Accuphase

Digital Voicing Equalizer

「DG-78」

希望小売価格:1,078,000円(税込)

2026年 7月 発売予定

 

 

アキュフェーズのディジタル・ヴォイシング・イコライザーは、

一般的な『グラフィック・イコライザー』に

『自動音場補正機能』を加えた製品です。

 

一般的なグラフィック・イコライザーは測定機能がなく、

各周波数ポイントのレベルを増加/減少して手動調整します。

 

これに対しDG-78は、

ユーザーが希望する特性に自動調整することができます。

リスニングルームの音場特性を

ユーザーの意のままに自動測定・補正する画期的な製品です。

 

 

第6世代となる「DG-78」は、

飛躍的に性能を向上させるとともに、使い勝手についても進化を果たしました。

ディスプレイ・デザインは一新され、

スタイラスペンによる操作性も大幅に向上しています。

 

また、ディジタル信号処理部には、

最新の高速DSP(ディジタル信号処理 専用プロセッサー)を搭載して、

384kHzまでのあらゆる入力信号を、

ダウンサンプリングすることなくディジタル処理します。

 

さらに、HS-LINK Ver.2を含め、様々なディジタル入・出力端子と

アナログ入・出力端子を標準装備していますので、

多くの機器との接続が可能です。

 

加えて、最新のA/Dコンバーター、D/Aコンバーターを搭載していますので、

アナログ入出力 の性能・音質を格段に向上させています。

 

 

 

超高速DSPを搭載することで、

フィルタ精度を極限まで向上しました。

  

352.8kHz 32bit A/Dコンバーター

AKM製AK5578ENを4パラレル/chで使用

 

ESS製ES9028PROを8パラレル/ch MDS+で使用。

ANCC(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)回路搭載

 

アナログデバイセズ製DSP SHARC ADSP21565KSWZ10により

384kHzまでの入力信号をダウンサンプリングせずにネイティブ処理

 

マイクロフォン用A/Dコンバーターに

AKM製AK5357を使用

 

 DG-68と同じICを用いながら、

SN比を前モデルDG-68より約1dB向上

 

 

<DG-78 接続例>

 

プリアンプ/パワーアンプ間で、アナログ接続

 

プリメインアンプ(プリ部・パワー部の間)で、アナログ接続

(プリアウト端子とメイン・イン端子の間)

 

プリアンプやプリアンプの

RECORDER端子のREC/PLAY間で、アナログ接続

 

SACD/CDプレーヤーとアンプ間で、アナログ接続

(RCA、XLR端子)

 

SACD/CDプレーヤーとアンプ間で、デジタル接続

(同軸デジタル、光デジタル、HS-LINK)

 

SACD/CDトランスポートとDAC間で、デジタル接続

 

マルチアンプ・システムとの接続

(プリアンプのアナログ出力をDG-78でディジタル信号に変換し音場補正した後、
ディジタル信号のままチャンネル・ディバイダーへ入力し帯域分割します。)

 

 

 

ヴォイシング:VOICING=音場補正機能

 

音場を補正するには、音場測定器によって音場を厳密に測定し、

その結果を基に、理想音場を目標とした正確な調整が必要になります。

DG-78は、測定と調整の機能を持っているため、

正確な音場補正を容易に行うことができます。

 

内蔵の信号発生器からワーブル・トーンを発生させ、

音場空間を通過した信号を付属のマイクロフォンでピックアップして音場を計測します。

人間の話し声や騒音などの雑音を

自動的に排除しながら計測しますので、

精度の高い補正が可能です。

 

簡単な操作での自動測定・補正を可能にした

オート・ヴォイシング・コースと、

 

好みの音を求めて徹底的に音場補正を追求できる

マニュアル・ヴォイシング・コースを用意

 

オート・ヴォイシング・コースに

2つ(SMOOTH/FLAT)の目標特性を用意

 

SMOOTH

(スピーカーと部屋の特性を活かした調整)

 

FLAT

フラットな特性になるよう調整)

 

 

オート/マニュアル・ヴォイシングとも、

マニュアル・ヴォイシング画面のRESULT部で

測定・補正結果を確認できます。

 

L/R/L−Rチャンネルそれぞれ補正前と補正後の特性を表示させ

比較・確認することができます。

 

 

ヴォイシング終了後、

イコライザー画面に戻り実際に音を聴いて、

ヴォイシング効果を確認します。

イコライザー画面のカーブは、EQボタンでON/OFFして効果を確認し、

VCボタンをON/OFFすれば、ヴォイシングの効果を確認できます。

 

 

補正前・後のカーブを画面に表示して確認するか、

実際に音を出して確認した後、ヴォイシング画面に戻り、

希望の音に近づくまで何回でも再補正することができます。

 

 

スピーカー単体の測定も可能です。

スピーカー単体の特性を測定するには、

マイクロフォンをスピーカー直前(0.5〜1m)に設置して

通常のヴォイシングを行います。

 

