ステレオ・パワーアンプ
S-02
希望小売価格: 1,650,000円(税込)
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圧倒的なダイナミクス、580W/2Ωのパワーリニアリティ パワーアンプの核、大容量カスタム電源トランス 優れたパワーリニアリティを決定付けているのが強力な電源部。とりわけ電源トランスは、素材からコアサイズ、マウント方法に至るまで、こだわりぬいたカスタム仕様としています。 S-02には、粘りのある良質な低音を特徴とし、コアなオーディオファイルに根強い人気を誇るEI方式のトランスをセレクト。940VAの大型コアは、巻き線から左右チャンネルを独立させ、内部の5mm鋼板製のベース部にリジッドにマウントすることで、限りなくピュアな音質を追求しています。 電源部のコンデンサーは、チャンネルごとに4,700μF×3パラレルでデュアルモノ構成。充放電時間をハイスピード化し、引き締まった音質を追求。電源部の配線は全て極太ケーブルをボルトで接続し、低インピーダンス化に磨きをかけました。 大口径ウーハーも正確に制動、驚異のスピーカー駆動能力。 アンプのスピーカー駆動能力を高めるためには、アンプの出力インピーダンスを極限まで下げる工夫が必要です。 全段でチャンネルごとに9本のバスバーを使用し、出力段のコイルを無くすなど、低インピーダンス、シンプルかつワイドレンジな回路設計を極めました。 結果として、ウーハー駆動能力の指針値ともいえる DF(ダンピングファクター)で、1000という数値を達成。 大口径ウーハーも正確に制動し、最低周波数まで量感たっぷりに、 かつ正確に再生することができます バランス構成の入力段で純度の高い信号増幅 バランス設計の入力バッファーアンプで信号を受け、増幅段までの信号経路を低インピーダンス・バランス伝送。 ノイズのないクリーンなシグナル増幅によって圧倒的な聴感上のダイナミックレンジが得られるのみならず、音楽のクライマックスと静寂の間にあるグラデーションを、より細やかに表現する繊細さも獲得しています。 瞬間34アンペアを誇る、高性能バイポーラLAPTトランジスタ 連続動作17アンペア、瞬間動作34アンペアという画期的な電流供給能力を誇り、一般的なパワートランジスターの2倍近いサイズの大型バイポーラLAPT素子を採用。 ハイパワーのみならず、高域特性に優れ、繊細な音色を生み出すことができます。
3段ダーリントン回路、5パラレル・プッシュプル構成 パワーアンプモジュールは、バイポーラLAPT素子を、5パラレル・プッシュプルとした3段ダーリントン構成。 バイポーラ素子の優れた高域特性を素直に引き出すため、部品点数やパラレル数を極力減らしたシンプルな増幅回路とし、高音質化を徹底しています。
M1に肉薄するスピーカー駆動力を発揮するLIDSC回路 ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げ、電流供給能力を高める独自のLIDSC回路を採用。 < br > 電源電圧内で最大の振幅が得られ、歪を低減し、スペースファクターに優れたステレオ機で、モノブロックのM1モデルに肉薄するスピーカー駆動能力を獲得しています。 ※LIDSC=Low Impedance Drive Stage Coupling NFB(ネガティブフィードバック)を最少とし、躍動感でナチュラルな音質を実現。 増幅回路を可能な限りシンプルに設計し、前段の裸ゲインを小さくすることによりNFBを最少とし、生命感みなぎるナチュラルな音質を実現しました。 表現力と解像度を飛躍的に高める独立電源の電圧増幅段。 電流変動の大きいドライブ段(電流増幅段)の影響を一切受けぬよう、 入力段から微弱な信号を受ける電圧増幅段(ドライブ段の前段)は、 専用のトロイダル電源トランスと電源回路を装備。 これにより前段への安定的な電源が確保され、大編成のフルオーケストラが奏するクライマックスでも、解像度を高め、それぞれの楽器の個性を繊細に描き出します。
特性と感性の両面から突き詰めたハイグレードを随所に 高い信頼性を誇るXLR/RCA入力端子、ドイツWBT社製スピーカー端子を採用、さらに高周波特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサー、 トランジスターなど、ハイグレード部品を随所に採用しています。 精度と振動抑制を高次元で融合した独創的なシャーシ構造。 シャーシはエソテリック伝統の2層式シャーシ構成。 2mm鋼板の堅牢な内部構造体は、回路ブロックごとに専用コンパートメント化され、最短の信号経路で信号を増幅することができます。 ![]() ブロック化された内部構造体を、肉厚アルミパネルで包囲し、5mm鋼材を採用したボトムシャーシ、エソテリック独自のピンポイントフットで4点支持。筐体の高剛性・無共振化を徹底しました。 |
定格出力 | 145W+145W(8Ω) 290W+290W(4Ω) |
実用最大出力 | 580W+580W(2Ω) |
全高調波歪率 | 0.003%(1kHz、8Ω、145W) |
S/N比 | 115dB(IHF-A) |
周波数特性 | 5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB、8Ω) |
ゲイン | 29dB |
ダンピングファクター | 1000 |
入力端子 | RCA×1系統 XLR×1系統 |
入力インピーダンス | RCA:22kΩ XLR:44kΩ |
電源 | 100V AC 50-60Hz |
消費電力 | 440W(無信号時160W) |
外形寸法(W×H×D) | 445mm×221.5mm×489.6mm (突起部含む) |
質量 | 48kg |
付属品 |
電源コード×1、フェルト×4枚、 電源コード支持金具×1、 電源コード支持金具用ねじ×2、 取扱説明書×1、ご愛用者カード×1 |
※仕様及び外観は改善のため予告なく変更することがあります。
クラスA ステレオパワーアンプ
「S-05」
シルバーカラー:希望小売価格:990,000円 (税込)
ブラックカラー:希望小売価格:1,012,000円 (税込)
S-05 は、
フラグシップモデル『Grandioso M1X』の開発成果を
ふんだんに取り入れた、ステレオパワーアンプです。
「シンプルな回路と強力な電源部」というM1Xの思想そのままに、
ステレオ構成で、このモデルでしか表現できない
独自の音色に徹底してこだわったクラスAパワーアンプです。
Grandioso M1X を踏襲したシンプル&ストレートな回路設計思想
