換いたします。
広い面積を誇るボトムシャーシにピンポイントフット本体を
ねじ止めすることで生じる応力の集中を避けることで、より開放的なサウンドが生まれます。
そして情熱の全てを結集して完成したフラッグシップ、Grandioso。
P1X/D1Xは、威風堂々たる4筐体からなる
ESOTERIC最上級のデジタルソース システムです。
モノブロックD/Aコンバーターの最新作D1Xは、
ESOTERIC初となる完全自社設計の
64bit DAC回路「ESOTERIC Master Sound Discrete DAC」を搭載。
独自のデジタル伝送 『ES-LINK』はバージョン5に進化し、電源部も大幅に強化。
その他、出力バッファーアンプの強化、
クロック、シャーシの改良などで、音質面で磨きがかかり、
新時代に相応しい進化を遂げています。
◆.
Master Sound Discrete DAC
従来の36bitから大きく進化した64bitの高解像力を備え、 DSD22.5MHzやPCM768kHzの再生をはじめとする、最新のテクノロジーに対応。 全ての処理を自社製FPGAアルゴリズムで行い、汎用DAC ICを使わないディスクリート回路設計により、細部に至るまでESOTERICの思想が貫徹されています。 ◆. 高解像度64bitの処理能力 ESOTERIC史上最高となる64bitの高解像度を獲得。
※64bitは36bitの約2億6800万倍の驚異的な高解像度となります。
◆.
DSD22.5MHz/PCM768kHzに対応
◆.目指したのは音楽の躍動感、
エネルギー感の完全なる再現。
それは音楽の「躍動感」や、「エネルギ ー」の完全なる再現です。 アナログ信号の最上流であるDACにおいて、集積チップよりも更に ハイグレードなパーツ、贅沢な物量を投入して、よりパワフルなDACが作れないのか?…そんな想いが、ディスクリートDACに結実しました。 ESOTERICのトップ・エンジニア・チームが、プライドを賭して、回路パターンと構成する部品の全てを徹底的に吟味して完成させた、まさに渾身のサウンドです。 ◆.
贅沢な物量投入と強力な電流出力能力
このDACをチャンネルあたり4回路で構成。 合計で32個の回路エレメントは、抵抗、ロジックIC、パワーサプライなど、全ての構成コンポーネントを合計32回路分独立させる贅沢な構成を採用。 抵抗は、測定器などで使用される超高精度部品を選別して使用。 また、 32エレメントが全て独立した電源回路により、音楽のエネルギーを余さずピュアに出力できます。
◆.広帯域伝送を可能にする 最新鋭「ES-LINK5」
◆.独自の電流伝送強化型出力バッファー回路、
ESOTERIC-HCLD※ 従来の倍となる物量を投入してアップグレードしています。
ハイスピードで強力な 電流供給能力を誇り、信号をピュアに力強く伝送することが可能。 ◆. デジタル回路とアナログ回路の分離を 電源部まで徹底し、高音質を追求
◆. 更に進化した電源部 ローフィードバックDCレギュレーター
◆. EDLCスーパーキャパシターを各部に採用
使用するEDLCは合計50本 (合計容量1,300,000μF =1.3F)。 電源容量を 最大化することで、低域の解像度などに目覚ましい音質向上を遂げています。 ※ EDLC (Electric Double-Layer Capacitor):ハイブリッドカー向けに開発され、大容量が注目される最新コンデンサー。 ◆. ソースに合わせて多彩なD/Dコンバート
DSDデジタルフィルターのON/OFFも可能。 ◆. MQAコーデックにも対応
※ 2020年4月20日対応。 ◆. DSD22.5MHz、PCM768kHz/32bit、 アシンクロナス伝送対応のUSBオーディオインターフェース Grandioso Custom VCXO II 搭載
また、従来 通り、マスタークロックジェネレーターGrandioso G1と接続することで、さらなる高音質再生を追及することもできます。 ◆. マルチレイヤー構造のシャーシを採用
各コンポーネントの相互干渉を防いでいます。 ◆. セミフローティング構造のトップパネル
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プリアンプに採用されるボリュームには、主に2つの方式があります。
ピュアでダイレクトな音質を引き出せる「固定抵抗切替式アッテネーター回路」。
音質を追及するプリアンプとしては最も音質に優れる理想的な回路です。
ただし、抵抗の切り替えで音量を設定するため、スムーズなボリューム調整を行うためには、
回路規模があまりに大きくなり過ぎてしまい機器への搭載はできなくなってしまいます。
それに対して所謂「可変抵抗ボリューム回路」はスムーズな無段階の音量調整が可能です。
しかし配線距離は長く、左右のクロストークの悪化、永年の使用による接点の劣化が避けられません。
「固定抵抗切替式アッテネーター回路」の優れた音質そのままに、
「可変抵抗ボリューム回路」のように無段階でお好みの音量に正確に設定できる、
アッテネータ回路が作れないものか?
ESOTERIC開発陣は、相矛盾する2つの命題に挑みました。
二つの命題に答えるためにESOTERICは新たにアッテネーター回路
「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を開発しました。
無段階に迫る0.1dBステップでの音量調整を最短距離で可能にするアッテネーター回路を
独自のアッテネーターモジュール「UFA-1792」として実現。
ESOTERICのアイデンティティであるデュアルモノ・フルバランス回路を
さらなる高みに誘うウルトラ・フィデリティ・アッテネーター・システムは、
従来のGrandioso C1の0.5dB/100ステップを大きく上回る0.1dB/1,120ステップを実現。
このウルトラ・フィデリティ・アッテネーター・システムにより刷新された
伝統のクアッド回路「ESOTERIC-QVCS」は、オーディオ信号の左右、正負の独立性に加え、
新たに音量調整の緻密さを獲得しました。
エソテリックのアンプがその誕生より常に掲げている、
「MASTER SOUND WORKS − オリジナルマスターに捉えられた音楽情報のすべて」に
Grandioso C1Xは、さらに近づきます。
出力アンプおよび入力アンプにはモジュール化した
新開発のディスクリート・アンプモジュール「Integrated Discrete-Amplifier Module IDMー01」を開発。
回路を構成するパーツを自由に選定可能なディスクリート構成と
最短距離で回路を構成できるモジュールのそれぞれの利点を兼ね備え、
今後のESOTERICアンプの中軸となるアンプモジュールとして、
一貫したESOTERICのダイナミックかつ繊細な音を提供します。
スルーレート2,000V/μsにおよぶESOTERIC-HCLDバッファアンプのパラレル駆動で
強力にドライブされる独自のES-LINK AnalogとXLR出力をそれぞれ2系統ずつ搭載。
複数台のパワーアンプを強力にドライブすることで、
バイアンプなどのマルチアンプシステムを実現することができます。
また、出力のバッファー回路の直近には
EDLC(スーパーキャパシター)アレイによる安定化電源を搭載。
高い瞬発力と揺るぎない低域を可能とし、プリアンプとパワーアンプ間で
音楽のダイナミズムを余すことなく伝え切り、息を呑むほどのリアリティーで再現します。
EDLCスーパーキャパシター
通常のオーディオ用コンデンサーに比べてチャンネルあたり合計250,000,000μFの
驚異的な容量を持つコンデンサーで、電源を大容量化することにより、
ハイスピードで特に低域の解像度など音質向上に目覚ましい効果を発揮します。
透明感ある音場と躍動感。この2つを実現するためにアンプ部と電源部を
物理的に分けた2シャーシ・セパレート構造を採用。
電源部を別筐体にセパレートしクリーンな増幅を可能にするとともに、
29kgにおよぶ電源部に搭載されたリニア電源は、音楽のエネルギーを余さずパワーアンプに伝え、
システム全体を支配するパワーと躍動感を音楽に与えます。
従来のメカニカルリレー方式からFET素子によるスイッチを採用。
瞬間電流12A・常時3Aを許容するFET素子により電流ロスを極力抑え、
従来のメカニカルリレーでは避けられなかった、接点部の希少金属による音色への影響や動作音、
経年による音質の劣化を無くし、プリアンプとして求められるピュアな音を実現しました。
ESOTERICが誇るHOTとCOLDにそれぞれ2回路で構成される全段フルバランス構成。
コモンモードノイズの除去と信号の低インピーダンス化により、
ノイズの影響を受けにくくピュアな信号を最短経路でアッテネーター部に受け渡します。
また、入力基板では信号経路が交差する箇所に銅板を使ったバスバーを採用。
信号経路を物理的に跨ぎ、基板上におけるお互いの音楽信号のクロストークを抑えます。
アンバランス入力も、入力直後にバランス化されHCLDバッファアンプを経て、
アッテネーター回路に伝送されるフルバランス構成です。
通常のライン接続の電圧伝送に対して、伝送する電流量を約50〜100倍とし、
伝送時のノイズやケーブルによるロスを抑え理想的なアナログ接続を実現する
独自の電流伝送方式 ES-LINK Analog入力に対応。
Grandioso D1XやK1XなどES-LINK Analog出力を搭載する機器と組み合わせることで、
Grandioso Xエディションによるピュアなシステムを組むことができます。
もちろん、各入力は個別に切り替え可能で、一般的な電圧伝送機器も接続可能です。
操作・表示を司るロジック系コントロール部は
アンプモジュールとは隔離されたフロントパネル部にシールドされた状態で収納。
プリアンプ部との接続にはコントロール信号を光に変換して伝送するフォトカプラを使用し
物理的・電気的なアイソレーションを徹底しています。
さらに、操作時以外はコントロール回路を完全停止することで、
オーディオ信号を扱う回路に影響を与えない低ノイズ・オペレーションを実現しています。
左右チャンネルの独立・同一化も徹底。
プリアンプ入力・増幅部はもとよりDCパワーサプライユニットに至るまで
左右独立にこだわったGrandioso C1Xは、ACパワーケーブルを含む
すべてのコンポーネントをモノブロックで構成。
デュアルモノにこだわり続けるESOTERICのフラッグシップに相応しい
二つのモノーラルプリアンプが一つの筐体に収まる構造です。
電源部はデュアルAC入力・デュアルDC出力による
左右独立コンストラクションを徹底させたDCパワーサプライユニットを採用。
左右の各入出力アンプ部に加え、コントロール部の計5つの大型電源トランスをはじめ、
大容量ブロックコンデンサー、ショットキーバリアダイオードなど、
フラッグシップ機に相応しい厳選されたパーツを採用しています。
また、開放感あふれる音を実現するよう、基板・天板をセミフローティング化、
入力部と出力部の基板はまさにシャーシに載せるに等しい表面設置方式を採用しています。
さらに、電源部にはマルチレイヤーシャーシ構造を採用し、
基板とトランスをマウントするシャーシを分離。
異なるシャーシにマウントすることでトランスが発する振動が基板に伝わることを抑制しています。
またボトムシャーシはトランスマウント部にレーザーによる精密スリット加工を施しました。
スリットにより振動をコントロールしESOTERIC独自の
ピンポイントフットを通じて効果的に外部へ逃がします。
音量調整と入力セレクターにはアルミブロック材から削り出した無垢構造のノブを採用。
回転軸にVRDSドライブメカの設計で培ったベアリング機構を採用することで、
芯ブレの全く無い極めて精緻な回転を実現。最適な回転トルクに調整することで、
ESOTERICのフラッグシップ・プリアンプにふさわしい滑らかで
アナログフィールにあふれた操作感を実現しています。
ESOTERICのデジタルソース機器も操作可能なコンパクトでシンプルなリモコンが付属。
リモコンの両面に操作シーンごとに使うボタンを配置した機能的なデザイン。
手に馴染みやすいスマートホンサイズのアルミニウム製ボディは、
高度な金属加工により実現。手にする度に考え抜かれた操作性と
職人技を実感できるデザインはESOTERICの新たなアプローチです。
入力毎にゲインを±18dBの範囲で調整可能(0.1dBステップ)
左右チャンネルの音量バランスを±6dBの範囲で調整可能(0.1dBステップ)
AVサラウンドとピュア2チャンネルが共存できるAVスルー機能
ディスプレイに表示するソース機器名を編集可能
ディマー機能、ミュート機能、ディスプレイの自動OFF設定など各種機能
音量を大きな文字で表示するラージフォント採用
トリガー入力1系統、トリガー出力2系統、RS-232Cコントロール
