VIVID AUDIO
フラッグシップモデル
「MOYA M1」
価格:75,900,000円(税込)ペア
通常カラー:Piano Black, Lexus Pearl White, Oyster Grey Matte
特注カラー:標準PPG自動車カラーからお選び頂けます。
寸法:W660 × H1660 × D1210mm、346kg
1箱 60kgのピースに分けてお届けします。
VIVID AUDIO「Moya M1」 は、
設計者ローレンス・ディッキーの集大成ともいえるラウドスピーカーです。
極限まで精密かつ繊細に再生すると同時に
、ロックコンサートのような大音量も再現できます。
巨大なパイプオルガンのコンサートから90年代のハウスミュージックの最低音域まで、
どの音域でもオーディオの感動を伝えます。
5ウェイ・13ドライバーシステム、
すべてのドライバーは既存のドライバーを元に開発、MOYA M1向けに最適化しました。
新しく開発した Diamond-like Coated(DLC)ツイーター、
社内で開発したパッシブハード配線フィルターを採用し、
従来ではアクティブシステムでのみ可能とされた
滑らかさ、正確さ、位相の一致が可能になりました。
MOYAとは、ズールー語で「風」や「息」といった概念を示す言葉です。
ズールー語は VIVID Audio の本拠地である南アフリカ共和国の主要な言語です。
<Specifications>
システム構成:5ウェイ・13ドライバーシステム
エンクロージャー:FRP中心に軽量発泡樹脂を挟んだ3層サンドイッチ構造
ドライバー
高域:D26DLC - 26mm Diamond-Like Coated alloy dome unit
with Tapered Loading. Ultra-Hign Flux radial magnet System
中高域:D50DLC - 50mm Diamond-Like Coated alloy dome unit
with Tapered Tube Loading. Copper Shielded radial magnet System
中域:C100SCu - 100mm carbon Fibre reinforced alloy cone Driver
with Tapered Tube Loading. Copper Shielded Rare-earth radial magnet System
中低域:2× C175-76 - 175mm alloy diaphragm with 76mm voice coil
with rare-earth radial magnet system. Tapered Tube Loading
低域:8× C225-100H - 225mm alloy diaphragm
with 100mm voice coil in 45mm gap rare-earth radial magnet system
ベース・ローディング:ウーファー・アブソーバーチューブ
能率:93dB/2.83V@1m
インピーダンス(Ω) : 5 nominal, 2.5 minimum at 40 Hz
周波数特性:-6 dB points: 19 – 42,000 Hz
ツイーターD26・ブレークアップ周波数:>50000Hz
2nd、3rd ハーモニクス:-60dB、100Hz
クロスオーバー周波数:125Hz、550Hz、1700Hz、4000Hz
最大許容入力:3000W
寸法:W660 × H1660 × D1210mm
重量:346kg
1箱60kgのピースに分けてお届けします。
VIVID AUDIOのスピーカーは、
見た目も、音も、 他のスピーカーと全く違います。
他のスピーカーとは全く違う外観なのは
VIVID AUDIOが常に 音そのものを重視しているからです。
オリジナルの録音を可能な限りクリアで忠実に再現する澄み切ったナチュラルサウンド
これがローレンス・ディッキーが50年間ひたすら追求してきた理念です。
彼が2000年代初頭にVIVID AUDIOを設立した時も、
そのビジョンが揺らぐことはありませんでした。
形は機能に従わなければならない。
という信念をVIVID AUDIOは常に心に刻んでいます。
そのためVIVID AUDIOにとって
研究開発は非常に重要であり多くの時間と資金を投入しています。
VIVID AUDIOはこれ以上できないという限界まで改良を重ねていきます。
先入観や既成概念は全て取り払います。
エンジニアリング主導の企業であるVIVID AUDIOによって最も重要なのは結果だけです。
しかし、なぜ曲線的なスピーカーが最も効果的なのでしょうか?