クラスA の緻密さに加え、ESOTERICならではのダイナミックな音質を追求
L/R チャンネルの独立を徹底させるため、
電源平滑回路からの全段をデュアルモノーラルで構成
音楽のエネルギーを余すところなく伝送する
独自の電流伝送「ES-LINK Analog」入力
瞬間的なレスポンスを追求した大容量バイポーラ・トランジスター・
3パラレル・プッシュプル構成
動的な電流供給の変化に極めて追随性の高い
大容量940VA EI コア電源トランス
チャンネル独立の大容量Grandioso グレード・
カスタム・ブロック・コンデンサー(10,000μF×4/ch)
コモンモードノイズに強く、
安定性の高いバランス構成の入力アンプ
大出力を重視したBTL 駆動、
マルチウェイ・スピーカーをピュアに鳴らすための
バイアンプ駆動の2モードを採用し、
2台を組み合わせて更なるシステムアップが可能
トリガー接続により、N-05XD との電源オン/オフの連動が可能
セミフローティング・トップパネル、メカニカルストレスを軽減する
特殊構造のアイソレーションフット採用
ピーク・レゾナンスを軽減する
特殊なウェーブ形状のヒートシンクを採用
定格出力
30W+30W(8Ω、A級動作)
60W+60W(4Ω)
120W(BTLモード、8Ω)
適合インピーダンス
4Ω〜16Ω
8Ω〜16Ω(BTLモード)
オーディオ特性
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0dB、–3dB、8Ω)
S/N比 102dB(IHF-A、XLR)
歪率 0.007%(1kHz、8Ω、30W)
ゲイン 28.5dB
アナログ音声入力
ES-LINK Analog端子 1系統
XLR端子 1系統
RCA端子 1系統
電源 AC 100V、50/60Hz
消費電力 245W(無信号時 210W)
外形寸法(W×H×D) 445 × 191 × 444mm(突起部含む)
質量 30.7kg
※仕様および外観は改善のため予告無く変更することがあります。
「F-01」
(クラスA 30W+30W 8Ω)
希望小売価格:1,980,000円 (税込)
F-01は、フラグシッププリアンプGrandioso C1Xの開発で得られた
数々の新しい技術を投入することで、
機能面でも音質面でも大幅にブラッシュアップされました。
セパレート型プリアンプさながらの
大規模なフルバランス・デュアルモノ構成のプリアンプは、
3系統のES-LINK Analog入力が標準装備され、
ESOTERIC K/Nシリーズデジタルプレーヤーとの電流伝送接続により、
録音スタジオのアナログコンソールからダイレクトにモニターしているかのような、
ライブ感に溢れたサウンドをお楽しみいただけます。
また、ボリュームコントロールも
独自の「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載し、
電源部も更に強化。
その他、フルバランス・ヘッドホンアンプの搭載やフォノアンプ、
高品位な3バンド・トーンコントロールなど、
プリアンプとして必要な機能も更に充実しました。
F-01は、ES-LINK AnalogプリアウトにパワーアンプS-05を接続すれば、
高品位な電流伝送のマルチアンプシステムが構築でき、
さらなる高音質化をお望みであれば、
オプションのプリアンプ専用外部強化電源ユニットPS-01Fを接続することもできます。
インテグレーテッドのコンセプトに逆行するかのようなこのユニークな設計は、
F-01の拡張性の高さを物語るとともに、
内蔵フルバランス・デュアルモノプリアンプが
いかに妥協の無いクオリティー重視で設計されているかの何よりの証左といえます。
プリアンプの設計において、オーディオ信号の振幅は、
アクティブ・アッテネーターの電源電圧と比例します。
つまり、電源電圧が低いシステムではオーディオ信号の振幅が十分に取れず、
ダイナミックレンジが抑制され、S/N比も不利となります。
プリアンプの核となるアッテネーター回路には、
Grandioso C1Xで採用された「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載。
このESOTERIC独自のシステムは、電源電圧を高く設計することで、
ダイナミックレンジ、S/N比に優れ、ピュアでダイナミックな
ESOTERICのプリアンプの美点を最大限に活かすことができます。
また、固定抵抗切替式ながら、0.1dB/1,120ステップ
(一般的なプリアンプの約10倍以上のステップ数)で
シルクのようにきめ細かくスムーズなボリューム調整ができます。
システムの核となる固定抵抗切替式アッテネーター・モジュール「UFA-1792」は、
高度でモダンなプロセス技術によって誕生したESOTERICのオリジナルモジュールです。
0.1dBという驚異的に細かいステップを実現するため、
内部にある無数の抵抗器は、その品質を極めて厳密に管理して製造されています。
素材や回路パターン、レイアウトまで全て妥協なく吟味し、
モジュール内部の回路ブロックごとに電源・グランドの信号経路を独立させるなど、
現代のプリアンプ用モジュール設計の一つのベンチマークともいえる
高性能・高音質を実現しています。
プリアンプのクオリティーは電源の質によって決まるといっても過言ではありません。
Grandioso C1Xのフィロソフィーを継承し、
電源部は電源トランスの巻き線と電源整流回路基板をプリアンプ専用に独立させることで、
音の純度と駆動力を高めました。
また、オーディオ回路の整流回路をロジックコントロール部から完全に独立させ、
ノイズの混入を防いでいます。整流回路には、
独自のGrandiosoカスタムコンデンサーをパラレル構成で採用。
複数のコンデンサーに対して、電流を時間差でチャージ/リリースできるため、
常に安定したピュアな電源をプリアンプに供給することができます。
さらに、F-01はインテグレーテッドアンプながら、
内蔵プリアンプ専用の外部強化電源ユニット(後日発売予定)を接続することができ、
電源別筐体のGrandioso C1Xに迫るサウンドクオリティーをお楽しみいただけます。
「ES-LINK Analog」は、ケーブルのインピーダンスの影響を排除し、
音のフィデリティ―と鮮度を維持するという信号伝送にとって
最も重要なファクターを大切にした独自の電流伝送方式です。
3系統のXLR入力は、ES-LINK Analogと通常XLRの切り替えが可能で、
プリアウトもES-LINK AnalogとXLRの2系統を装備しており、
