HF/UHF バイラジアル・ホーン
大口径4インチコンプレッション・ドライバーを活かし、
2本の15インチウーファーに伍する強力な
中音域エネルギーを確保するために、ダブルウーファーの採用により得られた
広いバッフル幅を有効に活用し、フロントバッフルのカーブをホーンの
サイドパネルに用いることで最大級の開口面積を獲得した
大型ホーンを搭載。
上下のホーンリップの素材には、独自の"SonoGlass TM"を採用。
音響素材として理想的な比重と剛性を持ち、高精度なモールド成形が可能です。
コンパクトなUHFドライバーと高比重、高剛性の"SonoGlass TM"UHFホーンを
アルミダイキャスト製ハウジングに納め、
HFホーン上部にマウントすることでシステムの帯域拡張を実現。
クロスオーバー・ネットワーク
ワイドレンジ・ローディストーションの設計理念に基づき、
2ウェイ+スーパーツィーターの形式を採った3ウェイ・ネットワーク。
厳選された高品質パーツを採用し、歪みの発生を徹底的に抑えた
低損失高精度ネットワークです。
15インチダブルウーファーとHFドライバーとの
最適な帯域分割を果たすため、
1機のウーファーを800Hz前後のHFクロスオーバー周波数まで用い、
もう1機のウーファーを150Hz以下でのみ動作させる
スタガーチューニング設計を採用。
HFドライバーのクロスオーバーを800Hz前後に設定。
UHFドライバーを20kHzから動作させ自然な高域拡張を実現。
強力なエネルギー伝送路となる二つのLF回路はエンクロージャー底面へ、
デリケートなHFおよびUHF回路はキャビネット背面へ分離独立配置。
電気的、磁気的相互干渉を最小化。
主要コンデンサーに
アルミニューム・メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーを採用。
過度特性を改善し、レスポンスを最適化しています。
2つのコンデンサー間にバイアスを加え、クラスA動作を行う事で
素子の直線性を改善し歪を低減するJBL独自の
チャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路を採用。
New
EVERESTでは、入力信号の一部を整流し
バイアスとして供給することでバイアス用バッテリーを不要とした
セルフバイアス方式を新採用。
主要なコイルに低損失空芯コイルを採用することで
ピーク入力に対する磁気飽和を追放。
HFドライバー用回路のコイルにスペーサーを履かせた
フローティングマウント方式を新採用。
476Beドライバーの高い分解能と豊かな情報量を最大限に引き出しています。
コントロール&装備
内蔵ネットワークを用いたシングルアンプ駆動やパッシブバイアンプ駆動に加え、
本格的なバイアンプ駆動にも対応するLF/HFドライブモード切り替えを装備。
最低域側LF1ウーファーの帯域とHFドライバー帯域を
それぞれ±0.4dBの3ステップでレベル微調整が可能な
アッテネーター・スイッチを搭載。
JBL伝統のバスレフ方式を採用。
リアパネルのラウンド構造がポート背圧を
左右へ逃がし部屋の壁面による影響を最小化します。
インプットターミナル・パネルと一体化した
3ピース・アルミダイキャスト製ポートアッセンブリーを採用。
大型金メッキターミナルを用いた二組の入力端子は
バイワイヤー接続、バイアンプ駆動に対応。
高剛性ステンレス・スチール削り出し成型による4つの足には、
スパイクと床に傷を付け難いラウンドチップを取り付け可能。
大型ステンレス製スパイク受けが附属。
キャビネット
大きな曲面のラウンド・リアパネルとHFホーンを形成する
カーブド・フロントバッフル、アングルの付いたウーファーバッフルによる
縦板と、半円を描く天板/底板による横板によって形成された
優美なシェル構造に、複雑な内部ブレーシングを組み合わせた、
剛性が高く内部定在波の極めて少ない
ノンカラーレーション・エンクロージャーです。
DD67000のウーファーバッフルは、
インナーバッフルにバーチ・プライウッド(樺合板)を用いる事で
バッフル剛性を高め、強力で過渡特性に優れた新型ウーファーを強固に支持。
MDF材によるアウターバッフルを重ね合わせることで
総板厚45mmのハイブリッド・バッフル構造としています。
さらに、アウターバッフル表面をカーボンファイバー・ファブリックで
ラッピングすることでバッフル面のダンピングと表面伝送波の拡散を図り、
高い解像度を誇る新型ウーファーを最大限に活かす設計が採られています。
※本製品は天然木突き板仕上げのため、
商品ごとに木目の色調が異なります。
また、DD67000のバッフルにはクロス材を採用しているため、
しわや織りむらが見られる場合がありますので、
あらかじめご承知おき願います。
外装仕上げ
キャビネット外装は天然木突き板にセミグロス処理を施した風格有る仕上げ。