それは音がドライバーから発せられるとき
鋭いエッジは有害な反響を作り出す可能性があるからです。
このような干渉が起こると不規則な軸からはずれた特性や音の歪みを発生させます。
最高のクロスオーバー設計であってもそれを完全に消すことはできません。
VIVID AUDIOスピーカーのなめらかで曲線的な面には
そのような鋭いエッジが一切なく、 狭い空間からいきなり広い空間へ音が移ることはありません。
その結果、干渉はなくなり、VIVID AUDIOの証である、
スムーズな軸外特性や歪みのない 透明感のある音質を実現します。
私たちの目的は、オリジナルのパフォーマンスを可能な限り、クリーンに再現することです。
常によりよい結果を追求するVIVID AUDIOは現状に満足することはありません。
もっとよいソリューションがどこかにあるなら、それを見つけるまで追求し続けます。
そのプロセスでVIVID AUDIOは凡庸なものから
特別なものへと飛躍させる数々のイノベーションを成し遂げてきました。
ほとんどのリスナーは、スピーカーの前方から聞こえてくる音にしか関心がありませんが、
背面からの音も同じように重要です。この音を抑制あるいは消散しないと、
キャビネットの背面壁に反射し、有害な歪みや共鳴が発生してしまいます。
テーパード・チューブ・ローディングは、
このような後方からの音を吸収するように設計されています。
ドライバーは、エキスポーネンシャルにテーパーされたファイバーチューブに結合されています。
テーパーすることにより減衰材が自然に圧縮され、
音を完全に吸収してダイヤフラムに反射することがなくなります。
テーパード・チューブ・ローディングは
すべてのVIVID AUDIO製品に標準装備されています。
20年以上前、ローレンス・ディッキーは、
ドライバー・ドームのエッジに高弾性カーボンファイバーの リングを追加することで剛性が高まり、
ブレークアップ周波数が大幅に上がることを発見しました。
しかし、真の飛躍的進歩は、
彼がこれを最適化されたドーム・プロファイルと組み合わせたことでした。
私たちは、カテナリーカーブ(2点間に吊るされた鎖が描く曲線)を使うことにより、
最初のブレークアップモードが従来の球形ドームよりも
約1オクターブ高くなることを発見しました。
これにより、特に重要な中音域において、比類のない音の純度が保証されます。
ミッドレンジ帯域では特に。
私たちは現在、この特許済みのユニークなドーム・プロファイルを
すべてのVIVID AUDIOの中高域ドライバーに採用しています。
テーパード・チューブ・ローディングが優れた性能を持つ秘密の1つが
スーパー・フラックス・マグネットです。
スーパー・フラックス・マグネットは強力な収束磁場を作ります。
D26ツイーターのピーク磁束は、
一般的な25mmドーム・ツイーターの
約2倍に当たる 2.5Tで、感度は97dB/Wです。
テーパード・チューブ・アブソーバーと組み合わせるドライバーを設計する際、
ダイヤフラムの後部からの音が自由に流れるために中心に大きな穴があることが不可欠です。
ラジアル・マグネットは、これを容易にすると同時に、
ドライバー同士を接近して配置できるよう外径をできるだけ小さくすることができます。
すべての作用は、等しく反対の反作用を生む、
という有名な原理があります。
この原理は、ラウドスピーカー・モーターを含むすべての機械システムに適用されます。
従って、コーンが一方向に動くと、マグネット・アセンブリは逆方向に動きます。
対向するペアのドライバーを結合することにより、このような力は完全に排除されます。
同様にポートも出る空気と、入る空気は
等しい反作用の力をキャビネット内に発生させます。
そこで、私たちはリアクション・キャンセル・ポートを開発しました。
逆向きの2つのポートによって、
キャビネットの反作用を完全にキャンセルするという
非常にエレガントなソリューションです。
反作用の力がないため、
軽量・高剛性の真空注入カーボンファイバー樹脂を外部構造と
内部ブレーシングに使用することが可能になり、
重いエンクロージャーが必要なくなりました。
これにより、帯域外までも十分に対応できる構造が実現、
蓄積エネルギーが最小限に抑えられ、
その結果、タイトな低音とクリーンなトランジェントとなりました。
VIVID AUDIOは、コンピューター分析設計を用いて自社開発した
パッシブ・リンクウィッツ・ライリー・フィルターを使用しています。
これによって、これまでアクティブシステムでしか
できないと考えられていたレベルのなめらかさ、 精度、位相マッチングを達成しています。
すべてのクロスオーバーは自社で製作しており、