ES-LINK Analogで末端のパワーアンプまでの接続を完結することができます。
ES-LINK Analogは、ESOTERIC独自の電流伝送方式です。
対応した機器同士を接続することで、
レコーディングスタジオのアナログコンソールからそのまま再生するような、
臨場感に溢れた再生が可能で、音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができます。
音色の特長として、パワフルで、奥行感やライブ感に大変優れています。
オーディオ機器では、音楽信号の強弱を、電圧の強弱で伝える「電圧伝送」が一般的です。
これに対して、ES-LINK Analogは、
電流の強弱や方向性で音楽信号を伝える「電流伝送」です。
操作・表示を司るロジック系コントロール部は
アンプモジュールとは隔離されたフロントパネル部に収納。
プリアンプ部との接続にはコントロール信号を光に変換して伝送する
フォトカプラー、アイソレーターを使用し物理的・電気的な絶縁を徹底。
さらに、操作時以外はCPUを完全停止することで、
オーディオ信号を扱う回路に影響を与えない低ノイズ・オペレーションを実現しています。
また、システムの電源を切る際には、自動的にボリューム設定をゼロに下げ、
電源投入後には、自動的に元に戻すことで
電源ON/OFF時のボリューム操作を不要としています。
その他、入力を切り替えた際には音楽信号をフェードアウト/フェードインさせるなど、
エレガンスにあふれ、使うことに悦びを感じるような、高級感あふれる操作性を目指しました。
入力切り替えは、従来のメカニカルリレー方式から変更し、
FET素子によるスイッチを採用。
従来のメカニカルリレーでは避けられなかった、
接点部の希少金属による音色への影響や動作音、
経年による音質の劣化を排除。
プリアンプとして求められる限りなく透明度の高い、ピュアな音色を実現しました。
従来のFシリーズから、大きく進化したのがヘッドホンアンプです。
新しいリスニングスタイルにもとびきりの再生クオリティーで応えるため、
ESOTERICのプリアンプ設計の技術と英知を結集し、最高峰を目指しました。
回路設計は、ラインステージ用のプリアンプを踏襲する、
フルバランス・デュアルモノ設計とし、
バランス出力(4pin XLR)、アンバランス出力(6.3mm)の2系統を装備。
バランス出力時に600mW(32Ω負荷)という十分なパワーで、
高インピーダンスヘッドホンも力強くドライブします。
ヘッドホンゲインの切り替えも可能(0〜+18dB/3dBステップ)で、
組み合わせるヘッドホンに合わせて最適なボリューム設定が可能です。
F-01はアナログ再生においても、クオリティーで応えます。
L/Rで回路を独立させたデュアルモノ・フォノアンプ(MM/MC)を搭載。
電源部も左右を独立させ、高音質にこだわりました。
ハイエンド機としてのクオリティーにこだわり、バランス・デュアルモノ回路で構成。
音質の劣化を気にすることなく音質調整ができます。
トーンコントロールの設定は入力ソースごとにプリセットできます。
トレブルとバスは、ワイドレンジなハイエンドスピーカーとの組み合わせを想定し、
可変帯域を通常よりも高域/低域(14kHz/63Hz)にシフトすることで、
ソース本来の音色を大きく損なわない繊細な調整が可能。
最大±12dB で0.5dB ステップの精密なコントロールが可能。
ミドル帯域(630Hz)は、マイナス側に合わせ、通常はトーンをバイパスに設定し、
夜間にオンにすることで、ラウドネスのプリセットとしても使えます。
ボリューム、入力セレクターは、Grandiosoと同一のベアリング機構を採用。
芯ブレの無い、滑らかでアナログフィールにあふれた操作感をお楽しみいただけます。
インテグレーテッドアンプの力強い駆動能力を象徴する大型のボリューム/セレクターノブは、
コストを惜しまず、アルミニウム無垢材から削り出しで製作。
面によって異なる繊細な機械加工のテクスチャーが、
デザインに美しいアクセントを与え、高級感を引き立てます。
ボリュームはミュートスイッチ、入力セレクターは電源スイッチをそれぞれ兼ねており、
フロントパネル上のボタン類を最小限にとどめることでミニマルな美しさを追求しました。
パワーアンプの旗艦Grandioso M1X、S1Xの誕生により、
ESOTERICアンプ設計プラットフォームは完全刷新されました。
透明感と緻密さ、かつスケール感にあふれた
ダイナミックなサウンドを備えたモノブロックモデルM1X、クラスAステレオモデルS1Xは、
世界中のオーディオファイルを虜にし、ハイエンドアンプの新しいアイコンとなりました。
F-01のパワーアンプは、S1Xの回路設計思想をそのまま踏襲し、
30W/chのクラスA設計としています。
パワーアンプにとって、電源回路の規模は性能に直結する最も重要なポイントです。
F-01は電源整流平滑回路からの全段をデュアルモノーラルで構成し、
セパレートパワーアンプに匹敵する940VAの大容量EIコア電源トランスを搭載しました。
また、ハーモニクス(倍音)豊かに再生するためのシンプル&ストレートな回路設計、
内部インピーダンス低減によるスピーカーの自在なコントロールなど、
S1Xで培われた高度なエンジニアリングによる
「引き算の美学」が細部に至るまで息づいています。
駆動能力と音質面でセパレートパワーアンプにも負けない
最高峰のクオリティーを目指しました。
常に大電流を必要とするパワーアンプにとって、
電源部は豊かなサウンドステージを実現するための最重要コンポーネント。
ESOTERICならではの物量を投入したユニークな電源部設計により、
F-01は極めてダイナミックな音楽表現力を誇ります。
搭載できる最大容量のEIトランスを採用しました。
本来の製品性能を満たすよりも遥かに容量の大きいトランスを使用することで、
動的な電流供給の変化に対する追随性が極めて高くなり、
ダイナミックで開放感に溢れたサウンドが生まれるのです。
またトランスの振動を抑えることは、電流の流れが抑制されてしまいます。
そのため、あえてケースを外したベアマウントとしました。
モノーラル音源でない限り、音楽信号は左右が異なります。
電源整流平滑回路も一般的な左右共用ではなく、
左右独立のデュアルモノ構成とすることで相互干渉を避け、
クリアなチャンネルセパレーションと解像度を実現しています。
整流方式にもこだわりを投入。
ブロックコンデンサーは、Grandiosoグレードの高音質カスタムコンデンサーを採用。
チャンネルあたり10,000μF × 4本のデュアルモノ&パラレル構成としています。
整流動作を時間差でパラレル動作させ、
