Sonus faber



Elipsa

ストラディヴァリ・オマージュの美音をより多くの音楽ファンへ


「Elipsa」

希望小売価格:2,500,000円(ペア/税別)

生産完了 メーカー在庫限り


1993年、リュート楽器の形に霊感を得て、Guarneri Homageが誕生しました。 1998年に発売されたAmati Homageもまた、リュート型に由来するものでした。そして2003年にはこのリュート型を平面バッフル方法論に発展させた究極のストラヴァリ・オマージュが完成したのです。

ソナス・ファベールのクレモナ・シリーズに新たに加わったelipsa(エリプサ)は、このストラディヴァリ・オマージュの美音をより多くの音楽ファンにお届けするために設計されました。楕円形を意味するその名のとおり、キャビネットをはじめとするストラディヴァリ・オマージュで培われた数々のテクノロジーを継承しながらも、よりお求めやすいサイズと価格でストラディヴァリ・オマージュの美音とともに、 Cremonaがもつ豊かな響きと使い易さをも実現しました。

elipsaはオマージュ・シリーズの集大成Stradivari Homageにおいて開発された幅広の仮想無限大バッフル楕円キャビネットを、より現実的なサイズで実現しました。また、ウッドファイバー・コーンを使用した新開発のミッドレンジ・ドライバーの採用により、Stradivari Homageの拡がりのある深々としたサウンドステージにCremonaの豊かな心地よい響きが加わり、自然で美しいソナス・ファベールの再生音は更なる進化を遂げました。


仮想無限大バッフルを実現する楕円形積層キャビネット
曲線を描く幅広のキャビネットの前後パネルは20枚の異なるウッド・シートから成る積層構造とし、上面と底面には無垢のソリッド・メープル材を使用して可能な限り剛性を高めています。表面の隣接するメープル・ウッドピース間には黒色ダンピング材を挟み込んで縦方向の振動モードを分散しています。また、幅広のバッフル面は仮想無限大として機能するとともに、その楕円形状により360°方向に水面に波が拡がるように音波を放射します。キャビネット内部には特製の補強リブや補強構造を要所要所に設けて、万全の振動対策を施すとともに定在波の発生も防いでいます。さらに、前後スパイクの高さを変えてキャビネットを後方に6°の傾斜をもたせて全ドライバー・ユニットの音源位置を揃えることで、放射波の位相の最適化が図られています。


リング・ラジエーターによる優れた高域特性
シルク・リング・ラジエーターは、この種のラジエーターではもっとも表現力に優れたものです。過去のメタル振動板を採用したリング・ラジエーターと比較して、シルク・リング・ラジエーターは帯域幅、指向特性ともに優れており、ドーム状ダイヤフラムの利点をも備えています。デュアル・ウェーブ・ダイヤフラムから前面に放射される音波は、ソナス・ファベール独自のトロイダル・ウェーブ・ガイド(デフューザー)によって巧妙にコントロールされます。さらに、幅広のバッフル面は波長の短い高域の音波にとって仮想無限大バッフルとして機能するとともに、キャビネットの楕円形状により回折効果の影響から解放された音波が 360°方向に水面に波が拡がるように放射されます。


新開発のミッドレンジドライバーによる充実した中域特性
ミッド・レンジには、ブラック・ウッドファイバー・コーンおよびシンメトリック磁気回路を備えた150mm径の新開発ドライバー・ユニットが採用されています。ランダムに配列された繊維構造をもつダイヤフラムによりコーンの分割振動を抑えるとともに、ダイナミック・リニア・サスペンションの採用により自然で分解能に優れた特性を実現し、システムの要となる中音域を生々しく再生します。ドライバー・ユニットの背面はキャビネット内部のバック・チェンバーで被われ、コーンの背圧を磁気回路センターの通気口を通じてこのチェンバーに導くことで小音量時のリニアリティを大幅に改善しました。また、このチェンバーの壁はキャビネットの前後壁の支えともなり、不要振動を効果的にコントロールします。さらに、このバック・チェンバーにはミッド・レンジ用のバスレフ・ポートを装備して低域の拡大をはかり、ウーファーとの滑らかな帯域のつながりを実現しています。


メタル・ウーファー採用の豊かな低域特性
低域ドライバー・ユニットには高剛性・低質量のアルミ・マグネシウム合金ダイヤフラムを採用した260mm径ウーファーを使用し、優れたレスポンス特性と量感豊かな低域再生を実現しました。ダイヤフラムの表面には特殊コーティングを施し、メタル振動板にありがちな固有音を排除しています。特別に設計されたウーファー中心部のコアキシャル・アンチ・コンプレサー機構は、ウーファーの背圧を緩和してダイヤフラムのより忠実な動きを保証し、ボイス・コイルの放熱効果も向上させます。キャビネットの内部容積の大部分を占めるウーファー部のバック・キャビティには2本のロング・バスレフ・ポートを装備し、拡がり感のある伸びやかな中低域を実現しました。また、耐久性に優れた天然ゴム製エッジは、ダイヤフラムの動きを理想的に制御するとともに大振幅動作時にも余裕をもって対応します。