テストでは外部メーカー製品を使用するよりも優れた結果が得られています。
これらのクロスオーバーは当社のキャビネットと相まって、
ほぼ完璧に融合したシンメトリカルなサウンドと広大な音場を実現します。
どのシステムにもスイート・スポットがありますが、
この技術によって 部屋のどこに座るかは多くのスピーカーほど重要ではなくなりました。
私たちの究極のマスターは、
これまでに考案された中で最も感度の高い測定器、人間の耳である。
VIVID AUDIOスピーカーが有機的な形を持つことが、
オートメーションの妨げになるということは早くから気付いていました。
そこで私たちは自社で製造に取り組むことにしました。
オーディオの世界ではアウトソーシングが一般的になっています。
コスト削減にはなりますが、それによって妥協を余儀なくされて品質が損なわれることもあります。
すべてを自社製造する能力を持つことにより、
製造工程のあらゆる面を完全にコントロールし、
製造の全ての段階でVIVID AUDIOの厳しい基準を満たすことが可能になりました。
一つ一つの部品を丹念に作り上げ、
すべてのキャビネットを手作業で組み立て、仕上げています。
標準的なカラー・オプションの他に、
ご希望に合わせて、ほとんどのどんな色でもお選び頂けます。
最終的にVIVID AUDIOは
高品質の製品を手作業で少数生産し提供することに誇りを持っています。
私たちは工業デザインでなく、音響デザインで声明を出しているのです。
MOYA M1 開発研究が進む中で、
コンセプトは形の上では何度も進化を遂げましたが、
全ての点で楽々と余裕を持って対応できる超弩級のラウドスピーカー、
特に低音域に豊かなパワーと威厳が合あって、
どんな音楽でもジャンルでも易々と優雅に再生できる
スピーカーというビジョンはずっと変わりませんでした。
テスト段階に入り、設計が具体的になり始めると、
積み上げられたバスドライバーが印象的な
MOYAの曲線的で壮厳なデザインが姿を現しはじめました。
伸びのある低音域によって
すべての音域がよくなることが初期のテストで実証されました。
もちろんスピーカーで重要なのは低音だけではありませんが、
低音域は非常に重要な役割を担っています。
重要なことは、低音域がシステム効率を決定するということです。
高効率のミッドドライバーは比較的簡単に作れますが、
低音域で設定されたレベルよりよくなることはありえません。
物理の法則に従えば、
ほとんどのスピーカーのパフォーマンスを決定するのは低音です。
低音域でこのように大きく動くコーンなら、
振幅は大きくなりますが、それだけです。
リニア電磁的にプッシュする距離は
ボイスコイルと磁気ギャップの長さによって決まります。
それに加えて重要なのは、
それ以上動かないように引き寄せるサスペンション設計です。
従って、動く空気の体積を増やすためには、
コーンの面積を増やさなければなりません。
コーン面積が2倍になると3dBずつ増えます。
つまり同じ音量ならコーンの偏位は半減します。
コーン面積を大きくするほど、コーンのずれは小さくなり、
スピーカーは余裕を持って楽に作動できるようになります。
C225ドライバーは、
磁気キャップが45mmもあるため引き締まった切れのある動きが可能です。
また8個使用されていることによってエクスカージョンは8倍軽減されます。
圧倒的な迫力の大音量を楽しんでいるときも、
ドライバーはごくわずかしか動いていないのです。
カーレースでパワフルな車をフルスロットルでコーナリングさせるとき、
トランペットソロで高音を吹くとき、
世界的バレリーナが筋肉に最大の力を入れるとき、
元となるパワーはもちろんですが、
パワーを使うための技巧も必要となります。
ときには、最小のものを調整するのに最大の機器が必要となることもあります。
コントロールや精度がなければ、
パワーは手に負えない無秩序な力でしかありません。
どの大型スピーカーでも大音量で再生することはできますが、
それは目的のほんの一部です。
リスナーはオーケストラのクレッシェンドの盛り上がりから
最も繊細なディテールを聞き取ることが必要です。
あるいは激しいドラムソロに向かって叫ぶ賞賛の声も聞きとれなければなりません。
MOYA M1は、このような最大限の高精度を実現しながら、
リビングルームでロックコンサートの音量を再現することができます。
巨大なカヴァイエ=コル製作のパイプオルガンで奏でられるオルガンシンフォニーから
90年代のハウスミュージックのローエンドバスまで
MOYA M1はすべての音域でオーディオの興奮をお届けします。
MOYA M1は見てまず印象的なのは、
8個の巨大なバスドライバーです。
しかしなぜ8個なのでしょうか?