チャージ&リリースを安定化することで、必要な大電流供給量を常に確保しています。
F-01においては、プリアンプからパワーアンプへの信号経路は最短で接続され、
バイポーラ・トランジスター・3パラレル・プッシュプルの
パワーアンプ回路は驚くほどシンプルです。
位相補償回路は最小の1ポール構成とし、最終段のコイルレス化も実現。
NFB(ネガティブフィードバック)は最小限にとどめ、音楽の躍動感を高めています。
ミニマルな回路フィロソフィーにより、音楽にとって最も大切でありながら、
失われやすいハーモニクス(倍音)をそのままに、表情豊かに描きます。
アンプは、発熱が大きく、内部温度の安定が非常に重要となります。
そのため、温度補償回路の位置や回路を最適化し、
アンプブロック全体の温度の安定化を実現しました。
これにより、電源投入後のアイドリング電流の安定が早まり、
アンプ素子を最も優れた特性で動作させることにつながるため、高音質化に貢献しています。
音質の要となる基板のトラックには105μmの肉厚銅箔を採用。
ドライブステージにある8本のバスバーは、
1.0mmの肉厚な高純度OFC素材を贅沢に使用しました。
一次側から電源部、ドライブステージなど、
重要な配線はコネクターによる損失を無くすため、
ボルト接続の極太ケーブルで接続。
そしてスピーカー出力部には機械接点を持たないMOS FETスイッチを採用。
内部インピーダンスを低減するため、
細部に至るまで徹底した設計を実施しました。
その結果、口径の大きいウーハーも力強くグリップし、
低域の限界点まで楽々と到達する駆動力を得ています。
「マスターサウンドの再現」という唯一無二のデザイン・ゴールに向けて、
F-01のシャーシは、音質へ影響を及ぼすあらゆる振動を最適にコントロールします。
剛性と柔軟性のバランスを極限まで突き詰めた、
スポーツカーさながらのメカニカル・エンジニアリング。
一体型アンプでは異例の総質量32kgのヘビーコンストラクションが、
充実度と完成度の高さを物語ります。
剛性が必要なエンクロージャーはアルミニウムブロックを多用し、無共振化を徹底しました。
その一方で、開放感のあるサウンドのために、
振動の開放が必要なトップパネルは、セミフローティング構造を取り、
ESOTERIC独自のスパイクと受皿を一体化した
特許取得アイソレーションフットもメカニカルストレスを軽減し、
音質を高める特殊構造を採用しています。
また、アンプブロックの大型ヒートシンクには、
フィンのピーク・レゾナンスを分散させ、
共鳴を抑える特殊なウェーブ形状を採用しました。
セパレートクラスの完成度を誇るFシリーズは、
インテグレーテッドアンプとしての枠にとらわれない様々なシステムアップが可能です。
2系統(XLR/ES-LINK Analog)のプリアウトにS-05パワーアンプを接続し、
内蔵パワーアンプを活かしたマルチアンプシステムが構築できます。
更なるプリアンプのクオリティーアップの為、別売の外部強化電源を接続することも可能です。
また、オプションボードを追加できるスロットを1基搭載。
従来のFシリーズ用のオプションボード2機種
(DSD対応 D/Aコンバーター・ボード OP-DAC1、
ES-LINK Analog入力ボード OP-ESLA1 )を追加できます。
入力ごとにゲインを±18dBの範囲で調整可能(0.1dBステップ)
L/Rバランス調整(0.1dBステップ)
AVシステムとの共存に便利なAVスルー出力機能
ESOTERIC プレーヤーの操作も可能なアルミ製リモコン付属(RC-1339)
ディスプレイに表示するソース機器名をプログラム可能
ミュート機能、ディマー機能、ディスプレイの自動OFF設定
各種コントロール端子装備(RS-232C、トリガー入力/出力端子)
スピーカー出力
定格出力
30W + 30W(8Ω、A級動作)
60W + 60W(4Ω)
適合最小インピーダンス 4Ω
スピーカー出力端子 1系統(L/R)
アナログ音声入力
ESL-A/XLR端子 3系統
入力インピーダンス 10kΩ
RCA端子 3系統
入力インピーダンス 10kΩ
PHONO端子 1系統(MM/MC切り替え)
入力インピーダンス MM 47kΩ MC 100Ω
アナログ音声出力
ESL-A端子 1系統
XLR端子 1系統
出力インピーダンス 100Ω
ヘッドホン出力
6.3mmステレオ標準ジャック 1系統
4ピンXLRジャック 1系統
実用最大出力
アンバランス出力 300mW + 300mW(32Ω負荷)
バランス出力 600mW + 600mW(32Ω負荷)
適合負荷インピーダンス
アンバランス出力 16〜600Ω
バランス出力 32〜600Ω
外部コントロール
RS-232C×1
トリガー入力(TRIGGER IN)×1(3.5mmモノラルミニジャック)
トリガー出力(TRIGGER OUT) ×1(3.5mmモノラルミニジャック)
電源 AC 100V、50/60Hz
消費電力 250W(電気用品安全法)
215W(無信号時)
スタンバイ時 0.3W(RC-232C設定OFF時)
0.6W(RC-232C設定ON時)
外形寸法(W×H×D) 445 × 191 × 471mm(突起部含む)
質量 32.2kg
付属品 電源コード×1 リモコン(RC-1339)×1、 リモコン用単3型乾電池×2
フェルト × 4 取扱説明書 × 1 ご愛用者カード × 1
「F-02」
(120W+120W 8Ω)
希望小売価格:1,870,000円 (税込)
F-02は、フラグシッププリアンプGrandioso C1Xの開発で得られた
数々の新しい技術を投入することで、
機能面でも音質面でも大幅にブラッシュアップされました。
セパレート型プリアンプさながらの
大規模なフルバランス・デュアルモノ構成のプリアンプは、
3系統のES-LINK Analog入力が標準装備され、
ESOTERIC K/Nシリーズデジタルプレーヤーとの電流伝送接続により、
録音スタジオのアナログコンソールからダイレクトにモニターしているかのような、
ライブ感に溢れたサウンドをお楽しみいただけます。
また、ボリュームコントロールも
独自の「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載し、電源部も更に強化。
その他、フルバランス・ヘッドホンアンプの搭載やフォノアンプ、
高品位な3バンド・トーンコントロールなど、
プリアンプとして必要な機能も更に充実しました。
F-02は、ES-LINK AnalogプリアウトにパワーアンプS-05を接続すれば、
高品位な電流伝送のマルチアンプシステムが構築でき、