アナログ入力 | RCA 2系統 XLR/ES-LINK ×3系統(切替式) |
アナログ出力 | XLR ×2系統 ES-LINK ×2系統 |
電源 | 100V AC50/60Hz |
外形寸法 | 本体部: W445×H132×D449mm(突起部含む) 電源部: W445×H132×D452mm(突起部含む) |
質量 | 本体部:20.2kg 電源部:29kg |
Grandioso C1X「solo」エディションは、
C1Xの内部回路構成のみならず、
回路ブロックごとに5つに独立した電源トランス構成なども変えることなく
一体型シャーシに収めることで、C1Xのシグネチャーサウンドそのままに、
優雅で美しいサイズファクターを実現しています。
プリアンプに採用されるボリュームには、主に2つの方式があります。
複数の固定抵抗を切り替えてボリュームを調整する「固定抵抗切替式アッテネーター回路」は、
接点部分の信頼性が高く、ピュアでダイレクトな音質を引き出せるため、
音質を追及するプリアンプとしては最も優れる理想的な方式です。
ただし、抵抗の切り替えで音量を設定するため、スムーズなボリューム調整を行うためには、
回路規模があまりに大きくなり過ぎてしまいます。
それに対してボリュームポット(カーボン抵抗)を使った
もう一つの方式「可変抵抗ボリューム回路」はスムーズな無段階の音量調整が可能です。
しかし配線距離は長く、左右のクロストークの悪化、永年の使用による接点の劣化が避けられません。
「固定抵抗切替式アッテネーター回路」の優れた音質そのままに、
「可変抵抗ボリューム回路」のように無段階でお好みの音量に正確に設定できる、
理想のアッテネーター回路を追求し、完成したのが
新開発『Ultra Fidelity Attenuator System』です。
『Ultra Fidelity Attenuator System』の核となるのが、
固定抵抗切替式アッテネーターを集積回路化した
オリジナルモジュール『UFA-1792』です。
0.1dB/1,120ステップでの内部の固定抵抗の切り替えが可能となり、
これは一般的なアッテネーターモジュールが
0.5dB/100ステップ程度であることを考えると驚異的に細かく、
無段階に近いボリューム調整が可能であることを意味します。
また、オリジナルモジュールとして、素材や内部回路パターン、レイアウトまで
すべてを妥協なく吟味することで、最高峰プリアンプに相応しい解像度と音色を実現しています。
プリアンプの増幅回路の心臓部には、
オリジナルモジュール『Integrated Discrete-Amplifier Module IDM-01』を搭載しました。
素材や回路パターン、レイアウトまでを吟味することで、
ディスクリート構成のアンプと同じようにESOTERICのサウンド・フィロソフィーを徹底させるとともに、
集積回路の利点を生かした極めて短い信号経路により、
音楽の躍動をダイナミックかつ繊細に増幅することができます。
オリジナルの2つの新しいモジュール技術を基軸として、
フラグシップモデルに相応しい物量を投入。
Grandioso C1Xでは、Ultra Fidelity Attenuator Systemを
チャンネル毎に4回路使ったデュアルバランス・プリアンプ回路を構成。
すべての入力信号はバランス化され、
ノイズの影響を受けにくい低インピーダンスで内部伝送されます。
最高峰のモジュール技術を使ったデュアルバランス構成により、
ギャングエラーやクロストークとは完全に無縁、ノイズレスでパワフル。
そして何よりも音楽の躍動感をしっかりとパワーアンプに伝えます。
プリアンプを変えた時、それまで鳴らしきれなかったスピーカーが
朗々と鳴り出した経験をお持ちのオーディオファイルは数多いことでしょう。
聴感上、プリアンプはシステムの駆動力にたいへん大きな影響を与えます。
優れたプリアンプはスピーカーを鳴らしきるのです。
Grandioso C1Xは、出力バッファーアンプに考え得る最大の物量を投入し、
パワーアンプの駆動力を最大化しています。
出力バッファーアンプは優れた駆動能力と180MHzという
ワイドレンジで定評の『ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)』を採用。
2,000V/μsという驚異的にハイスピードなスルーレートを誇ります。
この強力なバッファーアンプを一つの信号ラインに対してパラレル構成で搭載。
また、出力バッファーアンプは電源部も独立しており、
専用の大型トロイダル電源トランスを2基、左右独立構成で搭載しています。
フラグシップに相応しい強力な電流出力能力を誇るC1Xの出力バッファーアンプは、
パワーアンプそしてその先のスピーカーを鳴らしきることで、
今まで体験したことの無いほどの躍動感をリスナーに伝えます。
プリアンプのサウンドの良し悪しは
7割が電源部の設計で決まるとESOTERICは考えています。
C1Xは、左右の入力/出力アンプとコントロール部の合計5つのメインコンポーネントで構成されます。
これら5つの全てをセクションごとに独立した
5つの電源トランス(オーディオ系:トロイダルコア、コントロール系:Rコア)で強力に駆動しています。
セクションごとに電源を分け、本来必要とされる電源容量を遥かに超える物量を投入することで、
回路ブロック間の相互干渉を根本から排除し、極めてピュアで躍動感あふれる音質が得られます。
また、大容量Grandiosoカスタムブロックコンデンサー、ショットキーバリアダイオードなど、
フラッグシップ機に相応しい厳選されたパーツを採用し、高音質を追求しました。
フラグシップGrandioso セパレートアンプにおいて、
ESOTERICは、プリ・パワー間伝送におけるフィデリティ―の限界に挑み、新しい地平を拓きます。
実使用では信号レベルが著しく低いプリ・パワー伝送において、
ESOTERIC独自の電流伝送「ES-LINK Analog」はまさに理想的な方式。
一般的な電圧伝送と比べて、約100倍の電流を伝送します。
そのためノイズの影響を受けにくく、
音楽のエネルギーは余すところなくプリからパワーへ送り込まれます。
また、原理的に接続ケーブルのインピーダンスの影響を受けないため、
プリからの出力信号とパワーへの入力信号の同一性を極めて高く保つことができます。
ES-LINK Analogは、ESOTERIC独自の電流伝送方式です。
対応した機器同士を接続することで、
レコーディングスタジオのアナログコンソールからそのまま再生するような、
臨場感に溢れた再生が可能で、音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができます。
音色の特長として、パワフルで、奥行感やライブ感に大変優れています。
オーディオ機器では、音楽信号の強弱を、電圧の強弱で伝える「電圧伝送」が一般的です。
これに対して、ES-LINK Analogは、電流の強弱や方向性で音楽信号を伝える「電流伝送」です。
通常の電圧伝送では、出力機器側の出力インピーダンスは低く、
入力機器の入力インピーダンスを高くする、「ロー出し、ハイ受け」が基本となります。
つまり、信号伝送時に必要な電流値は低く抑える傾向にあります。
また伝送路(インターコネクトケーブル)の抵抗成分(インピーダンス)により、
伝送する信号の電圧は、オームの法則(電圧=電流×抵抗)で計算されるレベル分減衰して、
入力機器側で受信されることとなります。
そしてケーブルが長くなると抵抗分が大きくなり、影響はより大きくなります。
それに対して、電流伝送では出力機器の出力インピーダンスは高く、
入力機器の入力インピーダンスを低くする、「ハイ出し、ロー受け」の回路となり、
電圧伝送に比べ、信号伝送時の電流値は大きくなるため、音楽信号を力強く送り出すことができます。
また、電流伝送では、出力機器から出力された電流値と、
入力側の機器が受け取る電流値は常に一致します。
ホースを使って蛇口からバケツに水を送ることを想像してみてください。
ホースに穴が開いていない限り、蛇口から出た水はホースの長さに関わらず、
常に同じ量をバケツ側へ流すことができます。
同じように、仮に伝送路となるケーブルが複数経路に分かれるようなことがなければ、
出力側からの電流は、全て入力機器に届けられ、流れる電流値は必ず一致し、
伝送路が長くなっても変わりません。微小な信号も正確に伝送ができるこの利点は、
精密な信号を計測する計測機器で電流伝送が多用されていることからも明らかです。
ESOTERICの機器では、通常の電圧伝送の出力機器側は
出力インピーダンス数十Ω、入力機器側は100kΩ程度の入力インピーダンスで設計されています。
それに対し、ES-LINK Analog の送受信回路では、
出力機器側の出力インピーダンス約1kΩ、
入力機器側は入力インピーダンス0Ωで受信するような回路となっています。
音楽信号を伝送する場合に流れる電流値に着目した場合、
通常の電圧伝送と同じレベルの音楽信号を伝送しているときの、
ES-LINK Analog伝送の電流値は、電圧伝送で流れる電流値の約100倍となります。
電流値が高いため、音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができるのです。
入力アンプも出力アンプ同様、電源トランス、
整流回路まで左右独立した完全デュアルモノ/デュアルバランス回路で構成しました。
入力アンプから出力アンプへの信号受け渡しには、
ESOTERIC-HCLDバッファーアンプを使うなど、入力信号をロスなく伝送します。
入力切り替えスイッチは、従来のメカニカルリレー方式からFET素子によるスイッチを採用。
瞬間電流12A・常時3Aを許容するFET素子により電流ロスを極力抑え、
従来のメカニカルリレーでは避けられなかった、接点部の希少金属による音色への影響や動作音、
経年による音質の劣化を排除。
プリアンプとして求められる限りなく透明度の高い、ピュアな音色を実現しました。
操作・表示を司るロジック系コントロール部は
アンプモジュールとは隔離されたフロントパネル部にシールドされた状態で収納。
プリアンプ部との接続にはコントロール信号を光に変換して伝送するフォトカプラを使用し
物理的・電気的なアイソレーションを徹底しています。
さらに、操作時以外はコントロール回路を完全停止することで、
オーディオ信号を扱う回路に影響を与えない低ノイズ・オペレーションを実現しています。
また、システムの電源を切る際には、自動的にボリューム設定をゼロに下げ、
電源投入後には、自動的に元に戻すことで電源ON/OFF時のボリューム操作を不要としています。
また入力を切り替えた際には音楽信号をフェードアウト/フェードインさせるなど、
エレガンスにあふれ、使うことに悦びを感じるような、高級感あふれる操作性を目指しました。
「マスターサウンドの再現」という唯一無二のデザイン・ゴールに向けて、
C1Xのシャーシは、音質へ影響を及ぼすあらゆる振動を最適にコントロールします。
剛性と柔軟性のバランスを極限まで突き詰めた、スポーツカーさながらのメカニカル・エンジニアリング。
流麗でクリーンなフォルムが、その完成度の高さを物語ります。
例えば、剛性が必要なエンクロージャーはアルミニウムブロックを多用し、無共振化を徹底しました。
その一方で、開放感のあるサウンドのために、振動の開放が必要なトップパネルは、
セミフローティング構造を取り、ESOTERIC独自のスパイクと受皿を一体化した
特許取得アイソレーションフットもメカニカルストレスを軽減し、
音質を高める特殊な取り付け構造を採用しています。
音量調整と入力セレクターにはアルミブロック材から削り出した無垢構造のノブを採用。
回転軸にVRDSドライブメカの設計で培ったベアリング機構を採用することで、
芯ブレの無い極めて精緻な回転を実現。
最適な回転トルクに調整することで、ESOTERICのフラグシッププリアンプにふさわしい
滑らかでアナログフィールにあふれた操作感を実現しています。
ESOTERICのデジタルソース機器も操作可能な
コンパクトでシンプルなリモコンが付属。
リモコンの両面に操作シーンごとに使うボタンを配置した機能的なデザイン。
手に馴染みやすいスマートホンサイズのアルミニウム製ボディは、
高度な金属加工により実現。手にする度に考え抜かれた操作性と
職人技を実感できるデザインはESOTERICの新たなアプローチです。
アナログ入力 | XLR/ES-LINK Analog端子 3系統 入力インピーダンス 50kΩ 入力感度 500mV(定格入力時) 最大許容入力電圧 11.7V RCA端子 2系統 入力インピーダンス 500kΩ 入力感度 500mV(定格入力時) |
アナログ出力 | XLR端子 2系統 出力インピーダンス 30Ω 定格出力 2V 最大出力レベル 17V(1kHz、0.003%) ES-LINK Analog端子 2系統 出力インピーダンス 30Ω |