それは効率とパワーハンドリングのために他なりません。
GIYA G1 SPIRITが2個のC225を使っているのに比べて、
MOYAはその4倍のドライバーを使いました。
これは効率が6dB高まることに匹敵します。
その利得の一部は20Hz以下に低音域を伸ばすために使われています。
ボイスコイルの磁路が不足すると明らかな歪みが起こりますが、
あまり明らかでない現象が起こることもあります。
コイルへの電力によりコイルが過熱し、抵抗が上がり、効率が下がります。
コイルが温度230度になると効率は6dBまで下がります。
そしてスピーカーが疲労し物足りないリスニング体験しか生み出せなくなります。
パワー・コンプレッションを抑えるためには、
面積の広いボイスコイル、つまり直径の大きなコイルが必要です。
8個のドライバーはそれぞれ100mmボイスコイルがついています。
これは400mmのボイスコイルを持つ1ペアと同じです。
最もパワフルな21インチ(約530mm)ドライバーでさえ、
ボイスコイルは400mmどころか、わずか150mmです。
次の問題は、シーケンスの中で次にどのドライバーを配置するかということです。
G1で使われているC125-75ミッドレンジは優れたドライバーですが、
低音域の巨大な出力に合わせてエクスカーションが400Hzに制限されてしまいます。
あるいは、8個のバスドライバーを400Hzに引き上げるには、
この巨大なバスアレイにとって 合理的な限界を打破しなければなりません。
ギャップを埋めるには もうひとつの周波数帯が必要であることは明らかでした。
その結果、C175 バス・ミッドドライバー1ペアを追加し
5ウェイクロスオーバーとしました。
コンピューターによるネットワーク分析と最適化を行い、
理想的に動作するドライバーを組み合わせた
シームレスな5ウェイのネットワークが完全に実現できました。
高域、中域、低域のデリケートなバランスが完璧に調和したことにより、
レコードコレクションを聴くたびに
新しいディテールが現れてくるような最適な体験が可能になりました。
変わった材料を使ったツイータードームは1990年代にオーディオ界に登場しました。
この流れに着目したVIVID AUDIOはいろいろな選択を検討し重要な決定を下しました。
カーボンファイバーの剛性と、カテナリーカーブを持つアルミドームと組み合わせることにより、
レアで高価な素材、ベリリウムの性能に匹敵する測定結果が得られました。
また主観テストではダイヤモンドツイーターよりも高い評価が得られました。
VIVIDの強化アルミドームがダイヤモンドより優れている点のひとつは質量が低いことです。
信頼性の高いダイヤモンドシェルを作るには100ミクロン厚の層を堆積させる必要があります。
またダイヤモンドの密度はアルミに比べて高いので、動的質量はアルミの3倍にもなります。
これは効率が約10dBもの大幅な低下につながります。
同じ音圧を得るために1/10のパワーしか 必要としないことにより、
聞こえる音がどれほどよくなるかは軽視できません。
VIVID AUDIOのD26ツイーターが優れた性能であることに疑いの余地はありませんが、
ツイーター性能をさらに高める努力は常に続けています。
そのためには新素材や塗料を常に評価しつづけています。
大きな転機はDiamond-like Coating DLCという素材との出会いでした。
結晶性ダイヤモンドとほぼ同等の係数を持つこの素材は、
融点よりかなり低い温度で アルミドームの表面にコーティングされます。
剛性を高めるという第一の目標以外にも、
ブレークアップモードの減衰を向上させる利点もあります。
DLCとアルミ基板は正反対の性質をもつため、せん断損失が高まり、
ブレークアップのQは大幅に減衰されました。
D50アッパーミッドドライバーと