さらなる高音質化をお望みであれば、
オプションのプリアンプ専用外部強化電源ユニットPS-01Fを接続することもできます。
インテグレーテッドのコンセプトに逆行するかのようなこのユニークな設計は、
F-02の拡張性の高さを物語るとともに、
内蔵フルバランス・デュアルモノプリアンプが
いかに妥協の無いクオリティー重視で設計されているかの何よりの証左といえます。
プリアンプの設計において、オーディオ信号の振幅は、
アクティブ・アッテネーターの電源電圧と比例します。
つまり、電源電圧が低いシステムではオーディオ信号の振幅が十分に取れず、
ダイナミックレンジが抑制され、S/N比も不利となります。
プリアンプの核となるアッテネーター回路には、
Grandioso C1Xで採用された「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載。
このESOTERIC独自のシステムは、電源電圧を高く設計することで、
ダイナミックレンジ、S/N比に優れ、ピュアでダイナミックな
ESOTERICのプリアンプの美点を最大限に活かすことができます。
また、固定抵抗切替式ながら、0.1dB/1,120ステップ
(一般的なプリアンプの約10倍以上のステップ数)で
シルクのようにきめ細かくスムーズなボリューム調整ができます。
システムの核となる固定抵抗切替式アッテネーター・モジュール「UFA-1792」は、
高度でモダンなプロセス技術によって誕生した
ESOTERICのオリジナルモジュールです。
0.1dBという驚異的に細かいステップを実現するため、
内部にある無数の抵抗器は、その品質を極めて厳密に管理して製造されています。
素材や回路パターン、レイアウトまで全て妥協なく吟味し、
モジュール内部の回路ブロックごとに電源・グランドの信号経路を独立させるなど、
現代のプリアンプ用モジュール設計の一つのベンチマークともいえる
高性能・高音質を実現しています。
プリアンプのクオリティーは電源の質によって決まるといっても過言ではありません。
Grandioso C1Xのフィロソフィーを継承し、
電源部は電源トランスの巻き線と電源整流回路基板をプリアンプ専用に独立させることで、
音の純度と駆動力を高めました。
また、オーディオ回路の整流回路をロジックコントロール部から完全に独立させ、
ノイズの混入を防いでいます。
整流回路には、独自のGrandiosoカスタムコンデンサーをパラレル構成で採用。
複数のコンデンサーに対して、電流を時間差でチャージ/リリースできるため、
常に安定したピュアな電源をプリアンプに供給することができます。
さらに、F-02はインテグレーテッドアンプながら、
内蔵プリアンプ専用の外部強化電源ユニット(後日発売予定)を接続することができ、
電源別筐体のGrandioso C1Xに迫るサウンドクオリティーをお楽しみいただけます。
「ES-LINK Analog」は、ケーブルのインピーダンスの影響を排除し、
音のフィデリティ―と鮮度を維持するという信号伝送にとって
最も重要なファクターを大切にした独自の電流伝送方式です。
3系統のXLR入力は、ES-LINK Analogと通常XLRの切り替えが可能で、
プリアウトもES-LINK AnalogとXLRの2系統を装備しており、
ES-LINK Analogで末端のパワーアンプまでの接続を完結することができます。
ES-LINK Analogは、ESOTERIC独自の電流伝送方式です。
対応した機器同士を接続することで、
レコーディングスタジオのアナログコンソールからそのまま再生するような、
臨場感に溢れた再生が可能で、音楽のエネルギーを余すところなく伝送することができます。
音色の特長として、パワフルで、奥行感やライブ感に大変優れています。
オーディオ機器では、音楽信号の強弱を、電圧の強弱で伝える「電圧伝送」が一般的です。
これに対して、ES-LINK Analogは、
電流の強弱や方向性で音楽信号を伝える「電流伝送」です。
操作・表示を司るロジック系コントロール部は
アンプモジュールとは隔離されたフロントパネル部に収納。
プリアンプ部との接続にはコントロール信号を光に変換して伝送する
フォトカプラー、アイソレーターを使用し物理的・電気的な絶縁を徹底。
さらに、操作時以外はCPUを完全停止することで、
オーディオ信号を扱う回路に影響を与えない低ノイズ・オペレーションを実現しています。
また、システムの電源を切る際には、自動的にボリューム設定をゼロに下げ、
電源投入後には、自動的に元に戻すことで
電源ON/OFF時のボリューム操作を不要としています。
その他、入力を切り替えた際には音楽信号をフェードアウト/フェードインさせるなど、
エレガンスにあふれ、使うことに悦びを感じるような、
高級感あふれる操作性を目指しました。
入力切り替えは、
従来のメカニカルリレー方式から変更し、FET素子によるスイッチを採用。
従来のメカニカルリレーでは避けられなかった、
接点部の希少金属による音色への影響や動作音、経年による音質の劣化を排除。
プリアンプとして求められる限りなく透明度の高い、ピュアな音色を実現しました。
従来のFシリーズから、大きく進化したのがヘッドホンアンプです。
新しいリスニングスタイルにもとびきりの再生クオリティーで応えるため、
ESOTERICのプリアンプ設計の技術と英知を結集し、最高峰を目指しました。
回路設計は、ラインステージ用のプリアンプを踏襲する、
フルバランス・デュアルモノ設計とし、バランス出力(4pin XLR)、
アンバランス出力(6.3mm)の2系統を装備。
バランス出力時に600mW(32Ω負荷)という十分なパワーで、
高インピーダンスヘッドホンも力強くドライブします。
ヘッドホンゲインの切り替えも可能(0〜+18dB/3dBステップ)で、
組み合わせるヘッドホンに合わせて最適なボリューム設定が可能です。
F-02はアナログ再生においても、クオリティーで応えます。
L/Rで回路を独立させたデュアルモノ・フォノアンプ(MM/MC)を搭載。
電源部も左右を独立させ、高音質にこだわりました。
ハイエンド機としてのクオリティーにこだわり、バランス・デュアルモノ回路で構成。
音質の劣化を気にすることなく音質調整ができます。
トーンコントロールの設定は入力ソースごとにプリセットできます。
トレブルとバスは、ワイドレンジなハイエンドスピーカーとの組み合わせを想定し、
可変帯域を通常よりも高域/低域(14kHz/63Hz)にシフトすることで、
ソース本来の音色を大きく損なわない繊細な調整が可能。
最大±12dB で0.5dB ステップの精密なコントロールが可能。
