B&W　600 シリーズ・テクノロジー


＜ダブルドーム トゥイーター＞



上位シリーズの
CM10スピーカーに採用された
トゥイーター技術を使用しています。

ダブル・ドーム・トゥイーターは、
軽量化のために極薄のアルミドームを特色とし、
剛性を高めるために、
中央部分が切り取られた2層目のドームとなる、
やや厚いアルミリングで覆い、
周辺部を補強しています。


さらに、
600シリーズのトゥイーターは
音響上の独立性のために
キャビネットから、ディカップリングされています。

キャビネットの振動が、
トゥイーターに伝わるのを防ぎ
よりクリアで美しい高音を実現。

その結果、
息をのむほど ピュアで、
正確な高音が実現しました。




マグネット・アッセンブリを取り巻く合成ジェルのリングが、
クッションの役割を果たし、アッセンブリ全体が
マウント内でフローティングします。







＜ケブラーコーン＞



Kevlar（R）は1974年以来、
B&Wで使用してきたコーンの材料です。

Kevlar（R）は、デュポン社製の合成アラミド繊維で、
おそらく防弾チョッキに使用されていることで
最もよく知られています。

その特性は、
スピーカーコーンの歪みと、
カラーレーションを引き起こす定在波を
吸収する素材としても最適です。


リスナーに聞こえるのは、
遅れや時間による音のぼやけが非常に少ない音です。





＜Fixed Suspension Transducer＞



FSTコーンは、
発泡材の細いリングに取り付けられています。

この「囲みのない」サスペンションが、
不必要なエネルギーを、
音ではなく熱に転換することで、
歪みを最小限にします。


その結果、
最高クラスのクリーンな中音が実現します





＜デュアルレイヤー・バス・ドライバー＞



3ウェイモデル（683S2、HTM61S2）の
バス専用ドライバーは、
新しいダブルドーム・トィーターと同様の
改良されたアルミの2層構造ドライバーを採用しています。


この新しい構造技術は、
ドライバーの分割共振周波数を
4kHzから5.5kHzへ移動し、
豊かで歪のない低域のレスポンスと、
中域との更に改善された一体感を
確かなものにしています。


アルマイト処理を施して色に濃淡を付け、
キャビネットの仕上げに合わせています。





＜バス／ミッドレンジ＞



2ウェイモデルのドライバーは、
ケブラーコーンを使用し、
その中央には、上位モデル「PM1」と同じ、
エネルギー吸収型 防振プラグを採用しています。

このキノコ型をした防振プラグは、
一般的なダストキャップとは異なり、
ボイスコイルボビンの内側に
ぴったりと、はめ込まれています。

これにより、ピストン運動が改善され、
高周波数でのブレークアップが減少することで
優れた性能を発揮できます。








＜クロスオーバー回路＞


新600シリーズのスピーカーも、
シンプルなフィルター構成を採用しています。

重要要素がシンプルであればあるほど、
またドライバーの性能が優れているほど
シンプルな仕上がりになります。

600シリーズでは、
高周波クロスオーバーに使用されている
キャパシターは、ただひとつだけです。










＜フローポート＞

B&Wスピーカーの、
Flowport™の、くぼみは
空気が物体の表面を流れる方向を改善し、
ゴルフボールと同様、乱気流を最少化します。

表面のくぼみが渦電流を生成して、
乱気流を減少しパフォーマンスを向上します。


レフレックス・ポートの場合、
ポートの各端部における空気の流れの乱れを
減少させることにより、
単にポートの端部を広げるよりも
音響効果がかなり改善します。

したがって、高音レベルでの
耳障りなノイズと圧縮が減少します。



 


＜ 新600 シリーズ （第5世代） ラインナップ ＞