外部コントロール | RS-232C 端子 S-sub 9ピン端子 × 1 トリガー入力 端子 3.5mm モノラルミニジャック × 1 入力レベル 12V、2mA トリガー出力 端子 3.5mm モノラルミニジャック × 2 入力レベル 12V、100mA max.(2系統合計) |
電源 | 100V AC50/60Hz |
消費電力 | 22W |
スタンバイ時消費電力 | リモコン入力端子(RS-232C)設定 OFF時 0.3W、ON時 1.0W |
外形寸法 | 本体部: W445×H132×D449mm (突起部含む) |
質量 | 27.5kg |
希望小売価格:2,860,000円/1台 (税込)
これは、M1「X」エディションで新規採用されたコンポーネントの総数です。 M1Xは総コンポーネント数1,554点のうち1,018点を、 そして電気回路の90%をM1オリジナルモデルから完全に刷新。 M1Xは、かつてないマイルストーンに到達しました。 演奏が始まると、オーディオの存在は消失し、 リスニング体験における最もスリリングな瞬間を迎えます。 音楽の全てを解き放つ躍動、そして雄大なスケール。 完全に刷新したドライブステージと電源部をはじめ、桁違いの物量を投入したことで、 M1のシグネチャーサウンドは、更なる風格と生命を音楽に与えます。 ESOTERICは、ハイエンドブランドとして、 オーディオ・イノベーションの先頭を歩んできました。 プリアンプC1XとM1Xにおいては、 プリ・パワー間伝送におけるフィデリティ―の限界に挑みます。 信号レベルが著しく低いプリ・パワー伝送において、 ESOTERIC独自の電流伝送「ES-Link Analog」はまさに理想的な方式です。 一般的な電圧伝送と比べて、約100倍(最大値)の電流を伝送するため、 ノイズの影響を受けにくく、音楽のエネルギーを余すところなくパワーアンプへ送り込みます。 また、原理的に接続ケーブルのインピーダンスの影響を受けないため、 プリからの出力信号とパワーへの入力信号の同一性(Integrity)を 極めて高く保つことができるのです。 完全新規設計のドライブステージは、150%にサイズアップし、 6パラレルから12パラレルに強化されました。 300W/8Ωから2,400W/1Ω(※)までの 驚異的なパワーリニアリティーを誇り、目まぐるしく変化する負荷レベルに、ゆるぎなく対応。 もう組み合わせるスピーカーで悩むことはありません。 ダイナミックレンジの広い楽曲も、 オリジナルマスターそのもののサウンドをお楽しみいただけます。
※音楽信号に限ります M1Xは全てが桁違いのスケール。 その驚異のパワーを支えるのは、 内部の約60%を占めるESOTERIC史上最大の電源部。 3,000VA/19kgの主電源トランスは、巻き線のゲージを太くすることで、 整流能力を更にリファインしました。 また、合計 60,000μFの大容量ESOTERICカスタムコンデンサーの採用で 上質な音色に磨きを掛けました。 フルオーケストラのクライマックスでも、 各楽器の繊細な音色が手に取るように聴き取れる 高解像度もM1Xの大きな特長です。 プリアンプからの微弱な信号を扱う プリドライブ段(電圧増幅段)専用の電源部を備え、 電流変動の大きいドライブ段の影響を排除し、解像度を高めています。 そのマッシブな佇まいを考えると、少し意外かも知れません。 しかしながら、M1Xの回路は、驚くほどシンプル。 澄みわたるM1Xの音質を支えているのは、 高度なエンジニアリングの結晶が生み出した、 いわば「引き算の美学」です。 例えばドライブ段のトランジスター24基をすべて同一温度にコントロールし、 トータルバランスで安定性を高め、位相補償回路はシンプルな1ポール構成とし、 最終段のコイルレス化も実現。 ミニマルな回路フィロソフィーにより、音楽にとって最も大切でありながら、 失われやすいハーモニクス(倍音)をそのままに、表情豊かに描きます。 回路はミニマルでも、構成コンポーネントは最大クラス。 基板の分厚いパターン、ドライブステージの巨大なバスバー、 コネクター接続を極力排除した極太ゲージのケーブル類は、 大型エアクラフトエンジンを思わせます。 内部インピーダンスの低減で、口径の大きいウーハーも力強くグリップし、 低域の限界点まで楽々と到達する駆動力を得ています。 M1Xは、ハイパワーならではのダイナミズムだけでなく、 クライマックスと静寂をつなぐグラデーションを驚くほど繊細に描きます。 入力系統ごとに独立した新設計バランスアンプで信号を受け、 増幅段までバランス伝送することで、ノイズレスを徹底。 入力切替のFETスイッチ、 C1Xで開発したIDM-01(Integrated Discrete-Amplifier Module)など、 選び抜かれた上質な部品が、繊細な音色を際立たせます。 「マスターサウンドの再現」という唯一無二のデザイン・ゴールに向けて、 M1Xのシャーシは、音質へ影響を及ぼすあらゆる振動を最適にコントロールします。 「剛性」と「フレキシビリティー」のバランスを極限まで突き詰めた、 スポーツカーさながらのメカニカル・エンジニアリング。 流麗でクリーンなフォルムが、その完成度の高さを物語ります。 例えば、剛性が必要なエンクロージャーはアルミニウムブロックを多用し、 フロントパネルは、35oのブロックから削り出すことで、無共振化を徹底しました。 その一方で、開放感のあるサウンドのために、振動の開放が必要なトップパネルは、 セミフローティング構造を取り、アイソレーションフットもメカニカルストレスを軽減し、 音質を高める特殊構造を採用しています。 出力
定格出力 300W(8Ω)
600W(4Ω) 周波数特性 5Hz〜100kHz(+0dB、–3dB、8Ω)
S/N比 119dB(IHF-A、XLR)
全高調波歪率 0.006%(1kHz、8Ω、300W)
適合インピーダンス 4Ω - 16Ω
ゲイン 28.5dB
アナログ音声入力
ES-LINK Analog端子 1系統(モノ) XLR端子 1系統(モノ)
入力インピーダンス 100kΩ
RCA端子 1系統(モノ)
入力インピーダンス 10kΩ
電源 AC 100V、50/60Hz
消費電力 315W (無信号時45W)
外形寸法(W×H×D) 491 × 221 × 536mm(突起部含む)
質量 約62kg
付属品 電源コード × 1 フェルト × 4 電源コード支持金具 × 1
電源コード支持金具用ねじ × 2
取扱説明書 × 1
ご愛用者カード × 1 ※仕様および外観は改善のため予告無く変更することがあります。
モノーラル パワーアンプ
「Grandioso M1X」
「1,018」
◆.
音楽のダイナミクスを極限まで増幅する、
300Wから1Ω負荷時に2400Wまで、理論値どおりのパワーリニアリティを達成。 いかなる音量レベルにおいても音楽のダイナミクスを忠実に再生します。 ◆. 大容量カスタム電源トランス M1の驚異的なリニア・ハイパワーのパフォーマンスを決定付けているのが強力な電源部の設計です。とりわけ電源トランスは、アンプのサウンド・デザイン上も最も重要なファクターであると、ESOTERICは考え続けてきました。 ◆.
驚異的なスピーカー駆動能力。 電流に変換された音楽情報をスピーカーに送り込み、スピーカーユニットをドライブする。アンプのスピーカー駆動メカニズムは極めてシンプルですが、微弱電流から大電流までを扱うだけに、つねに音楽信号に忠実に、正確な駆動を行うことは、至難の業とも言えます。アンプの駆動能力を高めるためには、アンプの出力インピーダンスを極限まで下げる工夫が必要です。
◆.
フルバランス構成の入力段で優れたS/Nを達成。
入力系統(RCA×1、XLR×1)ごとに専用の入力バッファーアンプ(完全バランス設計)で信号を受け、増幅段までの信号経路を低インピーダンス・フルバランス伝送。コモンモードノイズを除去し、かつ信号経路でノイズの影響を受けにくくすることで、増幅段まで信号伝送の純度を保ち、優れた聴感上のS/N感を得ています。 ノイズのないクリーンなシグナル増幅によって生まれる圧倒的な聴感上のダイナミックレンジは、スペック上の数値以上に大きな感動を約束してくれます。 M1は、ハイパワーアンプならではのダイナミックな表現だけでなく、音楽のクライマックスと静寂の間にあるグラデーションを、より細やかに表現する極上の繊細さも兼ね備えたパワーアンプです。 ◆.瞬間
34アンペアを誇る高性能バイポーラLAPTトランジスター。
◆.
3段ダーリントン回路、6パラレル・プッシュプル、2モジュール構成
増幅段の部品点数を最小限に抑え、出力段のコイルをなくすなど、信号経路をピュアに保つ一方、バスバーを16本使用するなど、内部インピーダンスを低減する工夫を凝らしています。 また、アルミダイキャスト製の大型ヒートシンク2基にマウントする2モジュール構成とすることで、排熱効率と安定性を高めています。 ◆.NFBを最少とし、躍動的でナチュラルな音質を実現。
NFB(ネガティブ フィードバック)を最少とし、生命感みなぎるナチュラルな音質を実現しました。 ◆. 独立電源の電圧増幅段。 ドライブ段(電流増幅段)がスピーカーに供給する電力は、つねに激しく変動しています。その影響を一切受けぬよう、入力段から微弱な信号を受ける電圧増幅段(ドライブ段の前段)は、専用のトロイダル電源トランスと電源回路を装備。
◆. 高インピーダンス 1MΩ入力。 信号入力部は、1MΩの高インピーダンス設計。プリアンプの出力回路の負担を軽減し、あらゆるプリアンプの性能を存分に引き出すことができます。
高い信頼性とコンタクト性能を誇るXLR入力端子とESOTERICオリジナルのRCA入力端子。 スピーカーターミナルは WBT社製 nextgen:WBT-0705Cu を採用。 導体コア部分にピュアマテリアル(純銅+金メッキ)を使用し、高い導電性能と低い抵抗値を実現しました。 さらに高周波特性に優れた低インピーダンスタイプの電解コンデンサー、トランジスターなど、特性を極め、試聴を繰り返して到達したハイグレード部品を随所に採用しています。
◆. 独創的なシャーシ構造。
2mm鋼板の堅牢な内部構造体は、回路ブロックごとに専用コンパートメント化されており、最適な信号経路での配線と各回路間の相互干渉防止を徹底しています。 ボトムシャーシには実に5mm厚の鋼材を採用。 こうした完全ブロック化された内部構造体を、35mm厚アルミ材から削り出した フロントパネルと5mmアルミパネルで包囲し、ESOTERIC独自のピンポイントフットで4点支持。 筐体の高剛性・無共振化を徹底しました。
|
定格出力 |
300W(8Ω) 600W(4Ω) |
定格連続平均出力 | 1200W(2Ω) 2400W(1Ω ※音楽信号に限る) |
周波数特性 | 5Hz 〜 100kHz (+0dB、-3dB、6Ω) |
S/N比 | 122dB (IHF-A) |
全高調波歪率 | 0.006% (1kHz、8Ω、300W) |
適合最少インピーダンス | 4Ω |
ゲイン | 28dB |
ダンピングファクター | 1000 |
入力端子 | RCA×1系統 XLR×1系統 |
入力インピーダンス | RCA:1MΩ XLR:1MΩ |
電源 | 100V AC50/60Hz |
消費電力 | 520W (無信号時20W) |
外形寸法 | W491×H221.5×D535mm (突起部含む) |
質量 | 約62kg |
付属品 | 電源コード×1、 フェルト×4枚、 電源コード支持金具×1、 電源コード支持金具用ねじ×2、 取扱説明書×1、 ご愛用者カード×1 |
クラスA ステレオ パワーアンプ
「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」、「雄大なスケール感」を見事に踏襲しながら、
ESOTERICが考えるクラスAステレオアンプの理想を実現する
定格出力 |
50W+50W(8Ω、A級動作) 100W+100W(4Ω) |
適合インピーダンス | 4Ω〜16Ω |
アナログ音声入力 | ES-LINK Analog端子 1系統 XLR端子 1系統 RCA端子 1系統 |
周波数特性 | 5Hz〜100kHz (+0dB、–3dB、8Ω) |
S/N比 | 109dB(IHF-A、XLR) |
歪率 | 0.006%(1kHz、8Ω、50W) |
ゲイン | 28.5dB(XLR) 34.5dB(RCA) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 310W (無信号時270W) |
外形寸法 | W491×H221×D536mm (突起部含む) |
質量 | 48kg |
ステレオ パワーアンプ
Grandioso S1
希望小売価格:2,200,000円/1台 (税込)
◆.
