<主な特長>
◆. 4K
映像を忠実に描き出す、ネイティブ4Kパネル
“SXRD”
を搭載。
劇場用のデジタルシネマプロジェクターに搭載している
1.55型「4K“SXRD”」と同じ解像度「有効885万画素(水平4,096×垂直2,160画素)」をもつホームプロジェクター用のネイティブ
4K
パネル0.74型 「4K SXRD」 を搭載。
これにより、フルHDパネルでは表現できない高精細かつ自然な表現が可能となり、
被写体の輪郭や微妙なディテールまでクリアに描きだします。
また、ネイティブ4Kパネル採用のため、3Dコンテンツも
2Dコンテンツと同様に
4K解像度で臨場感豊かに楽しめます。
フルHDの4倍を超える画素数を達成した「4K
SXRD」パネルは、画素の微細化に加え
高品位な画質を実現するために、シリコン駆動基盤の表面を平坦化し液晶層の厚みを
均一にしました。
光の乱反射を抑え、表示輝度ムラの少ない高コントラストな映像を再現します。
さらに、入力信号の輝度レベルに応じて光量を自動制御する
「アドバンストアイリス3」技術などの組み合わせにより、
最大350,000:1のダイナミックコントラストを実現しました。
これにより、引き込まれるような奥行き感と、暗いシーンから明るいシーンまで
精彩感のある映像を描きだします。
プロ用カメラのイメージャー固着技術をベースに「4K SXRD」固着に展開し、
パネルを高解像度化することで各パネルの精度が向上しました。
パネルを高精細化することで要求されるパネルアライメントの高い精度を満たすための高度な光学部品設計、そしてより高い要求レベルを満たすための位置補正機能を採用。
これにより、画素の色ずれが原因で発生する色の濁りやにじみの少ない、
正確な色再現を可能にしました。
ネイティブ4Kパネル「4K
SXRD」搭載により、
4K解像度(水平4,096×垂直2,160画素または水平3,840×垂直2,160画素)の
コンテンツを、劣化なく高精細なまま楽しむことが可能です。
また、最新のHDMI規格に準拠し、4K/60p信号にも対応しました。
◆.ソニー独自の「4K表示デバイス向けデータベース型解像処理LSI」搭載
ソニーが十数年培ってきた超解像技術開発に伴うノウハウに
新規技術を加えた「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」を搭載。
フルHD解像度の映像信号(3Dを含む)をより高精細な
4K(水平4,096×垂直2,160画素)映像信号に変換します。
ソニー独自のデータベース型超解像においてパターン分類手法を
学習型に進化させることで、分類性能をさらに向上させ、入力された信号を
「どのような特性を持つ映像なのか」を解析し、画像に合わせた最適な
超解像処理を可能にしました。
また、入力画像の品位(ノイズ量、信号帯域など)を計測・解析し、
その結果に基づき超解像処理とノイズ除去を自動的に制御することで、
さまざまな入力信号に対する高画質化を実現。
これにより、きめ細やかで高品位な4K映像の生成を実現しました。
◆ オリジナル4Kマスターに近い映像を楽しめる「Mastered in
4K」モードを搭載。
ソニーピクチャーズの発売する高画質ブルーレイソフト「Mastered in
4K」
ブルーレイは、4K解像度の高画質マスターファイルをソニー独自のフィルターにより、
高ビットレート・広色域情報を保持しながらフルHD解像度にダウンコンバートし、
オーサリングしたものです。
Mastered in
4Kブルーレイの2Kデータを4Kへアップスケーリングする際に、オーサリング時と同一のフィルターを使用する「Mastered in
4K」モードを搭載。
ダウンコンバートとアップスケーリングを同じフィルターで処理することにより、オリジナル4Kマスターに限りなく近い高品位な映像クオリティーで楽しむことが可能です。
◆. HDR(High
Dynamic
Range)対応。
映画・放送業界で対応が進み、4Kブルーレイディスクに採用されているHDR10方式に対応。
全体の明暗の差が大きい映像でも細部まできれいに表現が可能になり、「立体感」、「奥行き感」、「精細感」が増し、よりリアルな映像が楽しめます。
また、放送で採用されるHLG(Hybrid
Log Gamma)方式にも対応しています。
◆. 制作者の意図に近い「HDRリファレンス」とHDR再生時の豊かな暗部階調表現
最大輝度1000nitを超えるHDRコンテンツの高階調側の表現を豊かにする「HDR10」に加え、マスターモニター(*)のトーンマッピングを再現する「HDRリファレンス」はHDR色再現と映像の明るい部分の階調表現がより正確になり、制作者の意図に近いHDR映像を再現できます。
* ソニー製4K有機ELマスターモニターBVM-X300
※ 「HDRリファレンス」モードは最大1,000nitまで忠実に輝度が再現されます。1,000nitを超える輝度を持つコンテンツは1,000nitで切られます。
プロジェクターからスクリーンに投影し反射した映像の輝度は光が減衰し暗部が圧縮されることで沈みすぎてしまい階調が見えにくくなります。
マスターモニターを使ってHDRコンテンツの調整を行う際に見えていた暗部の階調をプロジェクターでも再現できるようにPQカーブの暗部をプロジェクターの輝度で最適となるようにHDR10、HDRリファレンスともに補正し、暗部階調表現を向上させました。
◆.