ミドル帯域(630Hz)は、マイナス側に合わせ、
通常はトーンをバイパスに設定し、夜間にオンにすることで、
ラウドネスのプリセットとしても使えます。
ボリューム、入力セレクターは、Grandiosoと同一のベアリング機構を採用。
芯ブレの無い、滑らかでアナログフィールにあふれた操作感をお楽しみいただけます。
インテグレーテッドアンプの力強い駆動能力を象徴する
大型のボリューム/セレクターノブは、
コストを惜しまず、アルミニウム無垢材から削り出しで製作。
面によって異なる繊細な機械加工のテクスチャーが、
デザインに美しいアクセントを与え、高級感を引き立てます。
ボリュームはミュートスイッチ、入力セレクターは電源スイッチをそれぞれ兼ねており、
フロントパネル上のボタン類を最小限にとどめることでミニマルな美しさを追求しました。
パワーアンプの旗艦Grandioso M1X、S1Xの誕生により、
ESOTERICアンプ設計プラットフォームは完全刷新されました。
透明感と緻密さ、かつスケール感にあふれたダイナミックなサウンドを備えた
モノブロックモデルM1X、クラスAステレオモデルS1Xは、
世界中のオーディオファイルを虜にし、ハイエンドアンプの新しいアイコンとなりました。
F-02のパワーアンプは、M1Xの回路設計思想をそのまま踏襲し、
120W/chのハイパワー設計としています。
パワーアンプにとって、電源回路の規模は性能に直結する最も重要なポイントです。
F-02は電源整流平滑回路からの全段をデュアルモノーラルで構成し、
セパレートパワーアンプに匹敵する940VAの大容量EIコア電源トランスを搭載しました。
また、ハーモニクス(倍音)豊かに再生するためのシンプル&ストレートな回路設計、
内部インピーダンス低減によるスピーカーの自在なコントロールなど、
M1Xで培われた高度なエンジニアリングによる「引き算の美学」が
細部に至るまで息づいています。
駆動能力と音質面でセパレートパワーアンプにも負けない
最高峰のクオリティーを目指しました。
常に大電流を必要とするパワーアンプにとって、
電源部は豊かなサウンドステージを実現するための最重要コンポーネント。
ESOTERICならではの物量を投入したユニークな電源部設計により、
F-02は極めてダイナミックな音楽表現力を誇ります。
搭載できる最大容量のEIトランスを採用しました。
本来の製品性能を満たすよりも遥かに容量の大きいトランスを使用することで、
動的な電流供給の変化に対する追随性が極めて高くなり、
ダイナミックで開放感に溢れたサウンドが生まれるのです。
またトランスの振動を抑えることは、電流の流れが抑制されてしまいます。
そのため、あえてケースを外したベアマウントとしました。
モノーラル音源でない限り、音楽信号は左右が異なります。
電源整流平滑回路も一般的な左右共用ではなく、
左右独立のデュアルモノ構成とすることで相互干渉を避け、
クリアなチャンネルセパレーションと解像度を実現しています。
整流方式にもこだわりを投入。ブロックコンデンサーは、
Grandiosoグレードの高音質カスタムコンデンサーを採用。
チャンネルあたり10,000μF × 4本のデュアルモノ&パラレル構成としています。
整流動作を時間差でパラレル動作させ、
チャージ&リリースを安定化することで、
必要な大電流供給量を常に確保しています。
F-02においては、プリアンプからパワーアンプへの信号経路は最短で接続され、
バイポーラ・トランジスター・3パラレル・プッシュプルの
パワーアンプ回路は驚くほどシンプルです。
位相補償回路は最小の1ポール構成とし、最終段のコイルレス化も実現。
NFB(ネガティブフィードバック)は最小限にとどめ、音楽の躍動感を高めています。
ミニマルな回路フィロソフィーにより、音楽にとって最も大切でありながら、
失われやすいハーモニクス(倍音)をそのままに、表情豊かに描きます。
アンプは、発熱が大きく、内部温度の安定が非常に重要となります。
そのため、温度補償回路の位置や回路を最適化し、
アンプブロック全体の温度の安定化を実現しました。
これにより、電源投入後のアイドリング電流の安定が早まり、
アンプ素子を最も優れた特性で動作させることにつながるため、
高音質化に貢献しています。
音質の要となる基板のトラックには105μmの肉厚銅箔を採用。
ドライブステージにある8本のバスバーは、
1.0mmの肉厚な高純度OFC素材を贅沢に使用しました。
一次側から電源部、ドライブステージなど、
重要な配線はコネクターによる損失を無くすため、ボルト接続の極太ケーブルで接続。
そしてスピーカー出力部には機械接点を持たないMOS FETスイッチを採用。
内部インピーダンスを低減するため、細部に至るまで徹底した設計を実施しました。
その結果、口径の大きいウーハーも力強くグリップし、
低域の限界点まで楽々と到達する駆動力を得ています。
「マスターサウンドの再現」という唯一無二のデザイン・ゴールに向けて、
F-02のシャーシは、音質へ影響を及ぼすあらゆる振動を最適にコントロールします。
剛性と柔軟性のバランスを極限まで突き詰めた、
スポーツカーさながらのメカニカル・エンジニアリング。
一体型アンプでは異例の総質量32kgのヘビーコンストラクションが、
充実度と完成度の高さを物語ります。
剛性が必要なエンクロージャーはアルミニウムブロックを多用し、無共振化を徹底しました。
その一方で、開放感のあるサウンドのために、振動の開放が必要なトップパネルは、
セミフローティング構造を取り、ESOTERIC独自のスパイクと受皿を一体化した
特許取得アイソレーションフットもメカニカルストレスを軽減し、
音質を高める特殊構造を採用しています。
また、アンプブロックの大型ヒートシンクには、
フィンのピーク・レゾナンスを分散させ、
共鳴を抑える特殊なウェーブ形状を採用しました。
セパレートクラスの完成度を誇るFシリーズは、
インテグレーテッドアンプとしての枠にとらわれない様々なシステムアップが可能です。
2系統(XLR/ES-LINK Analog)のプリアウトにS-05パワーアンプを接続し、
内蔵パワーアンプを活かしたマルチアンプシステムが構築できます。
更なるプリアンプのクオリティーアップの為、
別売の外部強化電源を接続することも可能です。
また、オプションボードを追加できるスロットを1基搭載。
従来のFシリーズ用のオプションボード2機種
(DSD対応 D/Aコンバーター・ボード OP-DAC1、
ES-LINK Analog入力ボード OP-ESLA1 )を追加できます。
入力ごとにゲインを±18dBの範囲で調整可能(0.1dBステップ)