D26高周波ドライバーもDLCの恩恵をうけていますが、
新しいドライバーはそれ以上に機能が向上しています。
VIVIDの標準ドライバーはエネルギー含量35MGOeのマグネットを使用していますが、
現在ではエネルギーが52MGOeの素材が使えるようになりました。
最高音域の効率が強化され出力が2dB増加したことは重要です。
DLCによってツイーターは光沢のあるブラックとなり、外観はさらに魅力を増し、
音にも黒い魔法の効果は大きく表れています。
極めて重要なミッドレンジを受け持っているのは、
優れたC100Scuミッドドライバーです。
ソプラノボーカルやバイオリンにとって重要性が極めて高い中帯域で信頼性の高いつわものです。
MOYA M1では、バッフルの中心という新たな位置にふさわしく、
高エネルギー磁性材とセントラルポールに高純度のカッパーシールドが施され、
パフォーマンスがさらに進化しました。
これによりどんな音楽信号でも磁束が安定し、
劇的に歪みが低減された伸びのある 高音が可能になりました。
コーンアセンブリーに3本のカーボンファイバー製リングが追加されて、
ブレークアップ周波数が大幅に増加しました。
有効帯域の上限、すなわちソプラノのボーカルで
最も高いC6までの間により安全性が増したマージンがあります。
C175は125Hzから550Hzまでのローミッドをカバーするという新たな役割を担っています。
最低音域を再生することは要求されていませんが、
この敏捷なドライバーはインパクトや 緊迫感を表現するドラム音を再生するのに理想的です。
C175はGIYA G2では最低音域を割り当てられていましたが、
あふれるほどのパワーを 長期的にハンドルできるので、
ストリングスやボーカルの基礎的エネルギーが集中するこの 帯域には不可欠です。
エンクロージャーの全体に伸びている
2つのエキスポーネンシャル・テイパー・パーティションにより、
有害な固有共鳴を完全に抑えています。
その結果、システムのインパクトに 大きく影響する帯域で
素晴らしい高精度のトランジェントが実現しました。
MOYA M1のバスアレイは見逃せない特長のひとつです。
伝説的C225-100Hドライバー8個は、各々800Wをハンドルし、
新しいハイシャブ・コンフィギュレーションで配置されており、
圧倒的パワーを見せつけます。
C225は放射状に分極したマグネット構造を使用し、
12個の45mm長セグメントの 高エネルギーレアアースマグネットを持つ
11kgの高純度スチールが配置されています。
破壊不能なガラス強化フォーマーに巻き付けられたボイスコイルは
エッジワウンド・カッパーリボンとなっており、
巨大なパワーを楽々と処理することができます。
バスドライバーは各ペアとも、
バス・モジュールが逆向きになるよう水平に配置され、
マグネットはがっしりとしたスチール製タイバーで結合されています。
これにより反力を完全に排除しているため重いエンクロージャーが必要なくなりました。
キャビネット全体には、緩衝材をコンポジットで挟んだ多層を使用しています。
内部は全体的にコンポジットによりブレーシングされ、
帯域外までどんな構造状態にも 十分対応できる強固な剛性を確保しています。
2つのリアクション・キャンセリング・ポートによって究極の低音域が実現されています。
低域のクロスオーバー周波数が非常に低いため、
均整のとれた音が可能になり、
従って低音域のリニアリティを制限する乱流の影響を最小限に抑えることができます。
VIVID AUDIOの全シリーズと同様、
MOYA M1はエクスポーネンシャルアブソーバーを採用しています。
低音システムでは、同心円状に配置された
入れ子構造のシェルでテーパー・チャンバーを終端し、
エクスポネンシャル・テーパーを正確に定義し、有害な共振を確実に消散させます。