解き放つ音の生命、ハイパワーが生む躍動感と開放感。
楽曲の美を、奏者の熱気を、ホールの空気感を、ありのままに解き放つ比類ない 音の臨場感、それはパワーアンプの出力ワッテージの余裕によって生まれます。 強力な電源部をはじめとする、圧倒的な物量投入がもたらすハイパワー。 モノブロックM1の思想を忠実に受け継ぐ、エソテリック最高峰のステレオ機S1は、 すべての音を解き放ち、躍動する音楽を生命感豊かに伝えます。
◆. 圧倒的なダイナミクス、600W/2Ωのパワーリニアリティ スピーカーのインピーダンスは、再生する周波数の変化に伴って、めまぐるしく変化しています。打楽器の衝撃と直後の静寂、連続する重低音など、インピーダンスが急激に ◆.
パワーアンプの核、大容量カスタム電源トランス。 S1の優れたパワーリニアリティを決定付けているのが強力な電源部です。
◆.
大口径ウーファーも正確に制動、驚異のスピーカー駆動能力。
アンプの駆動能力を高めるためには、アンプの出力インピーダンスを極限まで下げる 工夫が必要です。S1は低インピーダンス化のためのアプローチとして、全段でチャンネルごとに9本のバスバーを使用し、出力段のコイルを無くすなど、さまざまなノウハウを投入。 シンプルかつワイドレンジな回路設計を極めました。 結果として、ウーハー駆動能力の指針値ともいえるDF(ダンピングファクター)で、 1000という驚異的な数値を達成。駆動が難しいとされる大口径ウーハーも正確に制動し、最低周波数まで量感たっぷりに、かつ正確に再生することができます。 ◆.
バランス構成の入力段で純度の高い信号増幅。
されています。バランス設計の入力バッファーアンプで信号を受け、増幅段までの信号経路を低インピーダンス・バランス伝送。コモンモードノイズを除去し、かつ信号経路でノイズの影響を受けにくくすることで、増幅段まで信号伝送の純度を保ち、優れたS/N感を得ています。 ノイズのないクリーンなシグナル増幅によって生まれる圧倒的な聴感上の ダイナミックレンジは、スペック上の数値以上に大きな感動を約束してくれます。 S1は、ハイパワーアンプならではのダイナミックな表現だけでなく、音楽のクライマックスと静寂の間にあるグラデーションを、より細やかに表現する極上の繊細さも兼ね備えています。
◆. 瞬間
34アンペアを誇る、高性能バイポーラ LAPT
トランジスタ
一般的なパワートランジスターの2倍近いサイズの大型バイポーラLAPT素子を採用。 ハイパワーのみならず、高域特性に優れ、繊細な音色を生み出すことができます。 ※LAPT=Linear Amplified Power Transistor ◆.M1に肉薄するスピーカー駆動力を発揮するLIDSC回路。
ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げ、電流供給能力を高める 独自のLIDSC※回路を採用。 電源電圧内で最大の振幅が得られ、歪を低減し、スペースファクターに優れた ステレオ機S1で、M1に肉薄するスピーカー駆動能力を獲得しています。 ※LIDSC = Low Impedance Drive Stage Coupling ◆. NFB(ネガティブフィードバック)を最少とし、躍動的でナチュラルな音質を実現。
増幅回路を可能な限りシンプルに設計し、前段の裸ゲインを小さくすることにより
◆. 表現力と解像度を飛躍的に高める、独立電源の電圧増幅段。 ドライブ段(電流増幅段)がスピーカーに供給する電力は、つねに激しく変動しています。その影響を一切受けぬよう、入力段から微弱な信号を受ける電圧増幅段
高い信頼性とコンタクト性能を誇るXLR入力端子とエソテリック・オリジナルの RCA入力端子、スピーカーターミナルはドイツWBT社製WBT-0702Cuを採用。 さらに高周波特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサー、トランジスター、 ハイスピードで整流ノイズの少ないMUSES SiC(シリコンカーバイド)ショットキーバリアダイオードなど、特性を極め、試聴を繰り返して到達したハイグレード部品を随所に採用しています。
◆. 精度と振動抑制を高次元で融合した独創的な、シャーシ構造。
回路ブロックごとに専用コンパートメント化されており、最短の信号経路で、 各回路間の相互干渉防止なく信号を増幅することができます。 また、内部構造体はリアパネルに至るまで左右分割され、デュアルモノ設計を 徹底することにより、振動による左右チャンネルの相互干渉を防いでいます。 理想的にブロック化された内部構造体を、35mm厚アルミ材から削り出したフロントパネルと5mmアルミパネルで包囲し、5mm鋼材を採用したボトムシャーシ、エソテリック独自のピンポイントフットで4点支持。筐体の高剛性・無共振化を徹底しました。
|
定格出力 |
150W + 150W(8Ω) 300W + 300W(4Ω) |
実用最大出力 | 600W + 600W(2Ω) |
周波数特性 | 5Hz 〜 100kHz (+0dB、-3dB、8Ω) |
S/N比 | 115dB (IHF-A) |
全高調波歪率 | 0.003% (1kHz、8Ω、150W) |
ゲイン | 29dB |
ダンピングファクター | 1000 |
入力端子 | RCA×1系統 XLR×1系統 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 430W (無信号時150W) |
外形寸法 | W445×H221.5×D497.8mm (突起部含む) |
質量 | 約47kg |
付属品 | 電源コード×1、 フェルト×4枚、 電源コード支持金具×1、 電源コード支持金具用ねじ×2、 取扱説明書×1、 ご愛用者カード×1 |
Grandioso K1X Gold Editionに合わせて 通常版(本体色:シルバー)を
マスタークロック ジェネレーター
「Grandioso G1X Gold Edition」
新開発「Master Sound Discrete Clock」搭載!
音楽専用ディクリートクロックにより、Grandioso G1はX Editionへ進化!
新たにGrandioso X Editionの為に開発した、
自社製クロック・モジュール「Master Sound Discrete Clock」を搭載。
安定した発振を得られる、最大サイズのSCカット・クリスタル振動子を採用。
クリスタル振動子・回路・ヒーターそれぞれに専用電源回路を搭載、
EIコアのWトランス構成により、相互干渉を抑えクリーンな電流を供給。
グラウンドを常に0Vに保つ「アダプティブ・ゼログラウンド」と
MIL規格SMAコネクター装備のカスタム同軸ケーブルおよび、
筐体はGrandioso X Edition 仕様へアップグレード。
ボトムシャーシは、レーザーによるスリット加工を施し、振動を制御。
スパイクフットの効果と扱いやすさを両立させた、ピンポイントフット。
(周波数精度:±0.05ppb=±0.00005ppm)を採用し、
◆. マスタークロックジェネレーター。
マスタークロックジェネレーターは、対応するクロック入力端子を備えたデジタル機器(トランスポート、D/Aコンバーター、スーパーオーディオCDプレーヤー、ネットワークオーディオプレーヤー)に対して、外部からクロックを供給する発振器です。 デジタル機器が内部で生成するクロックよりもさらに高純度なクロック信号を供給することで、音質を向上させます。
◆. 心臓部に超高精度なルビジウム発振器を搭載。 極めて高精度な米国製ルビジウム発振器
◆. 新設計ワイドレンジ・クロックバッファーアンプ搭載 クロック出力は、従来よりも更にワイドレンジに進化した新設計「ワイドレンジ・クロックバッファーアンプ」を4つの出力系統ごとに独立して搭載。
◆.
「アダプティブ・ゼログラウンド」モード対応の
クロック出力の基準電位となるグラウンドを常に0Vに保つ「アダブティブ・ゼログラウンド」モードを新たに装備。 グラウンド電圧の変動によるノイズ(ランダムジッター)防止により高い効果を発揮します。 背面のトグルスイッチで、出力端子ごとにアダプティブモード/ノーマルモードの切り替えが可能で、バッファーアンプの駆動方式の違いによる音質の違いをお好みでお選びいただけます。 ※GrandiosoG1は10MHz出力専用となります。 対応した機器以外との接続は出来ません。 ◆. 余裕の電源供給力を誇る電源部。
バッファーアンプ4系統に対し、電源回路を4つに独立させ、チャンネルの独立性を高めています。 また、アンプ部・電源部をブロック化し、最短経路で接続することでクリーン&パワフルな駆動を可能にしています。 電源トランスは、大型トロイダル・トランスをメインとし、デジタル制御部には専用のEIコアトランスを採用した2トランス構成。 平滑回路にはコンデンサーを複数組み合わせ、ショットキー・バリア・ダイオードを使うことで高速なデジタル処理にも俊敏に対応し、正確なクロック信号生成に貢献しています。
◆. External 10MHz / 1pps
IN装備
衛星から受信した、より中心周波数精度の高いクロックに内蔵ルビジウムユニットを同期させ、オーディオ機器側に対しては外部GPS受信機内蔵の水晶発振器よりも安定性の高いルビジウム発振をおこなうことができ、高精度GPSシステムのメリットを最大限に活かせます。
◆.MIL規格SMAコネクター装備のカスタム同軸ケーブル採用。
コネクターには高周波伝送のために開発されたMIL規格準拠の金メッキSMAコネクター、確実なコンタクトを実現する真鍮削り出しのESOTERICオリジナルBNC端子を採用し、伝送ロスを極限まで抑えています。 ◆. 内蔵ルビジウムユニットのプリヒート機能。
電源ボタンをOFFにしたときにシステムを完全にシャットダウンするモード、内蔵ルビジウムユニットの通電のみ継続する推奨のプリヒートモードが背面のトグルスイッチで選べます。
◆. シャーシ コンストラクション ルビジウムユニットは、高精度ゆえに外部振動の影響を受けやすく、デリケートです。
|
クロック出力 |
10MHz 出力端子 [10MHz OUT]4系統 端子 BNC 出力レベル サイン波 0.5±0.1Vrms/50Ω |
基準周波数入力 [EXT IN] |
入力周波数 Rb+EXT1pps モード 1pps 信号 (GPS精度以上) Rb+EXT10Mモード 10MHz (GPS精度以上) 端子 BNC 入力レベル 10MHz サイン波:0.5〜1.0 Vrms/50Ω 10MHz 矩形波:1.5〜3.0Vpp/50Ω 1pps信号 正パルス、TTLレベル/10kΩ |
クロック安定時間 | 電源オンから発振器安定まで 約10分 周波数安定度 ±0.1ppb以内 (-20°C〜65°C) 周波数精度 ±0.05ppb以内 (出荷時)(ppb=10-9) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 74W(ウォームアップ時)、 23W (安定時) |
外形寸法 | W445×H132×D448mm |
質量 | 23kg |
付属品 | 電源コード×1、 取扱説明書×1、 ご愛用者カード×1 |
Grandioso F1は、
フラッグシップならではの
追加ボード
「OP-ESLA1」
(ES-LINK Analog Board)
希望小売価格:55,000円(税込)
OP-ESLA1は、
ESOTERICインテグレーテッドアンプに、
「ES-LINK Analog」入力機能を追加するオプションボードです。
「ES-LINK Analog」は、
ESOTERIC独自の電流伝送によるアナログオーディオ伝送規格で、
信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、
信号をピュアに力強く伝送することが可能。
システムのポテンシャルを最大限に発揮する
アナログオーディオ伝送の理想的な方式です。
本ボードの追加により、2系統が使用可能となります。
◆.