高輝度1800ルーメンを実現。
高い光の利用効率を誇る「4K
SXRD」や、
280W高圧水銀ランプの採用により、1,800lm(ルーメン)という高輝度を実現。
ランプコントロール「低」時のランプ寿命が約6000時間(*)となり、2時間の映画を毎日1本見て約8年、2時間の映画を1週間に2本見て約28年、と長くお楽しみいただけます。
* 時間は目安であり、保証するものではありません
◆.アドバンスト アイリス3
搭載。
「アドバンストアイリス3」では、映像の白から黒への比率を識別してアイリスを絞ることで、ランプからの光量を映像に合わせ適切に調整します。
たとえば光量を下げた場合でも、ピーク輝度を電気処理によりもとの
白ピークレベルまで補正。この電気処理によりさらに深い黒を再現することができ、映像のダイナミックレンジを拡大しました。
また、高いコントラスト性能を持つ「4K SXRD」や「ハイコントラストプレート」などの組み合わせにより、高コントラスト比を実現。
被写体の立体感やディテール、映像の奥行き感をリアルに表現します。
※ 「アドバンストアイリス3」は3Dではお使いになれません
◆.最適コントラストを自動調整するコントラスト エンハンサー
シーン毎の信号成分をリアルタイムに分析し、最適な階調、コントラストが得られるよう、映像の明るい部分・暗い部分のレベルを自動的に補正。
階調表現を向上させることで、メリハリのある、躍動感にあふれた映像を再現します。
◆. 色彩豊かな映像を再現するトリルミナス(R)ディスプレイ
広い色再現領域を持つ「トリルミナス(R)ディスプレイ」に対応。
さまざまな赤の色合い、エメラルドグリーンの海や人の肌の中間色など、
これまで表現の難しかった繊細な色を色彩豊かに再現することが可能です。
「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」の高精度な
カラーマネジメントと相まって、今まで以上にリアルで質感の高い映像を実現しています。
また、「トリルミナス(R)カラー」対応のソニー製カメラで撮った写真や映像を
「トリルミナス(R)ディスプレイ」対応のVPL-VW555で再生すれば、
豊かで自然な色のまま大画面で思い出を楽しめます。
◆.
モーションフロー搭載。
毎秒24フレームで作成されたムービーなどの画像の動きを滑らかにする「モーションフロー」を4K映像にも適用
■スムース強:動きを滑らかにします。特に映画などに効果的です。
■スムース弱:動きが滑らかな標準的な映像にします。
■インパルス:黒画を挿入することで残像感を低減。元映像を忠実に再現します。
映画館同様の映像表現に適していますが、画面がちらつくことがあります。
■コンビネーション:明るさは保ちつつ、動きの速い映像のぼやけを軽減します。
■True
Cinema:毎秒24フレームで作成されたムービーなどの画像を
オリジナルのフレームレートで再現します。
■切:モーションフロー機能をオフにします。
◆.高輝度で、くっきりとした3D映像を実現。
高速パネル駆動の「SXRD」を搭載し、映像のライティングスピードを2倍に向上。
左・右目用それぞれの映像を2回繰り返し描画し、左目用、右目用の映像が
混ざらない状態で3Dメガネのシャッターを開けることが可能になり、
3D特有のクロストーク現象を極限まで低減しました。
また、ソニー独自のランプ制御技術を採用し、映像を書き替えているときは
ランプ出力を抑え、書き替えが完了したとき(3Dメガネのシャッターオープン時)に
ランプ出力を高めることで、いちだんと明るく、くっきりとした3D映像を再現します。
左目用、右目用のフルHD解像度の映像信号はリアリティークリエーションにより
高精細な4K映像信号に変換されており、3Dも、4K画質で楽しめます。
◆. 無線方式の3Dメガネ(別売り)を採用
4Kの高画質で3D映像を快適に楽しんでいただくために、
3Dメガネの通信方式に無線(Bluetooth(R))方式を採用。
障害物に信号が遮られたり、角度により受信範囲を制限されることがなく、
高い安定性を実現しています。
また、業界標準規格「フルHDグラス・イニシアチブ」対応のため、
他社製も含めて同規格対応の3Dメガネを幅広くご使用いただけます。
3Dメガネ 「TDG-BT500A」 (別売オプション)
外形寸法: 約W147 × H46 × D170mm
質量:
約36g(電池含む)
動作時間:約100時間、電池の種類:CR2025
◆.3Dトランスミッター内蔵。
3Dメガネのレンズシャッター開閉を同期させる 3Dシンクロトランスミッターを、
プロジェクター本体に内蔵。
本体から半径10m以内であれば、シンクロ信号を受信して
同期させることが可能です。
◆.