L/Rバランス調整(0.1dBステップ)
AVシステムとの共存に便利なAVスルー出力機能
ESOTERIC プレーヤーの操作も可能なアルミ製リモコン付属(RC-1339)
ディスプレイに表示するソース機器名をプログラム可能
ミュート機能、ディマー機能、ディスプレイの自動OFF設定
各種コントロール端子装備(RS-232C、トリガー入力/出力端子)
スピーカー出力
定格出力
120W + 120W(8Ω)
240W + 240W(4Ω)
スピーカー出力端子 1系統(L/R)
アナログ音声入力
ESL-A/XLR端子 3系統
RCA端子 3系統
PHONO端子 1系統(MC/MM切り替え)
アナログ音声出力
ESL-A端子 1系統
XLR端子 1系統
出力インピーダンス 100Ω
ヘッドホン出力
6.3mmステレオ標準ジャック 1系統
4ピンXLRジャック 1系統
実用最大出力
アンバランス出力 300mW + 300mW(32Ω負荷)
バランス出力 600mW + 600mW(32Ω負荷)
適合負荷インピーダンス
アンバランス出力 16〜600Ω
バランス出力 32〜600Ω
外部コントロール
RS-232C ×1
トリガー入力(TRIGGER IN) ×1(3.5mmモノラルミニジャック)
トリガー出力(TRIGGER OUT) ×1(3.5mmモノラルミニジャック)
ゲイン
プリアンプ部 最大18dB(選択可、ボリューム最大時)
パワーアンプ部 28.5dB
トーンコントロール
トレブル ±12dB(14kHz)
ミドル ±12dB(630Hz)
バス ±12dB(63Hz)
電源 AC 100V、50/60Hz
外形寸法(W×H×D) 445 × 191 × 471mm(突起部含む)
質量 32.4kg
付属品 電源コード×1、リモコン(RC-1339)×1、 リモコン用単3型乾電池×2
フェルト×4、 取扱説明書×1、 ご愛用者カード×1
Grandioso C1Xの設計思想で音質を更にアップグレードする
インテグレーテッドアンプF-01/F-02専用の
外部強化電源ユニット「PS-01F」
希望小売価格:495,000円 (税込)
インテグレーテッドアンプはプリアンプ段で入力を選択・音量調整して
後段のパワーアンプブロックへ信号を送り出し、スピーカーを駆動します。
F-01/F-02 のパワーアンプブロックでは
プリアンプの信号を約27倍ものレベルに増幅します。
オーディオシステムにおいて、
プリアンプの音色がシステムのクオリティーに大きな影響を持つのは、
この高い増幅率のためで、増幅前の信号クオリティーが
そのままスピーカーから出力される音のクオリティーに直結します。
プリアンプ部の電源を他の回路から独立させて相互干渉を防ぎ、
大容量化することでワンランク上のセパレートシステムに近づいた音質を
スピーカーに届けることが出来ます。
高い完成度を誇るF-01/F-02のプリアンプ回路
F-01/F-02のプリアンプ部は、大規模なフルバランス・デュアルモノ構成に加え、
Grandioso C1Xで開発された
「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載するなど、
ハイエンドアンプらしい入念な設計がなされています。
F-01/F-02のプリアンプ電源整流回路は、
主電源トランス(EIコア940VA)の巻き線からプリアンプ回路専用に分離され、
整流回路もロジックコントロール回路(制御回路)と
オーディオ回路を分離することでノイズの混入を防いでいます。
また、整流回路は大容量のGrandiosoカスタムコンデンサーを
パラレル構成で採用(4,700μF×4)。
複数のコンデンサーに対して、電流を時間差でチャージ/リリースできるため、
常に安定したピュアな電源をプリアンプに供給することができます。
PS-01Fは、
F-01/F-02のプリアンプ部オーディオ回路専用の外部強化電源ユニットです。
微細な信号を扱うプリアンプ部、大電流をスピーカーに送り出すパワーアンプ部は、
相互に影響を受けないことが重要です。
PS-01FをF-01/F-02に追加し、プリアンプの電源部がパワーアンプから明確に分離され、
大容量化することで、インテグレーテッドアンプのサウンドクオリティーを
より本格的なセパレート機と同等レベルに向上させることができます。
電源別筐体のセパレートプリアンプ、
Grandioso C1Xを彷彿とさせる優れた解像度、
抑揚感溢れるダイナミックな音楽表現をお楽しみください。
200VAの大型電源トランスを搭載。
電力消費の小さいプリアンプオーディオ回路に対して、
約10倍の容量を誇る大型トランスを採用することで、
動的な電流供給の変化に極めて追随性が高くなり、
抑揚感に溢れたダイナミックな音楽再生をお楽しみいただけます。
PS-01Fを接続することにより、
プリアンプ部の電源整流回路は合計18,800μFから27,200μF×2へと
大幅にスケールアップし、更に豊かでチャンネルセパレーションに優れた
サウンドを奏でることができます。
剛性の高い重量級肉厚アルミパネル・エンクロージャー、
スパイクと受皿が一体となったESOTERIC独自のピンポイントフット
(特許第4075477号、第3778108号)により、
音質に影響を与える振動を効果的に減衰します。
3点支持のフットは、試聴を重ね、音質が最適となるポジションに配置。
フット本体をボトムシャーシにねじ止めせず、
設置時にシャーシの自重で支えられる構造とすることで、
面積の広いボトムシャーシにフットをねじ止めした場合に生じる応力の集中を避け、
より開放的なサウンドを目指しました。
ボトムシャーシには、内部を構成する回路コンポーネントそれぞれに
最適な振動減衰特性効果が得られるよう、
レーザーによる精密なスロット加工を施しています。
トップパネルをネジで締め付けないセミフローティング構造にすることで、
伸びやかで開放感のあるサウンドを引き出します。
Grandioso T1のDC電源ユニットにも採用されている
信頼性の高い大型アルミダイキャストコネクターを採用し、
音質を吟味したDCケーブル(1.5m / 1本)を付属しています。
電源 AC 100V, 50/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 W146×H128×D353mm(突起部含む)
質量 7kg
付属品 電源コード×1 高音質DCケーブル×1 フェルト×3
取扱説明書 × 1 ご愛用者カード × 1
フルバランス・フォノアンプ ESOTERIC 「E-02」 希望小売価格: 715,000円(税込)