次世代のシリコンカーバイド
MOSFET
年々入手が難しくなりつつあります。 自社一貫生産にこだわるESOTERICは、ブランドのプライドを賭け、新日本無線(株)とのコラボレーションにより、厳しい音質基準と性能を満たす自社専 用MOSFETデバイスの開発に着手。 2年あまりの 歳月を費やし、ブランド初の自社専用MOSFET 「ESOTERIC MODEL200」を完成させました。 「ESOTERIC MODEL200」は、次世代のパワーデバ イスと評価の高いハイテク素材、シリコンカーバイド (SiC)を使ったパワーアンプ出力段専用MOSFETデ バイスです。 一般的なシリコンデバイスと比較して、 低容量・低損失のため、瞬間最大150A、連続78Aと いう驚異的な電流許容特性をベンチマーク。 立ち上がりの早い大電流を自在に制御できるため、低域の駆動能力に優れ、力強い音楽再生を支えます。 また、 トランジェントレスポンス(過渡応答特性)が大幅に 改善されたことにより、高域も付帯音が極めて少なく、 どこまでも伸びやかで瑞々しい表現力を誇ります。 刻々と変化する音楽のダイナミクスに、力強く、そし て柔軟に、極めて自然に追随する、まさにフラッグシップに相応しい理想的なMOSFETデバイスです。
◆. フルバランス・プリアンプ Grandioso C1の流れを汲むフルバランス構成のプリアンプを搭載。 ◆.
デュアル モノーラル プリアンプからパワーアンプ最終段まで、全段L/R独立のデュアルモノーラル
構成を徹底。
◆.
高音質な電流伝送「ES-LINK Analog」を装備
ESOTERIC独自の伝送方式「 ES-LINK Analog」を新たに採用。 ハイスピードで強力な電流供給能力を誇る 送り手側のHCLDバッファー回路の高性能を生かした電流伝送方式により、信 号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、信号をピュアに力強く伝送するこ とが可能。 対応機器との接続により、システムのポテンシャルを最大限に発揮す るアナログオーディオ伝送の理想的な方式です。 ※2016年9月現在Grandioso K1に搭載。 接続ケーブルは一般的なバランスケーブル(端子形 状: XLR)ですが、独自伝送方式のため、対応する機器以外ではご使用できません。 ◆.
ESOTERIC-QVCS
この二つを高品位に両立させる独自の ESOTERIC-QVCSボリュームコントロール方式採用。 L/R、正/負ごとに独 立させた合計4回路のラダー抵抗切替型ボリュームを電子制御で一括コントロール。 信号のL/R、正/負の独立が保たれ、チャンネルセパレーションと位相特性 に優れたクリアな音質を獲得しています。 また、オーディオ基板からボリューム 素子への配線をなくすことで、オーディオ信号経路を大幅に短縮し、音質の劣化 を防止し、低歪みを実現しています。 ※QVCS=Quad Volume Control System
◆. ウルトラ・ローノイズ・ロジックコントロール
◆.高精度ボールベアリング式コントロールノブ
芯ブレの全く無い、滑らかでアナログフィールにあふれた操作 感です。 パネル、およびパネル上の全てのノブは、コストを惜しまず、アルミニウ ム無垢材から削り出しで製作し、フラッグシップモデルならではの気品に溢れた 造形美を形成しています。 ◆. 独立電源のデュアルモノ・フォノイコライザー L/R独立電源・独立回路のデュアルモノ・フォノイコライザー(MM/MC)を搭載。
◆. 高品位ヘッドホンアンプ内蔵 駆動が難しい高インピーダンスのハイエンドヘッドホンも十分駆動できるパワフ
ルなヘッドホンアンプを搭載。
音質の劣化を気にすることなく音質調整が できます。 トレブルとバスは、可変帯域を通常よりも高域/低域(14kHz / 63Hz) にシフトすることで、ソース本来の音色を大きく損なわない繊細な調整が可能。 電子制御により、最大±12dBで0.5dBステップの精密なコントロールが可能。
◆.
次世代のシリコンカーバイド
MOSFET
贅沢なマテリアルと物量を投入しつつ、短い信号経路を実現するミニマル な回路構成、というESOTERICアンプのフィロソフィーを忠実に具現化し、ピュアな増幅とセパレート機にも肉薄するスピーカー駆動能力を獲得。 ◆. バランス構成のパワーアンプ入力段
低インピーダンスでクリーンな増幅によって、 聴感上のダイナミックレンジがさらに高まります。 ◆. パワーアンプの核、大容量カスタム電源トランス
とりわけ電 源トランスはアンプのサウンド・クオリティーを決定付ける最重要ファクターです。 F1は、コアサイズ1,000VAの大型カスタム・トロイダル電源トランスを採用。 「音の良いアンプはトランスが良い」という確固たる信念のもと、素材からコ アサイズ、マウント方法に至るまで、エソテリックのノウハウを集結したカスタム 仕様としています。 ブロックコンデンサーもチャンネルあたり10,000μF×4本 のデュアルモノ構成。 配線は極太ケーブルをボルトで接続し、低インピーダンス 化を徹底。 一般的なセパレートパワーアンプさえ凌駕する贅沢な電源部により、 8Ω負荷時30Wから4Ω負荷時に60Wまで理論値どおりのパワーリニアリティ を達成。 音楽のダイナミクスを忠実に再生します。 ◆. 低インピーダンス化で駆動能力を向上
◆. 3Dオプティマイズド・シャーシ構造
各回路の相互干渉を抑え、最短経路で 配線。 肉厚アルミニウムによるシャーシ外装も妥協無く、セパレートモデルと同一の設計を踏襲することで、一体型アンプでは異例のヘビーコンストラクション を達成しました。 シャーシをピンポイントフット(特許第4075477号)で4点支持。 振動対策も徹底しています。 ◆. オプションボードスロット装備
DSD11.2MHz、PCM384kHz/32bit対応D/Aコンバーター (OP-DAC1) を追加できます。 ◆. その他の特徴。
入力ごとにゲインを±18dBの範囲で調整可能(0.5dBステップ) L/Rバランス ソースごとに個別の設定ができる位相反転機能 ESOTERIC SACDプレーヤーの操作も可能なアルミ製リモコン付属 ディスプレイに表示するソース機器名をプログラム可能 ミュート機能、ディマー機能、ディスプレイの自動OFF設定
|
出力 |
30W + 30W(8Ω) 60W + 60W(4Ω) |
全高調波歪率 (1kHz、8Ω) |
0.009%(30W) |
周波数特性 (1W出力時 +0、-3dB) |
10Hz - 160kHz |
ダンピングファクター | 100 |
適合最小インピーダンス | 4Ω |
ゲイン | プリ部:24.5dB(最大) パワー部:29dB |
スピーカー出力端子 | 1系統 |
入力端子 | ES-LINK Analog(XLR )×1系統、 RCA×3系統、 PHONO(MM/MC切替)専用 RCA×1系統、 XLR×2系統 |
消費電力 | 220W(電気用品安全法) 176W(無信号時) |
外形寸法 | W445×H191×D470mm (突起部含む) |
質量 | 30kg |
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Grandioso K1X SE
のゴールド仕上げモデル
SACD/CD プレーヤー
Grandioso K1X SE Gold Edition
Gold Editionは、
1987年発売の記念すべき ESOTERIC 初号機 P1/D1 を彷彿とさせる
シャンパンゴールドカラ ーのシャーシと、
ゴールド仕上げのトレイトップを備えた特別なモデルで、
全世界 30台のみの限定生産です。
デジタル再生の高音質化の最大の鍵はクロック回路にあるといっても過言ではありません。
ESOTERICは従来、汎用モジュールとしてパッケージ化されていたクリスタル発振回路にフォーカスを絞り、
フラグシップ・マスタークロック・ジェネレーター Grandioso G1X 用に
独自のマニュファクチュール・クロックモジュール「 Master Sound Discrete Clock 」 を完成させました。
このディスクリート回路の設計思想をデジタルプレーヤーの内蔵クロックに適用したのが、
SE モデルで採用された 「 Master Sound Discrete Clock for Digital Player 」です。
大型の水晶発振子など、厳選したディスクリート部品を使った独自の回路設計により、
汎用型のクロックでは実現できない、細部に至るまで
ESOTERIC の思想を反映させた高音質を実現しています。
また、外部マスタークロックジェネレーターGrandioso G1Xと接続し、
内部回路をさらに高精度な10MHzクロックに同期させることで音質をアップグレードすることも可能です。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」は、
中心周波数精度が厳格に±0.5ppm以内という素晴らしいパフォーマンスを誇ります。
しかし、ハイエンドオーディオにおいて、音質の優劣は、
時に数値化することが極めて困難な様々なファクターによって成り立っています。
ESOTERICのクロック回路は、素晴らしい精度が出ればそれで開発終了、という訳ではありません。
むしろ、基本性能を確定した後が、真の開発スタートです。
「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」で目指した音質は、
Artificial(人工的)なところを一切排除した、生々しい臨場感と、スリリングなダイナミクス、
一音一音に、より「音楽」らしい肌合いを与えるオーガニックなテクスチャーです。
エンジニアの理想を実現するため、ディスクリート設計の利点を生かして、
様々な回路パターンとパーツの組み合わせを試し、膨大な時間を掛けて試聴を繰り返して完成度を高めました。
クリスタル発振子は、振動することでクロック信号を生成するため、
マテリアルの物理特性と音質には深い相関関係があります。
サイズの大きいクリスタルは振動自体が大きく、
回路上の抵抗が大きくても発振余裕度が高く、振動が安定します。
原料となる水晶をゆっくり長い時間を掛けて成長させ、
理想的な電気物理特性を備えた大型クリスタル発振子をセレクトしました。
ESOTERICはプリント基板の製造も自社ファクトリー内で行います。
医療機関の手術室と同等クラスのクリーンルームにて、
基板へのパーツ実装は窒素炉を使って無酸素状態で行われ、
医療・計測機器や航空宇宙機器と同様の品質管理のもとに生産されています。
回路基板の銅箔、コネクターには金メッキを採用し、
トラック・パターンも最良の音質となる経路を複数の候補から選び、
アールの付け方など、細部にも徹底したこだわりを注ぎました。
オリジナルマスター・サウンドを目指した完全自社設計ディス クリート DAC、
それが「 Master Sound Discrete DAC 」です。
自社製 FPGA アルゴリズム とディスクリート回路設計により、細部まで ESOTERIC の思想が貫徹されています。
このオリジナリティーに溢れた新しい DAC プラットフォームは、
Grandioso D1X に初めて搭載され、音楽の躍動感やエネルギーを余すところなく表現するサウンドにより、
ディスクリート DAC の潮流に新しいマイルストーンを打ち立てました。
Grandioso D1X SE 、 K1X SE においては、 FPGA アルゴリズムや DAC の回路設計はそのままに、
ESOTERIC オリジナルの増幅モジュール IDM 01 をはじめ、
アナ ログフィルターの抵抗やコンデンサーなど、
アナログ回路のディスクリートパーツをブラッシュアップすることで、
より生々しいライブ感、聴感上のダイナミクス向上、
よりオーガニックなテクスチャーを備えた、更にハイレベルの音質を目指しました。
今回SEモデル用DACアナログ回路のディスクリートパーツ選定にあたり、
Grandioso D1X、K1Xのオリジナルモデルが登場した時期にはまだ存在していなかった
ESOTERIC独自のモジュールを採用しました。
2020年に登場したGrandioso C1Xは、増幅回路の心臓部にESOTERICのために
特別に開発されたアンプモジュール「IDM-01」を採用しました。
IDM-01は、素材や回路パターン、レイアウトまで全てを吟味することで、
アンプをディスクリート回路で構成するのと同じようにESOTERICのサウンド・フィロソフィーを徹底させるとともに、
集積回路の利点を生かした極めて短い信号経路により、
音楽の躍動をダイナミックかつ繊細に増幅することができます。
このIDM-01をはじめ、アナログフィルターの抵抗やコンデンサーなど、
アナログ部のパーツ選定を吟味し、試聴を繰り返すことで、
更に高いレベルの音質を追求したのがSEモデルです。
SEモデルの主要なアップグレードポイントは、
新しいディスクリート・クロック「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」の搭載、
「Master Sound Discrete DAC」のアナログ回路のアップグレードです。
そして、さらに音質の要となるメカニカルハードウェアの変更も数点含まれています。
スパイクと受皿が一体となった、ESOTERIC独自のピンポイントフットは、
ピンポイントフット本体をボトムシャーシにねじ止めせず、
設置時にシャーシの自重で支えられる新しいフットに交換いたします。
広い面積を誇るボトムシャーシにピンポイントフット本体を
ねじ止めすることで生じる応力の集中を避けることで、より開放的なサウンドが生まれます。
SACD/CD プレーヤー
Grandioso K1X Gold Edition
ESOTERIC初代モデルのP-1、D-1を彷彿とさせる、
