
FYNE AUDIO
エディンバラの西、グラスゴーにほど近い
スコットランド中南部ラナークシャ―地域に位置する
ストラスクリードビジネスバークに居を構える、
2017年春創業の新進スピーカーメーカー。
しかし、その主要スタッフは、
元Tannoy社エンジニアリング・ディレクターとして
辣腕を揮ってきたDr.ポール・ミルズを始め、
全員が、長年ハイエンドオーディオ業界に深く携わってきた
豊富な創造的スキルと技術実績を誇ります。
「Fyne」というブランド名はスコットランドの美しい湖
「Loch Fyne(ファイン湖)」に由来しています。

150mm口径
「F500S」
価格:195,800円(ペア・税込)
ナチュラル・ウォールナット(突板) / ブラックオーク(突板)
ピアノグロス・ブラック(ペイント)



ISOFLARE (アイソフレアー)は、
同軸型スピーカーの利点である優れた位相特性を生かしながら、
従来の常識を超えるワイドな指向特性を実現した、
ファイン・オーディオの誇るポイントソース・ドライバーシステムです。

コンプレッション・トゥイーターのホーン開口曲面と
ウーファー・コーンの曲面を複合解析し、
高域エネルギーが広角で拡散する絶妙なカーブを導き出すことによって、
一般的に高域の鋭い指向性が起きやすい
同軸構成の欠点を根底から解消します。
ユニット構成は、
1インチ・コンプレッション・トゥイーターと
6インチLFドライバーの2ウェイ。

F500Sの1インチ・コンプレッション・トゥイーターには、
大幅な改良が施され、さらなる音質向上を実現しました。
ホーン開口部に、
流体力学の最先端解析技術「COMSOL」を駆使した
コンピューター解析によって設計されたアシンメトリック・リブを配置。
長いリブと短いリブを交互に配した構造によって、
高域の拡散特性がさらに広角化すると同時に、
よりスムーズな周波数レスポンスを実現します。
コンプレッション・トゥイーターのダイヤフラムには、
上位シリーズと同じプレミアムマグネシウム製のドーム型を採用。
高域固有共振を可聴帯域外の30kHz以上に、
そして低域共振をクロスオーバー周波数の遥か下方に追いやり、
中低域とのつながりが極めて自然な、滑らかに伸びきった
極めてナチュラルな高域特性を実現しています。

6インチのLFドライバーは、
マルチファイバーペーパー・コーンによるダイヤフラムに、
特殊な溝加工を施した
FYNEFLUTE(ファインフルート)エッジを組み合わせた
ファイン・オーディオ独自の構成とし、
エッジに起因する固有共振を効果的に抑制。
高剛性アルミニウムダイキャスト製の
シャーシーフレームの採用ともあいまって、
不要な振動を排除したクリアで精緻なトランジェントを実現しています。

クロスオーバー回路に新装備されたプレゼンスコントロールは、
全帯域に対する中音域(2.5kH〜5kHz)のレベルバランスを制御し、
音の張り出し感を微妙に調節する機能です。

設定値は[標準][+][-]の3段階。
アンプの音質や部屋の響きの違いなどによって、
リアパネルのスナップスイッチで
適宜設定変更を行うことが可能です。
キャビネット下側四隅の開口部は、
BassTrax(ベース・トラックス)の低域放射エリアです。
BassTraxは、ファイン・オーディオの特許技術。

下向きに取り付けられたバスレフポートの真下に、
Tractrixプロファイルと呼ばれる亜円錐状のディフューザーを取り付け、
ポートから発した超低音を
水平360°に放射する革新的な方式です。

F500Sでは、このディフューザーを分厚い台座にマウントし
開口部はキャビネットと一体化させることで、
安定性を高め、その威力をさらに強力なものとしています。
キャビネットは、
ドライバーのマグネット後部の支えも兼ねた
クロスブレースを内蔵する高剛性MDF構成。
堅牢なコンストラクションで箱鳴りを抑え、
クリーンで重厚な響きを実現しています。
外装フィニッシュは、
突板仕上げによるナチュラル・ウォールナット、ブラックオーク、
そして美しい光沢塗装のピアノグロス・ブラックの
三種類をご用意しています。
F500S 仕様
形式: 2way ブックシェルフ,
ダウンファイアーリング・ポート w/BassTrax™Tractrix ディフューザー
推奨アンプ出力 (Watt RMS): 30- 100
許容入力 (連続、W RMS): 50
感度 (2.83 Volt @ 1m): 89dB
インピーダンス(Nominal): 8 Ohm
周波数特性 (-6dB typical in room): 45Hz- 34kHz
ユニット構成: 150mm IsoFlare™ ポイントソース・ドライバー
(マルチファイバー・コーン w/FyneFluteサラウンド・ベース/ミッド
25mm マグネシウムドーム・コンプレッション・トゥイーター,
ネオジウムマグネット磁気回路)
クロスオーバー周波数: 1.7kHz
クロスオーバースロープ: 2nd order low pass, 1st order high pass
プレゼンスコントロール 3段階切替(標準/+3dB/-3dB)
ターミナル: Bi-wired対応バインディングポスト
グリル: マグネット着脱式
外形寸法 (HxWxD): 325H x 204W x 317D(mm)
質量(1本当り) : 9.0 kg
外装フィニッシュ:
ナチュラル・ウォールナット(突板) / ブラックオーク(突板) / ピアノグロス・ブラック(ペイント)
※仕様は予告なく変更される場合があります。