色バランスのズレを自動補正するオートキャリブレーション機能
長時間使用する中で、プロジェクターの色バランスには少しずつズレが
発生していきます。それを補正するのが新搭載の「オートキャリブレーション」機能です。
本体に内蔵されたカラーセンサーが投射光を解析し、
初期状態からの色バランスのズレを判定。本体メニュー画面から
「オートキャリブレーション」→「調整」を選択するだけで、
ホワイトバランスなどカラーマネジメントを補正します。
別売の光学センサーやパソコン等は不要なため、
手間なく簡単に高品位な4K映像をご堪能いただけます。
また、「プリチェック」機能により色のズレ度合を数値で確認できるため、
キャリブレーションが必要な状態かを確認することも簡単です。
◆.2D専用と3D専用、それぞれ独立させたピクチャーモード採用
◆シネマ
フィルム1:
最高画質といわれるマスターポジフィルム
(ダイナミックレンジの広い、透明感のある画質)を再現する画質設定です。
◆シネマ
フィルム2:
シネマ フィルム1をベースに色調を変え、実際の映画館の映像美を再現する
画質設定です。
◆リファレンス:
コンテンツのもつ画質そのものを忠実に再現したい場合や、
調整のない素直な画質を楽しむのに適した画質設定です。
◆TV:
テレビ番組やスポーツ、コンサートなどのビデオ映像に適した画質設定です。
◆フォト:
デジタルカメラなどの静止画に適した画質設定です。
◆ゲーム:
ゲーム用にメリハリのある色再現や応答性に優れた画質設定です。
◆ブライト
シネマ:
リビングルームなどの明るい環境で、映画を見るのに適した画質設定です。
◆ブライトTV:
リビングルームなどの明るい環境で、テレビ番組やスポーツ、
コンサートなどのビデオ映像を見るのに適した画質設定です。
◆ユーザー:
お好みに合わせた画質に調整、設定し、保存できます。
お買い上げ時は「リファレンス」と同じ設定になっています。
◆.細かな調整が可能なガンマモード
従来の3管式プロジェクターの画質調整機能を継承。
より高度な画質チューニングを可能にする11種類(10種類+OFF)の
ガンマモードを搭載しました。
これにより、映像コンテンツや部屋の視聴環境に合わせて、
画質をきめ細かくつくりこめます。
◆.HDCP2.2 & 18Gbps対応のHDMI入力端子装備。
4K放送に対応するためのHDCP2.2対応HDMI入力端子を2系統装備。4K放送や4K配信など、さまざまな4Kコンテンツが楽しめます。
また、最新のHDMI規格の4K60P 4:4:4 各8bit、4:2:2 各12bitおよび4K24P 4:4:4 各12bitなど、18Gbpsの4K映像入力が可能。 鮮やかな色調と細かな階調をお楽しみいただけます。
◆.セッティングの自由度を広げるレンズシフト機能
2.06倍の電動ズームを搭載し、部屋のスペースに応じて
投写距離をフレキシブルに調整できます。
また、レンズシフトにより本体の設置場所はそのまま、
投写画面を上下左右に移動できます。
(垂直方向
上85%、下80%、水平方向31%)
垂直方向(上)85%/(下)80%:
スクリーンの高さの85%をスクリーンセンターから上に、
80%をスクリーンセンターから下に動かすことが可能。
水平方向31%:
スクリーンの幅の31%をスクリーンセンターから左右に動かすことが可能。
◆.遅延低減モード搭載。
画像処理で発生する映像遅延を短縮することで、ストレスのない快適な
ゲーム体験を実現。シビアなタイミングが要求されるゲームであっても、
プレイヤーの意図をダイレクトにプレイに反映することが可能です。
※設定:低遅延モード「入」時。
別売りオプション
3Dメガネ
『TDG-BT500A』 オープン価格
アクティブシャッター方式
天井取り付け金具
『PSS-H10』 価格
77,000円/税別 (VW555、VW255、HW60 モデル共有)
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