測定したカーブは、RESULT画面の補正前特性として表示されます。

スピーカー単体の特性は、マルチアンプ・システムで

各帯域のレベル調整の確認をしたい時などで有効に活用できます。

 

 

 

イコライザー:EQUALIZER=音場創成機能

 

ユーザーが希望する音場を創成するときに、

測定器を使用しないで、

聞く人の感性で思い通りの周波数特性を創り出すことができます。

 

また、音場補正(ヴォイシング)後のカーブを表示させて

それを参考に特性を変更することもできます。

 

 

マニュアルでの目標特性用に、

計4種類の標準カーブを内蔵しています。

2kHz以上をなだらかに下降(−1dB/−2dB/−3dB/octave、フラット)

 

 

DG-78のイコライザー描画方法は、

付属のスタイラスペンによって画面を直接なぞる、

またはカーソル・キーにより希望のカーブを描きます。

 

イコライザーは

アナライザーやヴォイシング後の周波数特性を同時に表示します。

これにより特性を把握しながら的確なイコライジングが可能です。

 

EQ+VC

(ヴォイシング後の周波数特性を同時に表示しながらイコライザーの調整が可能)

 

EQ+ANA

(アナライザーを同時に表示しながら イコライザーの調整が可能)

 

 

 

スペクトラム・アナライザー:ANALYZER(周波数分析)

 

入力された音楽信号の周波数成分を

スペクトラム・アナライザー(1/3オクターブ、35バンド・リアルタイム方式)で

観測することが出来ます。

 

この機能は調整機能と全く独立していますから、

現状の音楽信号がどの様な周波数成分なのかを

リアルタイムで分析することが出来ます。

 

観測したいチャンネルを

L(白)&R(赤)/L(白)/R(赤)と切り替えて表示できます。

 

 

表示には、斜めからでも見え易く色鮮やかな

広視野角IPS液晶の7インチ・ワイド・カラーディスプレイを搭載し、

多くの情報をより簡潔に表示することによって、

見やすい画面構成を実現しました。

 

 

DG-78では、スタイラスペンによる描画方式

およびカーソル・キーによる入力方式を採用しました。

 

希望の周波数特性を入力するターゲット:TARGET(目標カーブ:音場補正)や

イコライザー(音場創成)画面では、

スタイラスペンによって周波数カーブをなぞるだけで、

希望の特性を入力することができます。

 

また、従来モデルでは

感圧式タッチパネルと

先端が硬質なスタイラスペンの組み合わせでしたが、

 

DG-78ではスマートフォンにも採用されている

静電容量式タッチパネルと

先端が柔らかい導電繊維のスタイラスペンを採用していますので、

より快適なタッチやドラッグが可能になりました。

さらにカーソル・キーにより、ワンポイントごとの入力も可能です。

 

 

スムーズ・ヴォイシングでは、

スピーカーが持つ再生限界周波数を自動で認識し、

補正効果の少ない重低域に対しては過度な補正を行わないようにします。

 

これにより、スピーカーにかかる不要な負担を減らすことができ、

歪感のないエネルギッシュな低音再生が可能です。

 

 

 

『目標特性、補正前・後の周波数特性、イコライザー・カーブ』などを

一つにまとめて、30個のメモリーにデータを保存(SAVE)することができます。

 

新たに、メモリーを一つずつ消去(ERASE)する機能を搭載、

データの消去が簡単にできるようになりました。

 

保存したデータはUSBメモリーにバックアップ可能ですので、

他のDG-78へ設定を移すことができます。

メモリー番号にはタイトルをつけることができますので、

データの整理などに最適です。

 

また、これらメモリーの内容を他のメモリー番号にコピーしたり、

呼び出し(RECALL)したりすることで、音楽を楽しむことができます。

 

 

周波数特性を管理した

専用の音場測定用マイクロフォンAM-68を付属しました。

このマイクロフォンは、振動板が非常に薄く小さいために

広帯域で平坦なレスポンスを実現し、

音場を正確に測定することが出来ます。

 

 

 

バランス/ライン2系統のアナログ入・出力端子を装備しています。

アナログ接続は、プリアンプとパワーアンプ間、

またはプリアンプやプリメイン・アンプのREC/PLAY端子間などに

接続して音場補正します。

 

 

HS-LINK、同軸、オプティカルの

ディジタル入・出力端子3系統を標準装備しています。

 

HS-LINK Ver.2に対応しているDP-1000とDC-1000の間に挿入すれば、

HS-LINK内のマスタークロックとデータを分けたまま音場補正が可能となります。

HS-LINK Ver.2(最大 PCM384kHz、32bit、DSD 5.6MHz 対応)

 

 

音楽再生に不要でウーファーに悪影響を及ぼす可能性のある

超低域をカットする

サブソニック・フィルター (−18dB/octave, 20Hz)を搭載しています。

 

 

アナログ入力回路は、

旭化成エレクトロニクス株式会社製の

高性能A/DコンバーターAK5578ENを採用しました。

 