音質最優先のクロスオーバー・ネットワーク
ネットワークは、全再生帯域にわたって振幅と位相の両特性が最適となるように設計されました。位相特性を優先させた2次フィルターのクロスオーバー・ポイントを250Hzと2.3kHzに設定し、ミッド・レンジ・ドライバーを中心としてツィーターとウーファーのつながりがもっとも滑らかとなる周波数特性を実現しました。ネットワーク回路には、音質を考慮した特注コンポーネント、素材と構造を吟味した内部配線材など、考えうる最高のものを投入しました。さらに、ネットワーク部はレジンで封入され、部品の振動によるマイクロフォニック歪みも皆無です。

主な規格

型式3ウェイ・エリプティカル・デザイン、
ヴァーチャル2πラジエーション
バスレフ・フロア型システム
キャビネット手作業厳選ウッド・ピースによる
積層ダンピング楕円形キャビネット。
共振の最適化ダンピングによる高音質設計、
内部補強材により不要共振と定在波を排除。
高域スペクトラムトロイダル・ウェーブ・ガイド付
25mm口径リング・ラジエーター
中域スペクトラムブラック・ウッドファイバー・コーンと
シンメトリック磁気回路を採用した
150mm口径の新開発ミッドレンジ・ドライバー。
分割振動を抑えたダイヤフラムおよびリニアリティに
優れたダイナミック・サスペンションは
入念に排気処理されたアコースティック・チェンバーと
あいまって、リニアで高解像度の中域を実現。
低域スペクトラム軽量アルミ・マグネシウム合金コーン260mmウーファーを
ダブル・バスレフ・ポートで使用して、
比類のないダイナミズムとリニアリティを実現。
特殊なコアキシャル・アンチ・コンプレッサー機構および
開口部の大きなフレームの採用により、
バック・キャビティの背圧による共振や歪を排除。
クロスオーバークロスオーバー周波数を250Hzと2.3kHzに設定した
2次フィルター構成ネットワークにより
理想的な位相/ 振幅特性を実現。
内部配線はすべて音質最優先の
貴金属合金ケーブルを使用。
音圧レベル91dB(2.83V/1m)
公称インピーダンス4Ω
推奨アンプ出力30W−300W
周波数特性35Hz-30kHz
寸法W550mm×H1250mm×D455mm
質量48kg





Stradivari Homage

更なる前進によって世に送り出される
オマージュ・シリーズの最新作



「Stradivari Homage」

レッドヴァイオリン 仕上げ
希望小売価格:5,400,000円(ペア/税別)

グラファイト 仕上げ
希望小売価格:5,600,000円(ペア/税別)



1993年、リュートの形に霊感を得て、Guarneri Homage が誕生しました。ガルネリ・オマージュは、限りなくポイント・ソースに近い音場を再現する理想的な音楽再生用コンパクト・スピーカーの具現化でした。1998年に発売された Amati Homage もまた、リュート形に由来するものでした。アマティ・オマージュは低域周波数スペクトラムの放射面積の拡大により、オーケストラのクレッシェンドをより生々しく実在感あふれるスケールで再生するスピーカーの提案でした。そしてさらに5年の歳月を経た今日、ガルネリとアマティのコンセプトは更なる前進を続け、無限平面における音源の優位性(2πラジエーション)の解明というもっとも可能性を秘めた新たなる方向を見出しました。ソナス・ファベールの弛まざる探究心から生まれたこの平面バッフル方法論は、ヴァイオリンのハーモニーを創り出す表板(ハーモニック・プレーン)の役割に通ずるものがあります。 Stradivari Homageは、このハーモニック・プレーンの考えを取り入れて完成しました。まさに、ニコラ・アマティの弟子の天才ヴァイオリン職人、アントニオ・ストラディヴァリへのオマージュにふさわしいスピーカーです。


  • 3ウェイ楕円形デザイン、ヴァーチャル2πラジエーション、複合チューニング・システムを採用。

  • 各ドライバーユニットは、ほとんど理論値に近い音響特性を備えたキャビネットにマウント。曲線を描く幅広のキャビネット外壁は複数のウッド・ピースの積層から成り、隣接するウッド・ピース間にはソリッド・ダンピング材を挟み込んで可能な限り剛性を高めて音のカラーレーションを排除しています。

  • もっとも表現力に優れたシルク・リング・ラジエーターを採用した高域は、ソナス・ファベール独自のトロイダル・ウェーブ・ガイド(デフューザー)によって巧妙にコントロールされます。

  • ヴァイオリンのもっとも基本的な構成部品のひとつである魂柱 (anima) をヒントに設計された中域。キャビネット内部のカーディオイド形のチェンバーがヴァイオリンの魂柱のようにキャビネットの前後壁の支えともなり、不要振動は効果的にコントロールされます。

  • 低域部は、物理的な変調を避けるために中高域ドライバー・ユニットとは分離。ウーファーはその再生帯域において最良のピストン・モーションが可能なように設計されています。

  • ネットワークは、全再生帯域にわたって振幅と位相の両特性が最適となるように設計。音響心理的に人の声域の境界線となる300Hzと4kHz近辺がクロスオーバー・ポイントとなります。
  • 主な規格

    型式3ウェイ4スピーカーシステム(リア・バスレフ型)
    使用ユニット低域: 260mm軽量アルミ・マグネシウム合金コーン型 ×2
    中域: 150mmウルトラ・ダイナミック・ミッドレンジ・ドライバー
    高域: 33mm口径ネオジミウム・リング・ラジエーター
    再生周波数22Hz〜40kHz
    公称インピーダンス4Ω
    出力音圧レベル92dB/W/m
    推奨アンプ出力最少30W、最大300W
    寸法W650mm×H1360mm×D500mm
    質量75kg