ゴールドのアルミボディと
イエローアンバーの有機ELディスプレイ、
レガシーモデルのエッセンスを注ぎ込んだ、
新しいVRDS-ATLASの登場を祝福するための特別モデルです。
トレイトップは1989年のP-2sと同じく
ゴールドメッキを行ったGOLD EDITION専用デザイン。
ピンポイントフット・サイドネジにもゴールドメッキを施し、
プレミアム感を高めました。
限定の証、1から50までナンバーリングされた
専用シリアルナンバープレートを背面に貼り付け。
(番号をお選び頂くことで出来ません)
ESOTERIC初となる完全自社設計の
64bit DAC回路「ESOTERIC Master Sound Discrete DAC」を搭載。
VRDS-ATLAS
Master Sound Discrete DAC
VRDSテクノロジー |
『VRDS(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)』は、ブランド設立以来、ESOTERICがこだわり続けてきたCD/スーパーオーディオCDトランスポートメカニズムの基幹技術です。 ディスクを同径のターンテーブルに確実にクランプして回転させ、ディスク自身の回転振動やメカニズムの不要振動を徹底して排除します。 また、ターンテーブルでディスクの反りを矯正することで、光学ピックアップとディスクピット面の相対光軸精度を大幅に向上させ、サーボ電流を極小化。これらにより、ディスク読み取りエラーの大幅な減少と優れた音質を実現します。
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30年を超えるVRDS史上最高の剛性&重量級コンストラクション |
類まれなる機構の完成度と高音質を誇る新しいプラットフォーム『VRDS-ATLAS』は、従来比127%(メカ単体6.6kg、ベース部含め13.5kg)の重量級コンストラクションを実現。 VRDSメカニズム史上最高の剛性と重量を誇り、音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰します。 SS400スティール製のサイドパネルとブリッジは大型化し、音質に定評のあるジュラルミン製ターンテーブルを採用。 スピンドル軸受けには、新設計のスティールボールによる点接触のスラスト軸受けを採用し、摩擦や回転ノイズを極限まで抑える設計としました。
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ワイド&低重心設計がもたらす振動の最適なコントロール |
『VRDS-ATLAS』は、VRDS史上最も静かで、エレガント。 それを実現する鍵となったのが、振動をより効率的に減衰させるメカニカルアース技術です。 メカニズム全体を幅が広く、背が低いワイド&ロープロファイル設計とすることで、低重心化。 同時にターンテーブル駆動用モーターを従来のブリッジ最上部からターンテーブルの下側に移動することで、振動がアースされるまでの経路を大幅に短縮化し機械的ノイズを低減。 トレーはくり抜きを最小限とすることで剛性を高め、特殊な振動吸収エラストマー樹脂製ストッパーでトレー収納時の共振も防いでいます。
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音質の要となる強力な電源回路 |
力強さと彫りの深い立体的なサウンドを誇ったGrandioso K1の音質の鍵は強力な電源部にありました。 今回の新しいXバージョンは、電源部も大幅に強化され、音色に更なる深みを加えています。 内蔵するD/Aコンバーターは、左右チャンネルで電源トランスも独立させ、合計で4つの独立トロイダル電源トランスを搭載。 また、Grandioso P1X/D1Xの開発で培った技術を導入し、電源レギュレーターは、集積回路を使わないディスクリート構成で、フィードバック量を最小限とする『ローフィードバックDCレギュレーター』を採用。 力強く開放感溢れるサウンドを実現しています。 また、合計76本(合計容量2,050,000μF=2.05F)のスーパーキャパシター『EDLC※』を搭載。 電源の大容量化で、低域の解像度などに目覚ましい音質向上を遂げています。 ※ EDLC(Electric Double-Layer Capacitor): 通常のオーディオ用電解コンデンサーに比べて、驚異的な大容量を誇る特殊なコンデンサーです。
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シャーシコンストラクションと部品配置 |
VRDS-ATLASトランスポートメカニズムはセンター配置とし、5mm厚のスティール製ボトムシャーシに固定して、独自のピンポイントフット(特許第4075477号、第3778108号)で4点支持。 これにより回転メカニズムの振動を効果的に抑制しています。 シャーシ内部はダブルデッキ(2階建て)構造とし、主にオーディオ基板を上層、電源回路やトランス類を下層に配置することで、磁束漏れや振動などの影響を防ぐとともに電源供給の配線を最短化しています。 |
セミフローティングトップパネル |
トップパネルをネジで締め付けないセミフローティング構造にすることで、伸びやかで開放感のあるサウンドを引き出します。
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目指したのは音楽の躍動感、エネルギーの完全なる再現。
『Master Sound Discrete DAC』 |
集積チップでは実現することのできない、吟味を重ねたディスクリート部品で回路を組み上げることで、音楽の「躍動感」、「エネルギー」の完全なる再現を目指す。 ESOTERICのトップ・エンジニア・チームが、プライドを賭けた渾身のサウンドが、完全自社設計のディスクリートD/Aコンバーター 『Master Sound Discrete DAC』に結実しました。
◆.
Master Sound Discrete DAC
従来の36bitから大きく進化した64bitの高解像力を備え、 DSD22.5MHzやPCM768kHzの再生をはじめとする、最新のテクノロジーに対応。 全ての処理を自社製FPGAアルゴリズムで行い、汎用DAC ICを使わないディスクリート回路設計により、細部に至るまでESOTERICの思想が貫徹されています。 ◆. 高解像度64bitの処理能力 ESOTERIC史上最高となる64bitの高解像度を獲得。
※64bitは36bitの約2億6800万倍の驚異的な高解像度となります。
◆. DSD22.5MHz/PCM768kHzに対応
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贅沢な物量投入と強力な電流出力能力 |
モノーラルの最高峰D/AコンバーターGrandioso D1Xで開発された『Master Sound Discrete DAC』のオリジナル回路をベースに、ESOTERIC史上最も革新的な2chステレオDAC回路を完成させる。 そこにクオリティ面での一切の妥協は許されません。 K1Xに搭載されている『Master Sound Discrete DAC』は、1チャンネル当たり32のエレメントから構成されています。 各エレメントは、クロックドライバー、ロジック回路、コンデンサー、抵抗などの部品から構成され、主要部品は、32エレメント分を全て独立させるなど、D1Xのフィロソフィーをそのまま発展させた贅沢な物量投入により、音楽のエネルギーを余さずピュアに出力します。
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高度なデジタル処理能力 |
独自に開発された64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD22.5MHzやPCM768kHzの再生をはじめとする最新フォーマットに対応。 DSD、PCMをそれぞれ最適に再生するためのFPGAのデジタル処理アルゴリズムは、『Master Sound Discrete DAC』のために開発された専用のアルゴリズムになっています。 |
高度な品質管理が生む高音質 |
部品の公差が演算精度に直結するディスクリートDACにおいては、電子基板の製造にも高度なノウハウと品質管理が求められます。 ESOTERICの自社ファクトリーは、病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで、無酸素炉でハンダ付けを行うなど、世界有数の基板マウント技術を誇ります。 オーディオ、医療・航空宇宙・防衛関連の電子基板製造で培った技術が『Master Sound Discrete DAC』の高品質を支えています。
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独自の電流伝送強化型出力バッファー回路、『ESOTERIC-HCLD※』 |
ESOTERIC-HCLD出力バッファーアンプは、応答速度を表すスルーレートが2,000V/μsという驚異的なハイスピードを誇る素子を採用。 アナログ出力回路にとって最も重要で強力な電流伝送能力とスピードを極限まで追求し、息を呑むほどのダイナミックレンジで音楽のリアリティーを再現します。 ※HCLD=High Current Line Drive
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高音質な電流伝送方式『ES-LINK Analog』を装備 |
アンプとの接続にライン接続(XLR、RCA)のほか、ESOTERIC独自の電流伝送方式『ES-LINK Analog』をGrandioso K1に引き続き採用。 HCLDバッファー回路の強力な電流供給能力を生かすことにより、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくくし、信号を力強く伝送することが可能。 対応機器のポテンシャルを最大限に発揮します。
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Grandioso Custom VCXO※ II』搭載 |
デジタル再生の高音質化の最大の鍵はクロック回路にあるといっても過言ではありません。 良質なクロック回路こそ、ハイエンドプレーヤーの心臓部なのです。 K1Xは、P1X/D1X用に開発された高音質クロックデバイス 『Grandioso Custom VCXO II』を新たに搭載しました。 従来の内部回路パターンや使用部品を変更し、音質を更に吟味して開発。 位相雑音が極めて少なく、優れた中心精度(±0.5ppm)を誇ります。 また、K1XはマスタークロックジェネレーターGrandioso G1 と接続することで、内部回路を原子時計レベルの高精度10MHzクロックで同期再生することができ、さらなる高音質を追及することも可能です。 ※電圧制御型水晶発振器
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外部入力のD/Aコンバーター機能、USB端子装備、多彩なD/Dコンバート、MQA対応 |
コアキシャル、オプティカル入力に合わせて、DSD22.5MHz、PCM768kHz / 32bit、アシンクロナス伝送対応のUSB端子を装備し、D/Aコンバーターとしてもご使用いただけます。 PCMデジタル信号を2/4/8/16倍(最大768kHz)にアップコンバートする機能や、PCMからDSDに変換する機能を搭載。 MQA-CDのデコード再生やUSB入力をはじめとする各デジタル入力再生時のMQAコーデックにも対応します。 ※ 2020年4月20日対応。 |
再生可能ディスク |
スーパーオーディオCD、 CD(CD-R/CD-RW対応) |
アナログ音声出力 | XLR 1系統(L/R) 出力インピーダンス 40Ω 最大出力レベル 5Vrms RCA 1系統(L/R) 出力インピーダンス 15Ω 最大出力レベル 2.5Vrms オーディオ特性 (スーパーオーディオCD 0dB, DSDF=F2, XLR出力) 周波数特性 5Hz 〜 75kHz(-3dB) S/N比 113dB 歪率 0.0007%(1kHz) |
デジタル音声出力 | XLR 1系統 RCA 1系統 |
デジタル入力 | COAXIAL 1系統 入力インピーダンス 75Ω OPTICAL 1系統 USB-B(USB2.0 準拠) 1 |
クロック入力 | BNC 1 入力インピーダンス 50Ω 入力可能周波数(±10ppm) 10MHz 入力レベル 0.5 〜 1.0Vrms (サイン波) |
消費電力 | 30W |
外形寸法 | W445×H162×D447mm (突起部含む) |
質量 | 35kg |
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外部強化電源ユニット
Grandioso PS1 Gold Edition
期間限定完全受注生産モデル
Grandioso PS1 Gold Editionは、
Grandioso K1X Gold Editionに合わせて
Grandioso PS1通常版 (本体色:シルバー)を
ゴールドカラーに変更したものです。
同色のシャーシにより、さらに一体感を醸し出します。
※2022年10月生産分より仕様変更となります。
Grandioso K1(オリジナルモデル)のバージョンアップ対応終了に伴い、
K1 専用のDC 出力端子が無くなります。(Grandioso K1X 専用の1 系統出力になります。)
オーディオの最高峰を目指した
ESOTERICのマイルストーンGrandioso K1X。
K1Xが持つ音楽再生ポテンシャルをより高める
専用の外部強化電源、誕生!