このA/Dコンバーターの持つ8チャンネル差動入力を

左右4回路ずつまとめて並列駆動することで、

更なる低雑音と低ひずみ率を達成しました。

 

またサンプリング周波数は

最大 352.8kHzとし、32bitの信号出力をDSPに伝送して

十分な周波数レンジとダイナミックレンジを獲得しています。

 

入力された音楽信号は余すことなくディジタル信号に変換され、

高度な信号処理を経て出力されます。

 

 

D/Aコンバーターに驚異的な性能・音質を誇る

『MDS++方式D/Aコンバーター』を搭載しました。

 

MDS++方式は、刄ー(デルタ・シグマ)型D/Aコンバーターを

複数個並列接続することで、

大幅な性能改善を図った画期的なコンバーターです。

 

本機では、8回路の高性能『ハイパーストリーム™DAC』

(ES9028PRO:ESS テクノロジー社製)を並列動作させていますので、

コンバーター 1回路の場合に比較し、

ひずみ率、雑音特性、直線性など全体の性能は約2.8倍に向上します。

 

 

D/Aコンバーターを8回路並列に動作させると、

大量の電流が出力されます。

この大電流を一度に加算するとI-V変換アンプに熱が集中し、

回路の動作が不安定になってしまいます。

 

そこで本機の『8MDS++ 方式D/Aコンバーター』では、

D/Aコンバーターが出力する8並列の電流信号を、

最初に4本ずつ電流加算して2並列の電流信号に変換します。

 

次に、2並列化されたI-V変換アンプで、

2並列の電流信号を2並列の電圧信号に変換します。

最後に、2並列の電圧信号を1本の電圧信号へと電圧加算します。

 

このように本機の『MDS++方式』では、

I-V変換アンプを挟んで電流加算と電圧加算を巧みに組み合わせることで、

大電流加算によるI-V変換アンプへの熱の集中を避け、

負荷を軽減し、安定度を高めています。

 

さらなる性能向上を目指し、 I-V変換経路には、

主アンプの雑音と歪みを、副アンプで打ち消し

性能を向上させる独自技術

ANCC(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)を搭載、

 

高い精度でD/A変換が行われ、

より緻密な音楽描写が可能になります。

 

 

 

D/Aコンバーター出力の高周波領域には、

必ずイメージ・ノイズが発生します。

 

本機のような広帯域システムでも、

超高域のイメージ・ノイズは除去しなければなりません。

 そのために、アナログ・フィルターが必要になります。

 

本機のフィルター回路は、

通過域の周波数特性が極めてフラットな

5次バターワース型アナログ・フィルターを搭載、

ライン/バランス回路の動作時の干渉を防ぐため

出力系統ごとに独立した構成の、

理想的な LPF(Low Pass Filter)を採用しました。

 

 

 

正面パネルはアキュフェーズの伝統である

シャンパン・ゴールドのパネル・フェイスを基調とし、

サイド・パネルには上品な自然木本木目仕上げを施すことで、

優美な雰囲気を醸し出し、

リスニングルームの雰囲気を一段と引き立てます。

 

トップ・プレートには、

厚手のアルミ材にダークブラウンの染色と

優美なヘアライン仕上げを施しました。

 

ヘアライン仕上げは

無数の微細な平行線を金属に施す表面仕上げです。

 

 

 

アナログ入出力 :LINE, BALANCED 各1系統

ディジタル入出力 :HS-LINK, COAXIAL, OPTICAL 各1系統

 

入力サンプリング周波数:

HS-LINK Version1:192k/24bit, 2.822MHz/1bit

HS-LINK Version2: 384kHz/32bit, 5.6448MHz/1bit

Coaxial: 192kHz/24bit

Optical: 96kHz/24bit

 

ヴォイシング
1 /6オクターブ、67 バンド IIRフィルター方式
調整範囲:±12dB

 

イコライザー
1 /6オクターブ、80バンド IIRフィルター方式
調整範囲:±12dB

 

スペクトラム・アナライザー
1 /3オクターブ、35 バンド・リアルタイム方式

(6レンジ切替方式)
表示レベル
+18dB 〜 −90dB
+18dB 〜 −18dB
0dB 〜 − 36dB
−18dB 〜 − 54dB
−36dB 〜 − 72dB
−54dB 〜 −90dB

 

周波数特性 0.5〜50000Hz  +0  −3 .0dB

 

全高調波ひずみ率+雑音(アナログ入力→アナログ出力)
0.0007%(20〜20000Hz間)

A/Dコンバーター  方式 4MDS
サンプリング周波数 44.1kHz、88.2kHz、176.4kHz、352.8kHz
bit数 32bit

 

D/Aコンバーター  方式 8MDS++
サンプリング周波数 32kHz〜384kHz
bit数 32bit

 

消費電力 29W

最大外形寸法:幅465×高さ161×奥行397mm

質量:15.0kg