大切な一枚に静かに針をおろし、目を閉じる。
<フルバランス回路設計> ![]() 増幅する信号レベルが 非常に低いフォノアンプにおいては、 ノイズに強く、低インピーダンスで 力強く信号を伝送・増幅できる フルバランス回路は、 まさに理想の回路構成です。 E-02は、 トーンアームを接続する入力端子から、 MCヘッドアンプ、RIAAアンプ、 最終出力段のバッファーアンプに至るまでの 全段をフルバランス構成で設計。 MCカートリッジを使った 全段バランス伝送の ピュアな増幅システムが完成しました。 <ESOTERIC思想を貫くデュアルモノ設計> ![]() 電源トランス、電源回路、増幅回路など、 L/Rそれぞれに同一のものを 独立に搭載する デュアルモノ設計を徹底。 L/R 独立による優れた チャンネルセパレーションと、 豊かな物量が生み出す 余裕の電源供給能力が、 ゆるぎ無い高音質再生を支えます。 <ピュアな信号増幅にこだわった MCヘッドアンプ、RIAAアンプ> ![]() 微小信号の純度にこだわった MCヘッドアンプは フルバランスの新設計とし、 NF-CR型の フルバランスRIAAアンプは、 ±0.2dBという優れたRIAA特性と NF量の低減を両立。 高電圧駆動回路により、 余裕のあるヘッドルームを確保し、 ダイナミックな迫力から 繊細なニュアンスまで 音楽の表情を鮮明に再現します。 独自の電流伝送強化型出力バッファー回路、 ESOTERIC-HCLD ESOTERIC最高峰のプリアンプ、 Grandioso C1の技術を投入した 高音質バッファーアンプを搭載。 電流出力能力が高く、 スルーレートが2,000V/μsという 驚異的なハイスピードを誇る 高性能素子を採用。 このバッファー回路を チャンネルあたり2回路搭載し、 XLR出力の場合はディファレンシャル(差動)、 RCA出力の場合はパラレル(並列)で駆動。 瞬間的な 電流供給能力を最大に高め、 息を呑むほどのリアリティーで 音楽のダイナミズムを再現します。 ※HCLD=High Current Line Driver 電流伝送「ES-LINK Analog」に対応 通常の出力(XLR、RCA)のほか、 ESOTERIC 独自の伝送方式 「ES-LINK Analog」にも対応。 ハイスピードで強力な HCLD 回路の特性を生かした 電流伝送方式で、 対応機器のポテンシャルを最大限に発揮します。 XLRバランス入力を含む 3系統の入力切り換え ![]() 入力は XLR(MC専用)が1系統、 RCAが2系統の合計3系統を用意。 RCAも入力以降の全段が ノイズに強いバランス伝送です。 負荷インピーダンス、 フィルターのON/OFF などの各種設定は、 入力系統ごとに記憶することができ、 フロントパネルの大型ロータリースイッチで 瞬時に切り換えできます。 カートリッジの真価を最大限に引き出す 負荷インピーダンス切り換え機能 ![]() カートリッジの負荷インピーダンスを 9 段階 (MC: 10Ω、50Ω、100Ω、200Ω、300Ω、 500Ω、1kΩ、10kΩ、MM: 47kΩ)で 切り換えでき、 あらゆるカートリッジから 最適なパフォーマンスを引き出します。 各種コントロール機能 「DEMAG」スイッチON で レコードを約30 秒再生するだけで、 MC カートリッジや昇圧トランスの 磁化された鉄心を消磁し、 本来の音質を回復する 簡易消磁機能を搭載。 ![]() その他、 レコード盤の反りで発生する 低周波をカットする サブソニックフィルター(17Hz, -6dB/oct.)、 モノーラル盤の再生に便利な MONOスイッチ、 出力の切り換えスイッチ (XLR、RCA、ES-LINK Analog)を装備。 高剛性シャーシコンストラクション 増幅する信号レベルが 非常に低いフォノアンプは、 振動に対して大変デリケートです。 そのため、 シャーシコンストラクションも 特別に配慮し、 振動のコントロールを徹底しています。 ![]() 各コンポーネントの 配置にまで徹底してこだわり、 各基板を固定するボトムシャーシは、 スリット構造を採用し、 相互干渉を最小としています。 また、剛性の高い 重量級肉厚アルミニウムシャーシ、 ![]() ESOTERIC独自のピンポイントフット (特許第4075477号)により、 外部からの振動の影響を極小としています。 高品位パーツの採用 ![]() 特別仕様の カスタム電源コンデンサー、 削り出しの金メッキRCA端子をはじめ、 高音質な ハイグレードパーツを随所に採用し、 妥協の無い音質を追求。 ![]() また、 前面の2つの大型セレクターノブは、 VRDSドライブメカの機構を応用した 定評のボールベアリング方式。 芯ブレの全く無い、 滑らかな操作感です。 ![]() コストを惜しまず、 アルミニウム無垢材から 削り出しで製作しています。
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入力 | XLR端子 1系統 (MC専用) RCA端子 2系統 (MC/MM) 入力インピーダンス (設定つまみによる切替式) MC:10, 50, 100, 200, 300, 500, 1k, 10kΩ MM:47kΩ |
出力 (切換式) | XLR/ES-LINK Analog端子 1系統 RCA端子 1系統 出力インピーダンス XLR端子:20Ω RCA端子:23.5Ω |
オーディオ特性 | RIAA偏差(10〜20kHz) ±0.2dB 全高調波歪率 (1kHz、MM、定格出力時) 0.007% 定格出力レベル RCA出力端子:2Vrms XLR出力端子:4Vrms ゲイン RCA出力端子:MM 40dB、MC 66dB XLR出力端子:MM 46dB、MC 72dB 入力感度 (1kHz、定格出力時) MM 20mV、 MC 1mV 最大入力レベル(歪率0.1%) MM 100mV、 MC 4.8mV S/N比 (入力ショート、定格出力時) MM 100dB、 MC 80dB チャンネルセパレーション (10kHz) -96dB以上 サブソニックフィルター 17Hz -6dB/octave |
電源 | 100V AC 50-60Hz |
消費電力 | 23W |
外形寸法(W×H×D) | 445mm×131mm×377mm (突起部含む) |
質量 | 12.5kg |
※仕様及び外観は改善のため予告なく変更することがあります。
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