200mm口径
「F502S」
価格:506,000円(ペア・税込)
ナチュラル・ウォールナット(突板) / ブラックオーク(突板)
ピアノグロス・ブラック(ペイント)
ISOFLARE ポイントソース・ドライバー

ファイン・オーディオの象徴ともいえる
ISOFLARE(アイソフレアー)は、
正確なステレオイメージングと均一な音の拡散をもたらす独自技術です。
中低域と高域、2つのドライバーを同軸構成としながら、
従来の同軸型にありがちな指向性の狭さを克服。
優れた位相特性と広指向性を兼ね備えた
“ポイントソース(点音源)システム”として、
リアルな音像と立体的な音場を描き出します。
ISOFLAREの名称は、一点から発したフレアー光が
宇宙の全方位に放射されるアイソフレアー現象に由来します。
その名の通りF502Sのアイソフレアー・
ドライバーは、
空間全体に音を拡散させ、ポイントソースならではの
リアルな音像を鮮やかに浮かび上がらせます。

新たにマグネシウム・ダイヤフラムトゥイーターを搭載
トゥイーターは高能率を実現するコンプレッション・ホーン構成とし、
F502Sでは新たに上級シリーズと同じプレミアム・マグネシウムによる
ドーム型ダイヤフラムを採用。
高域固有共振を可聴帯域外の30kHz以上に、
そして低域共振をクロスオーバー周波数の遥か下方に追いやり、
中低域との自然なつながりと伸びやかな高域を両立させています。
F502S のトゥイーターのホーン開口部には、
新設計ウェーブガイドを採用。
流体解析技術「COMSOL」を用いたコンピューター解析により、
長短のリブを交互に配置した非対称リブ構造を実現。
高域の拡散性が一層向上し、スムーズな周波数レスポンスを獲得しました。
200mm口径のLF ドライバーは、
ISOFLARE の中低域を担うBass/Mid ユニットと、
低域専用ウーファーのツイン構成。
結果としてF502Sは2.5ウェイシステムを形成し、
豊かで力強い重低音を再生します。
いずれのドライバーもマルチファイバー・ペーパーコーンと
FYNEFLUTEエッジを組み合わせた独自構成を採用。
エッジに起因する共振を抑制し、
さらに高剛性アルミダイキャスト製フレームにより不要振動を排除。
正確でクリアなトランジェントを実現します。
一般的なスピーカーエッジの単純なロール形状は、
固有共振を引き起こしカラーレーションの要因となります。
FYNEFLUTE テクノロジーでは、
特殊な溝(フルート)を刻むことで曲面形状を不均一化し、
共振を徹底的に排除。
これにより、マルチファイバー・ペーパーコーンが持つ
俊敏なトランジェント性能を極限まで引き出し、
自然で色づけのないミッド/バス再生を可能にしています。

キャビネット下部の開口部には、
特許技術BASSTRAXを採用。
下向きのバスレフポート直下に
TRACTRIXプロファイルのディフューザーを配置し、
超低音を水平方向360°に放射します。
従来のポートに
起こりがちな濁りやこもりを排除し、
タイトで明瞭な低域を中音域とシームレスに融合。
部屋全体に自然に響き渡る豊かな低音を実現します。

高剛性MDFを使用し、クロスブレースによって箱鳴りを抑制。
ツインキャビティ・チューニングシステムが内部定在波を大幅に低減し、
パワーハンドリング能力を向上させています。
さらに、大型フロアスパイクと堅牢な台座により、
安定した重低音と優れたステレオイメージ再現を支えます。
表面仕上げは、
ウォールナットまたはブラックオークの2種類の天然木突板仕上げと
高級感あふれるピアノグロスブラックの3種類。
どんなインテリアにもマッチする高級感あふれるフィニッシュです。
低損失LF積層コアインダクターや
オーディオグレードHFポリプロピレンフィルム・コンデンサーなど、
高品位パーツを贅沢に使用。
コンピューター解析による最適化に加え、
徹底した試聴調整によって仕上げられています。
スピーカー端子には、バイワイヤリング対応の
高品質バインディングポストを採用しました。

新搭載のプレゼンス・コントロールは、
2.5-5.0kHz 帯域の中音域レベルを調整可能。
標準/+/−の3段階から選択でき、
アンプ特性や部屋の響きに合わせた微調整が行えます。
リアパネルのスイッチ操作で簡単に設定を変更できます。

※外したグリルは背面に装着が可能
形式 2.5way フロアスタンディング
ダウンファイアーリング・ポート w/ BassTrax™Tractrix ディフューザー
ツインキャビティ・ローディングシステム
許容入力(連続、W RMS) 90
感度 (2.83 Volt @ 1m) 91dB
インピーダンス(Nominal) 8 Ohm
周波数特性 30Hz- 34kHz (-6dB typical in room)
ユニット構成 1 x 200mm IsoFlare ポイントソースドライバー
(マルチファイバー・コーン w/FyneFlute サラウンド・ベース/ミッド
+ 25mm マグネシウムドーム・コンプレッション・トゥイーター)
1 x 200mm ベース・ドライバー
クロスオーバー周波数 250Hz & 1.7kHz
クロスオーバー・スロープ 2nd order low pass, 1st order high pass
プレゼンス・コントロール 3段階切替 (標準/+3dB/-3dB)
ターミナル Bi-wired 対応バインディングポスト
グリル マグネット着脱式
外形寸法 (HxWxD) 1,112x 300x 382 mm
※寸法には、グリル、端子、台座が含まれますが、スパイクは含まれません。
質量(1 本当り) 28.5 kg