Grandioso PS1は
一体型Super Audio CD/CDプレーヤー Grandioso K1Xの
更なる高音質化を望むお客様の要望に応えるべく、
P1XやC1で培った外部DC電源ユニットによる高音質設計のノウハウが
余すところなく投入した外部強化電源ユニットです。
物量を投入し設計された強力な電源ユニットにより、
K1Xに搭載されたESOTERIC史上最も革新的な2つの技術
「VRDS-ATLAS」トランスポートメカニズムと
「Master Sound Discrete DAC」の
パフォーマンスをさらに引き出します。
4つの強力な独立電源トランス搭載 |
Grandioso PS1は、Grandioso K1Xのアナログ回路(D/Aコンバーターモジュール)専用の外部強化電源ユニットです。 PS1本体内には、アナログ回路専用の4つの強力な独立電源トランスを搭載しています。 K1X単体では、アナログ回路の前段(D/A段)と後段(バッファーアンプ段)は、チャンネルあたりひとつの電源トランスで駆動していますが、PS1を接続することにより、D/A段とバッファーアンプ段の電源トランスを独立させ、チャンネルあたり×2トランス仕様に強化されます。 デジタル/アナログの分離がより明確化され、相互干渉を排除。 電源回路が倍の物量になることでDC電源供給の余裕が生まれ、さらに力強い音色やS/N感の向上に貢献しています。
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オーディオ回路への振動、磁束漏洩を大幅に減少 |
アナログ回路(D/Aコンバーターモジュール)の電源規模が2トランス仕様から4トランス仕様にスケールアップするだけがPS1接続のメリットではありません。 もともとK1Xに搭載されていた2つのアナログ回路用電源トランスをシャットダウンすることで、トランスの振動やアナログ回路への漏洩磁束(リーケージフラックス)を抑え、音質向上が期待できます。
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デジタル/アナログの分離を強化し、理想的な電源供給を実現 |
K1XにPS1を接続することにより、K1Xの4つのトランスのうち、2つのアナログ回路用電源はシャットダウンしますが、残りの2つの電源トランス(デジタル回路用 / メカニズム駆動用)はそのまま稼働し続けます。 つまり、良質なアナログ用DC 電源は、別ユニットから供給され、デジタル用はK1X内部の電源を利用することにより、デジタル/アナログの電源分離が促進されます。 アナログ回路のアイソレーションがより徹底され、優れた音質を実現しています。
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高剛性シャーシコンストラクション |
電源トランスは振動の大きいコンポーネントです。 4つのトランスを内蔵するPS1 は、シャーシコンストラクションにも特別の配慮と設計ノウハウを導入し、振動対策と高音質化を徹底的に追求しています。 各コンポーネントを固定するボトムシャーシは、電源トランスとその他のコンポーネントをそれぞれ別のレイヤーに固定するデュアルレイヤー構造を採用。 各コンポーネントの相互干渉を防いでいます。 また、剛性の高い重量級肉厚アルミパネル・エンクロージャー、ESOTERIC独自のピンポイントフット(特許第4075477号、第3778108号)により、音質に影響を与える微小振動を極小としています。
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音質を吟味した極太DCケーブルを付属 |
PS1の出力は左右独立式で、P1X/D1X、C1などのDC 電源ユニットにも採用されている信頼性の高い大型アルミダイキャストコネクターと、音質を吟味した極太DCケーブル1ペア(1.0m / 2本)を付属しています。 |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 17W |
外形寸法 | W445×H132×D452mm (突起部含む) |
質量 | 23.7kg |
ESOTERIC 創立35周年記念モデル
アナログ・ターンテーブル
(モーターユニット、電源部、別筐体)
「Grandioso T1」
(アーム付 Grandioso T1)希望小売価格:7,700,000円 (税込)
(アームレス Grandioso T1/AL)希望小売価格:7,150,000円 (税込)
(アームベースキット、SME、Graham用 AB-T1SM1)希望小売価格:220,000円 (税込)
(アームベースキット、イケダ用 AB-T1KD1)希望小売価格:220,000円 (税込)
※アームレスをご購入の場合は、アームベースキットが別途必要となります。
各種アームに対応したアームベースキットをカスタムオーダーにて承ります(220,000円〜)
Grandioso T1は、
ESOTERIC創立35周年を記念する
ブランド初のアナログ・ターンテーブルです。
フラッグシップGrandiosoシリーズの名を冠する製品にふさわしく、
日本国内で特許を取得した非接触ドライブ方式
『ESOTERIC MagneDrive System(特許No.6501130)』をはじめとして、
『マグネフロート方式プラッター』、
モータードライバーの『10MHzクロックシンク』など、
革新的な技術を惜しみなく投入いたしました。
主な特長
特許を取得した独自の非接触ドライブ方式
「ESOTERIC MagneDrive System」搭載
マグネッティックドライバーとプラッターが磁力を使い、
非接触で同期回転することにより、
極めて正確で静粛な回転を得ることができます。
技術的優位性
プラッターに直接振動を伝えず、高品位なレコード再生が行なえます。
モーターとプラッターの回転は完全に同期するため、ベルトの伸縮や、
プーリーの機械的精度に影響を受けず、正確な回転数を維持します。
マグネティックドライバーの距離を変えて、音質の変化を楽しむことができます。
ベルト交換が不要。
マグネフロート方式プラッターで軸受けの摩擦抵抗を大幅に低減
メインユニット、モーターユニット、電源部による3ピース構成
高品位VCXO搭載モータードライバーで正確な回転をサポート
高精度マスタークロック Grandioso G1Xとの
10MHzクロックシンクが可能
プラッターの支点がレコード盤面に近く、
回転の安定度を高めるインバーテッドベアリング
前面のマイクロメーターにより、マグネッティックドライバーの
伝達トルクを変えることで、音色の微調整が可能
アルミニウムとウッドによる3層シャーシで効果的に振動をコントロール
美しいハイグロス・ピアノ仕上げのミッドシャーシ
特殊ダンパー構造のアイソレーションフット
2スピード(33/45回転)対応。0.1%単位でスピードの微調整が可能
ダイナミックバランス型トーンアーム TA-9D搭載。
アームレスでのオーダーも可能
オプションのアームボード追加により、最大3本までアームを増設可能
外形寸法(W×H×D、突起部を含む):
(本体部)497 × 210 × 456mm
(電源部)445 × 132 × 270mm
質量: (本体部)45kg
メインシャーシ部 17kg
プラッター部 19kg
モーターユニット 9kg
(電源部) 18kg
フルバランス・フォノアンプのフラグシップモデル
フルバランス・フォノアンプ
(DS AUDIO 光カートリッジ対応入力搭載)
「Grandioso E1」
希望小売価格:4,730,000円(税込)
MCカートリッジ本来のサウンドをそのまま引き出す
独自のMCバランス・カレント入力(XLR × 3)
立ち上がりの速い鮮明なサウンドを生み出す
光カートリッジ専用入力(RCA × 1)
出力電圧の高いカートリッジ(MM/高出力MC)用 電圧入力(RCA × 1)
完全バランス/デュアルモノ/ディスクリート構成にこだわった
ヘッドアンプ、バリアブルEQ・ゲインアンプ回路
カートリッジの出力に合わせ、幅広いゲイン調整が可能
代表的な6種類(RIAA、Columbia、Decca、NAB、Teldec、AES)の
EQカーブを設定可能
EQパラメーターを個別にカスタマイズすることで、
最大4つのカスタムEQ設定をプリセット可能
様々なイコライザー・カーブの参考設定値を
オーナーズ・マニュアルに掲載
MC カートリッジや昇圧トランスの磁化された鉄心を消磁し、
本来の音質を回復する「DEMAG」機能
レコード盤の反りで発生する低周波をカットするサブソニックフィルター
モノーラル盤の再生に便利な「MONO」モード搭載
2,000V/μsの高スルーレートを誇る出力バッファーアンプ
「ESOTERIC-HCLD」をパラレル構成で搭載
音楽のエネルギーを余すところなく伝送する
独自の電流伝送「ES-LINK Analog」
フォノアンプ・ユニット本体から、
電源/コントロール部を分離した、2シャーシ構成
大規模な4系統独立電源構成
EQ設定など、ロジックコントロールを電源ユニット内に統合し、
試聴位置からリモコンで集中コントロール
高度な金属加工が生んだ質感の高いアルミニウム製両面リモコン
重量級肉厚アルミニウムブロックを多用した高剛性シャーシ
開放的なサウンドを目指したセミフローティング・トップパネル
回路コンポーネントの相互干渉を防ぐマルチレイヤー・シャーシ
更に高音質に進化した独自のピンポイント・アイソレーション・フット
Grandioso E1は、MCカートリッジで針がレコードをトレースすることによって
コイルに流れる「電流」をそのままバランス受けする
独自のMCバランス・カレント入力(XLR)を、3系統備えています。
一般的にMCカートリッジは、MMに比べて高い電流出力を誇ります。
出力電流を負荷抵抗で微小電圧に変換して入力する一般的な方式に比べ、
MCカートリッジの発電エネルギーを最も効率的に、ロスなく取り出すことができるため、
MCカートリッジが本来持っている音をありのままに、
演奏のリアリティーをそのままに再現することができます。
また、MCカートリッジとフォノアンプの負荷インピーダンスのマッチングを気にする必要もなく、
常にMCカートリッジから最良のサウンドを引き出すことができます。
振動系が軽量化され、より微細な音楽情報をピックアップできるMCカートリッジは、
MMにくらべて巻数の少ない小さなコイルを実装しています。
そのため、出力電圧はMMよりはるかに低い1/20程度が一般的です。
しかしながら、低インピーダンス・コイルと振動系の外に強力なマグネットを実装できるMCは、
MMよりもはるかに高い電流を出力することができます。
一般的な「電圧入力」の場合、
本来の豊かな電流は負荷抵抗でMMの1/20程度の「微小電圧信号」に変換されることとなり、
後段での大きな増幅にともなうS/Nの問題、抵抗による損失や、
インピーダンス・ミスマッチによる音質の変化など、
解決すべき数々の課題を生むことになります。
対して、「MCバランス・カレント入力」では、
MCカートリッジの豊かな出力電流をそのまま、
ストレートにディスクリート構成のアンプに入力できるため、
ロス無く、最も効率的に信号を取り出すことができます。
また、MCカートリッジのコイルの両端(+/−)をバランス構成のアンプで受けることで、
ノイズの影響を最小化し、高品位に増幅することができます。
増幅素子には、本来電流を増幅するための素子であるトランジスター素子を採用することで、
さらに設計の合理性を高めています。
光カートリッジは、
内部でLEDと受光部(PD:フォトダイオード)を使い、
カンチレバーの動きを光学的に検出し、
アナログ音楽信号として出力します。
振動系が軽量で針先の動きが磁力の反発(磁気抵抗)を受けないため、
極めてスムーズで正確なトレースを誇り、立ち上がりの速い鮮明なサウンドを生み出します。
E1は光カートリッジ専用の
RCA入力端子を1系統装備しています。
光カートリッジは、増幅やイコライジング方式がMM/MCカートリッジと全く異なるため、
独立した専用の完全バランス/デュアルモノ・フォノアンプを搭載しています。
また、LED用の電源回路は、
独自の低フィードバック・ディスクリート・レギュレーターで高音質化しました。
外部電源を備えた独自のバランス/デュアルモノ増幅回路により、
光カートリッジならではの鮮明なサウンドを望みうる
最高のクオリティーでお楽しみいただけます。
MM、トランス内蔵MC、
および出力電圧の高いハイインピーダンスMCなど、
出力電圧が高いカートリッジ用に電圧入力専用RCA端子1系統を装備しました。
入力信号は直後にバランス化/増幅され、
バランス・カレント入力と共有する完全ディスクリート構成の主増幅回路で増幅されるため、
バランス・カレント入力同様に妥協の無い、優れた音質をお楽しみいただけます。
使用するカートリッジに合わせて負荷抵抗、負荷容量を設定することができます。
MCバランス・カレント入力、およびMM/MC電圧入力から入力された信号は、
各入力に共通の2段構成のバリアブルEQ・ゲインアンプ回路にて増幅とEQ処理が行われます。
増幅方式はナチュラルな音質を求め、CR型を採用しました。
完全バランス/デュアルモノ/ディスクリート構成にこだわり、
部品の選定にも細心の注意を払って高音質を追求しました。
増幅ゲインは、カートリッジに合わせて細かく微調整が可能で、使いやすさを高めています。
E1は、そのシンプルで優雅な外観のイメージとは異なり、
プロスタジオ機器レベルの様々なEQカーブの調整が可能です。
一般的なRIAAカーブを含む6種類(RIAA、Columbia、Decca、NAB、Teldec、AES)の
代表的なEQカーブをリモコンのボタン一つで呼び出すことができ、
さらに3つのEQパラメーター(ローリミット、ターンオーバー、ロールオフ)を
個別にカスタマイズすることで、最大4つのカスタムEQ設定をプリセットすることもできます。
様々なEQカーブの設定参考値が、
オーナーズ・マニュアルに掲載されており、
あらゆるレコードから最高の音質を引き出すことができます。
リモコンの「DEMAG」ボタンONでレコードを約30秒再生するだけで、
MCカートリッジや昇圧トランスの磁化された鉄心を消磁し、
本来の音質を回復する簡易消磁機能を搭載。
その他、レコード盤の反りで発生する低周波をカットするサブソニックフィルター、
モノーラル盤の再生用にMONO再生モードを装備しています。
出力バッファーアンプは、
プリアンプのフラグシップモデルGrandioso C1Xを踏襲し、
大規模な物量を投入しました。
2,000V/μsという驚異的にハイスピードなスルーレートを誇る
「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を
一つの信号ラインに対してパラレル構成で搭載。
プリアンプへ強力かつハイスピードに信号を送り出すことで、
躍動感あふれるサウンドをお届けします。
Grandioso E1は、プリアンプとの接続に
RCA出力、XLR出力を各1系統ずつ装備しており、
XLR出力は設定の切り替えにより、
「ES-LINK Analog」出力に設定することができます。
「ES-LINK Analog」は、対応した機器同士を接続することで、
レコーディングスタジオのアナログコンソールからそのままモニターしているような、
臨場感に溢れた再生ができるESOTERIC独自の電流伝送方式です。
一般的な電圧伝送と比べて、約100倍の電流を伝送するため、
音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができ、
パワフルで、奥行感やライブ感に大変優れています。
また、原理的に接続ケーブルのインピーダンスの影響を受けないため、
出入力信号の同一性を極めて高く保つことができます。
ES-LINK Analog = ESOTERIC独自の電流伝送
オーディオ機器では、音楽信号の強弱を、電圧の強弱で伝える「電圧伝送」が一般的です。
これに対して、ES-LINK Analogは、
電流の強弱や方向性で音楽信号を伝える「電流伝送」です。
通常の電圧伝送では、出力機器側の出力インピーダンスは低く、
入力機器の入力インピーダンスを高くする、
「ロー出し、ハイ受け」が基本となります。
つまり、信号伝送時に必要な電流値は低く抑える傾向にあります。
また伝送路(インターコネクトケーブル)の抵抗成分(インピーダンス)により、
伝送する信号の電圧は、オームの法則(電圧=電流×抵抗)で計算されるレベル分減衰して、
入力機器側で受信されることとなります。
そしてケーブルが長くなると抵抗分が大きくなり、影響はより大きくなります。
それに対して、電流伝送では出力機器の出力インピーダンスは高く、
入力機器の入力インピーダンスを低くする、「ハイ出し、ロー受け」の回路となり、
電圧伝送に比べ、信号伝送時の電流値は大きくなるため、
音楽信号を力強く送り出すことができます。
また、電流伝送では、出力機器から出力された電流値と、
入力側の機器が受け取る電流値は常に一致します。
ホースを使って蛇口からバケツに水を送ることを想像してみてください。
ホースに穴が開いていない限り、蛇口から出た水はホースの長さに関わらず、
常に同じ量をバケツ側へ流すことができます。
同じように、仮に伝送路となるケーブルが複数経路に分かれるようなことがなければ、
出力側からの電流は、全て入力機器に届けられ、流れる電流値は必ず一致し、
伝送路が長くなっても変わりません。
微小な信号も正確に伝送ができるこの利点は、
精密な信号を計測する計測機器で電流伝送が多用されていることからも明らかです。
ESOTERICの機器では、
通常の電圧伝送の出力機器側は出力インピーダンス数十Ω、
入力機器側は100kΩ程度の入力インピーダンスで設計されています。
それに対し、ES-LINK Analogの送受信回路では、
出力機器側の出力インピーダンス約1kΩ、
入力機器側は入力インピーダンス0Ωで受信するような回路となっています。
音楽信号を伝送する場合に流れる電流値に着目した場合、
通常の電圧伝送と同じレベルの音楽信号を伝送しているときの、
ES-LINK Analog伝送の電流値は、電圧伝送で流れる電流値の約100倍となります。
電流値が高いため、音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができるのです。
フォノアンプ・ユニット本体から、
電源/コントロール部を分離した2シャーシ構成を採用。
振動やノイズの原因となる電源部、コントロール部、ディスプレイ部を
別ユニット化することで、オーディオ信号を極めてピュアに増幅することができます。
電源/コントロールユニットは、メイン・ユニットからセパレートされ、
フォノアンプとしては異例の大規模な4系統独立電源を構成し、
本体との接続は3本の専用DCケーブルで行います。
MC/MM用フォノアンプ部の電源は、電源トランス、
整流回路を左右に独立させた完全デュアルモノ構成を採用。
光カートリッジ用フォノアンプ、コントロール部も
それぞれ専用の電源部を搭載しています。
電源を4系統に独立させることで、回路間の相互干渉を防ぎ、
E1のピュアで力強い再生能力を支えています。
操作・表示を司るロジック系コントロール部は、電源ユニットに統合し、
フォノアンプ・ユニット本体から物理的に隔離しました。
また、電源/コントロールユニットからフォノアンプ・ユニット本体に接続される
全てのコントロール信号は、
大規模なアイソレーター回路でオーディオ回路から電気的に分離し、
ピュアな再生にこだわりました。
ロジックコントロールを電源ユニット内に統合し、
集中コントロールすることで、
イコライザー・カーブや各種設定などほぼ全ての機能を付属のリモコンで、
試聴ポジションから遠隔操作することができます。
また、パネル面は必要最小限のボタンのみを残し、
シンプルでエレガントなGrandiosoならではのフロントフェイスを際立たせています。
高度な金属加工が生んだ質感の高いアルミニウム製リモコンは、
手に馴染みやすいスマートホンサイズで、
操作シーンごとに使うボタンを両面に配置した機能的なデザインを採用しました。
「マスターサウンドの再現」という唯一無二のデザイン・ゴールに向けて、
E1のシャーシは、音質へ影響を及ぼすあらゆる振動を最適にコントロールします。
剛性と柔軟性のバランスを極限まで突き詰めた、
スポーツカーさながらのメカニカル・エンジニアリング。
流麗でクリーンなフォルムが、その完成度の高さを物語ります。
剛性が必要なエンクロージャーは重量級肉厚アルミニウムブロックを多用し、
無共振化を徹底する一方で、トップパネルは、
セミフローティング構造を取り、より開放的なサウンドを目指しました。
シャーシは、複数枚の鋼板を使ったマルチレイヤー構造を採用。
各回路コンポーネントを個別のレイヤーに固定し、立体配置することで、
物理的・電気的な相互干渉を最小限としています。
電源部も電源回路とトランスをマウントするレイヤーを分離し、
トランスの振動が回路に伝わることを抑制しています。
トランスがマウントされたボトムシャーシには、
レーザーによる精密スリット加工を施し、
ESOTERIC独自のピンポイントフットを通じて効果的に振動を外部へ逃がします。
ESOTERIC独自のスパイクと受皿を一体化した
特許取得アイソレーション・フットも更に改良され、進化を遂げました。
ボトムシャーシから吊り下げられたフット本体は、
設置時にシャーシの自重でボトムシャーシに結合されます。
新たにフット上部を円錐状にテーパー加工することで、
シャーシとフットの結合面積を最小化しました。
また、フット底面も縁の部分で床と接地するよう、リング状にくり抜き、
共振モード分散のためスリット加工を施しました。
シャーシとフット、およびフットと床の設置面積を
最小化することで振動コントロールを最適化し、
更にシャープなフォーカスと開放的なサウンドを獲得しています。
入力端子
XLR 3系統(MC電流入力専用)
RCA 1系統(MC/MM電圧入力)
OPTICAL(RCA) 1系統(光電式カートリッジ専用)
RCA負荷抵抗
MC 10 Ω、50 Ω、100 Ω、200 Ω、560 Ω
MM 47 kΩ
RCA負荷容量
MM 100 pF、220 pF、320 pF
出力端子
XLR/ESL-Analog(切換式) 1系統
RCA 1系統
出力インピーダンス
XLR 50 Ω
RCA 18 Ω
オーディオ特性
RIAA偏差 ±0.3 dB
定格出力
XLR 2 V
RCA 1 V
最大出力(歪率1%)
XLR 6.6 V(XLR、RCA入力) / 12 V(OPTICAL入力)
RCA 3.3 V(XLR、RCA入力) / 6 V(OPTICAL入力)
入力感度(1kHz)※
MC(電流入力) 1.2 mV
MC(電圧入力) 0.5 mV
MM(電圧入力) 10 mV
OPTICAL 50 mV
ゲイン※
MC(電流入力) 65 dB (XLR出力) / 59 dB (RCA出力)
MC(電圧入力) 72 dB (XLR出力) / 66 dB (RCA出力)
MM(電圧入力) 46 dB (XLR出力) / 40 dB (RCA出力)
OPTICAL 32 dB(XLR出力) / 26 dB(RCA出力)
電流ゲイン可変範囲 –9 〜 0 dB(3dBステップ)
電圧ゲイン可変範囲 –6 〜 +4dB(2dBステップ)
イコライザー周波数
LOW LIMIT(Hz) 50、71、100
TURNOVER(Hz) 800、630、500(RIAA)、400、350、300、250、FLAT
ROLL OFF(10kHz dB) − 16、− 13.7(RIAA)、− 12.7、− 12、− 10.5、− 8、− 6、FLAT
全高調波歪率(1kHz/22kLPF/定格出力時)
MM 0.008%
OPTICAL 0.02%
サブソニックフィルター 16 Hz、−6dB/octave
電源 AC 100 V、50/60 Hz
消費電力 43 W
スタンバイ時消費電力
リモコン入力端子(RS-232C)設定OFF時 0.3 W
リモコン入力端子(RS-232C)設定ON時 0.7 W
外形寸法(W×H×D、突起部含む)
本体 445 × 131 × 445 mm
電源/コントロール部 445 × 131 × 451 mm
質量
本体 20.7 kg
電源/コントロール部 23.4 kg
付属品 AC電源コード × 1 DC電源コード(オス)× 2 DC電源コード(メス)× 1
リモコン(RC-1343)× 1 リモコン用乾電池(単3)× 2 取扱説明書 × 1 ご愛用者カード × 1
※ [MC電流入力] C.Gain:0dB、Gain:0dB、インピーダンス40Ωカートリッジ想定時
[MC電圧入力、MM] Gain:0dB設定時
[OPTICAL] Gain:HI設定時
※ 仕様は、発売時に予告なく変更される場合があります。
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